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2001/06/04の日記 晴れ 高松市中心部(南新町)→86番志度寺(香川県大川郡志度町)

2001/06/04の日記 晴れ 高松市中心部(南新町)→86番志度寺(香川県大川郡志度町)

「タヌキとポコ」84番屋島寺には、タヌキを祀った蓑山大明神がある。大きな夫婦のタヌキにポコ、びっくり。

「アスカにほれられるポコ」 85番八栗寺へ行く途中の民家で、ゴールデンリトリバーのアスカくん(オス)に追いまわされるポコ。アスカくんのガールフレンドはポコにヤキモチを焼いていた。

「93歳の元チャリダー」明治41年生まれのおじいさん。60年以上も前に自転車で日本各地を旅して回ったらしい。おかげで93歳の今も足腰は丈夫だとか。我々もあやかるべく一緒に記念撮影

■ 歩き遍路のご利益に期待?
高松市内から屋島寺は約6km。市街地をずっと通って行くのだが、市内中心部へ向かう車で大渋滞している。自転車で駅へ急ぐ会社員や学生たちとは反対方向に私たち遍路は歩いて行く。俗世を後目に、無我の境地へと向かっているような感じだ。それにしても、なかなか賑やかな町並みが終わらない。高松ってこんなに大きな町だったのか。
途中、川沿いのベンチで休憩していたら、近くの会社の人が「お接待でコーヒーかお茶をお出しします」と声をかけてくれたのでありがたくいただく。冷たいアイスコーヒーを持ってきたくれたのは坊主頭の30~40代の男性で、去年の9月に思い立って6日間で車で八十八個所を回ってきた話をしてくれた。「八十八個所を回ったことが人生の転機でしたよ。いろんなことがうまい方向に向かって進んでいくのです。あなたたちは歩いているのだから、もっと大きなご利益があると思いますよ」とのこと。昨日一宮寺で会った86歳のおばあさんも、「遍路をし終えたら、きっと不思議なことがありますよ。願ったことが必ず叶うんですよ」などと言っていた。ちなみにこのおばあさん、「年金をいっぱいもらっているから、そのお返しのつもりで、西国三十三個所巡りのときには7万円づつ入れてきた」と言う。ゲゲッツ! ということは7万×33=231万円! そんなに入れたらご利益も多いに違いない。私のほうは、納経代に300円も払っているのだから、と最近は賽銭を入れない。これじゃご利益は期待できないか?
■ 八栗寺のお接待
屋島寺に続き、八栗寺も山の上にあるお寺で、普通の人はケーブルカーで行くが、遍路道は急な坂道を登る。どちらも高松市街から近いが、山の上にあるため静かで落ちつける。屋島寺は源平合戦の舞台で、四国村など観光名所もあるので一般観光客も多いようだが、平日の境内はわりに落ちついた雰囲気。源平合戦の遺物を展示する近代的な宝物館と、古い造りの本堂が並ぶ。また大きなタヌキの夫婦の像もあった。なんでも弘法大師を道案内した日本三名タヌキらしい。
一方、八栗寺はより静かな雰囲気。急峻な山が寺の背後に迫って迫力の景観だ。今日も暑いので、ここで昼休みがてらのんびりしていると、納経所の人が日本酒のワンカップ2つとつまみをお接待してくれた。最近歩きの人が少ないせいか、お寺の人が声をかけてくれたりして、親切にしてくれることが多い。さすがに境内で飲むのは気がひけたので持ちかえったけれど、お寺でお酒が出てきたのは初めて。
■ 元祖旅人のおじいさん
八栗寺から山を下りたところで、一輪車を押していたおじいさんと会う。「わしも、昔は自転車であちこちいってなあ。もう60年以上も昔だけどなあ」と旅の話をしてくれた。なんと戦前に、当時の自転車で日本全国あちこち旅して回ったらしい。「戦争がなければ朝鮮へも行っとったけどな」。
カソリさんもびっくりの元祖・旅人。自転車で鍛えたおかげで、93歳になった今でも足腰は丈夫で元気いっぱい。カソリさんの40年後でしょうか?
■ 大阪のカリスマ坊主美容師
93歳のおじいさんに会ったと同時に、高知県南国市に住む山地さんが再びやってきてくれた。昨日北条YHの坂田さんと広島に行った帰りだそうだ。今日の宿泊予定地、志度寺まで荷物を運んでもらう。冷たいビールを用意してくれていたので感謝。山地さんは明日仕事があるので夜は戻らなければならないのであまり飲めなかったが、やはり、志度寺に泊まるという歩き遍路の人がいたので、誘って一緒に酒を飲む。彼は大阪出身の美容師さんで22歳。姪が重病にかかったこともあって東京での仕事を引き払って今回の旅へ。姪ごさんは無事に手術も成功し、回復に向かっているとかで、よかった、よかった。でも、「美容師だと髪を伸ばさないといけなくて、そうなると逆に切りたくなるんです」ということで頭はツルツルの丸坊主。明日で満願(88個所目終了)できるとのことで、所要30日間。一方、ポコファミリーは51日目の夜でした。


<メモ>
●コース:高松市中心部(南新町)→86番志度寺(香川県大川郡志度町)
●歩行距離:22km
●今日の札所:
84番屋島寺(香川県高松市屋島東町 N34°21’15” E134°06’14”)→源平合戦ゆかりの地、屋島にあって周辺は観光施設も多い。境内に源平合戦の遺物を展示(有料)。弘法大師を案内したという、日本三名タヌキを祀った「蓑山大明神」もある。
85番八栗寺(香川県木田郡牟礼町 N34°21’23” E134°08’31”)→急峻な五剣山の懐に建つ山岳寺院。ケーブルカーもある。重厚な萱葺き屋根の歓喜天もあり、商売繁盛の神様らしい。
●宿泊地:86番志度寺の駐車場C(香川県大川郡志度町 N34°19’16” E134°10’58”)→トイレ(NOT水洗)、水場は境内のものを利用できる。

 

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