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2001/05/31の日記 曇りのち小雨のち晴れ 69番観音寺(香川県観音寺市)→75番善通寺(香川県善通寺市)

2001/05/31の日記 曇りのち小雨のち晴れ 69番観音寺(香川県観音寺市)→75番善通寺(香川県善通寺市)

「子犬のシンちゃんとポコ」曼陀羅寺門前のうどんやで接待の修行をしている京都のお坊さんの飼い犬、シンちゃんがポコをお母さんと間違えてもぐりこむ。ポコ、びっくり。

「弥谷寺の磨崖仏」弥谷寺は崖を利用して造られ、深山の趣。岩壁には磨崖仏が彫られている。

弥谷寺近くにあるうどん屋「かつや」のてんぷらうどん大盛り500円。手打ち麺でシコシコと腰が強い。さすが讃岐うどん、なのだ

■ ああ、般若心経
観音寺には朝4時くらいから参拝する人がやってきた。まだ暗いうちから熱心に般若心経を唱えている。低い、独特の節回しの般若心経が夢の中にまでこだまする。私たちは熱心な仏教徒でもないけれど、こうしてお寺回りをしていると、なにやら信心深くなる気がする。それに、さすがに70番の札所あたりまでくると、100回以上も唱えているわけなので(一つの寺で、本堂と太子堂の2個所でお経をあげる)、最近はさすがに私も覚えてしまった。般若心経も、人によっていろいろ節が違い、やたら早口の人もいれば、本物のお坊さんなどはゆっくり流れるように唱えている。また、独特のリズムで歌うように読みあげるグループもいる。真言宗でも宗派によって違うのだろうか?
■ 弥谷寺と讃岐うどん
70番本山寺から71番弥谷寺へ。ここは岩壁に張りつくように建てられた寺で、長い石段を延々と登った先に本堂があり、その下の岩に磨崖仏があったり、太子堂の中に弘法大師ゆかりの岩屋が残されていたり、と興味深いお寺。愛媛の岩屋寺に似ている。
ところで、この寺の近くに「喝屋」という、うまいうどん屋を発見した。香川県に入ってから初めての讃岐うどんだったので期待していたが、手打ちのシコシコ麺はやっぱりうまい。しかも安い! 天ぷらうどんが450円! 店内にはセルフサービスのおでん、おにぎり、いなり寿司などもある。うまくて安いとあって、地元客でいっぱいだった。
■ 托鉢について
ときどき托鉢をしている白須さんによると、お寺で托鉢をするときは、ちゃんと納経所で断って許可をもらってからするそうだ。本当のお坊さんの場合は托鉢の許可証を持っているので堂々とできる。ところが、中にはちゃんとお遍路として寺を回っているわけでもないのに、遍路姿でお寺で托鉢すれば身入りがいいし格好もつくということで、やっている輩もいるので、お寺のほうもちゃんと各札所で納経をしているか、などをチェックしたり外見で判断して許可したりするようだ。白須さんの場合はきちんと寺を回って納経もしているし、般若心経を唱えているし、身なりもちゃんとしたお遍路風なので、お布施を渡すほうも、敬虔な気持ちになる。逆にただ物乞い風に座っているだけの人もいて、そんな人を見かけるとなんだか目をそむけたくなる。
■ 曼陀羅寺に歩き遍路が集合
72番、曼陀羅寺へ行くと、入口にうどん屋があり、歩き遍路の人に接待をしていた。納経時間が迫っていたので寺へ急ぐが、境内には歩き遍路が3人ほど集まっていた。1人はお坊さん、1人は野宿派の若者で、もう1人はやっぱりテント野宿組のアウトドア派おじさん。中高年の野宿派ではこれまで見なかったタイプだ。みんなで話をしていたところに、うどん屋に居た坊主頭の人がやってきた。犬と一緒に八十八ケ所を回りたい、と言う。なんでも5日前に子犬を拾ったそうで、いろいろ犬の飼い方などを教えてあげた。この人は、柳井さんという京都のお寺のお坊さんで、うどん屋に接待のための修行に来ているらしい。7月からは托鉢修行の旅にでる予定。去年の夏に、一度歩き遍路をしたので、今はそのお返しのつもりで接待をしているところだとか。善通寺に着いたところで、柳井さんが迎えに着てくれて夕食の買い出しをした。そのあと愛犬「シンちゃん」とともにもう一度やってきた。シンちゃんは捨て犬で、溝に落ちていたところを助けられた。生後1ケ月くらいか? 丸々太ってかわいい。この辺の寺にはずいぶん犬や猫が捨てられるらしいが、そのうち何割が生きていけるのだろう。
人間って勝手すぎる。


<メモ>
●コース:69番観音寺(香川県観音寺市)→75番善通寺(香川県善通寺市)
●歩行距離:20km
●今日の札所:
70番本山寺(香川県三豊郡豊中町 N34°08’11” E133°41’47”)→四国で3ケ所しかないという、木造の五重塔がある。
71番弥谷寺(香川県見三豊郡三野町 N34°13’36” E133°43’38”)→山の中腹の断崖に建つ寺で、参道が長く急な石段で、本堂は一番上。磨崖仏や岩屋など見どころが多い。
72番曼陀羅寺(香川県善通寺市 N34°13’12” E133°45’11”)→弘法大師が唐の青龍寺を模して造ったといわれる。本堂に曼陀羅を安置。
73番出釈迦寺(香川県善通寺市 N34°12’57” E133°45’10”)→境内こぢんまりとしているが、捨て身ケ嶽禅定の入口でもある。納経所で歩き遍路には150円返してくれる。
●宿泊地:善通寺の山門前C(N34°13’18” E133°46’32”)→駐車場からすぐ。トイレ、水は駐車場前の公園のものを使用できる。

 

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