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2001/05/21の日記 曇り 愛媛県上浮穴郡久万町→石手寺(愛媛県松山市)

2001/05/21の日記 曇り 愛媛県上浮穴郡久万町→石手寺(愛媛県松山市)

「お友達になって」50番繁多寺では犬を3匹飼っていて、そのうちの一匹、パル(13歳、メス)が山門にいたが、ポコと遊んでくれなかった

「お寺で宴会」松山・石手寺の歩き遍路のための宿泊施設にて

「仏様の足跡だ!」浄瑠璃寺の境内にあり、これを素足で踏むと健脚になれる?

■ 三坂峠を越えて松山市へ
久万高原から松山へは三坂峠を抜けていく。標高700mの峠にはドライブインがあったけれど、朝早いせいかしまっているし、なんだかさびれている。でも、ここから松山市街を一望できてなかなかいい夜景スポットでもあるようだ。今日は松山市中心部の石手寺まであと20kmほど行くのだけど、あんなところまで、本当に歩いて行けるのだろうか? 目的地ははるか彼方のように思える。
さて、峠からは山道の遍路道もあるけれど、カートを引いている私たちは仕方なくクネクネした車道の峠道を下る。歩道はないし距離も長いし、ポコもつらいし私達もつらいし、何しろたいくつだ。もっと身軽になって山道を歩いたほうが楽しいのになあ。やっぱりカートを辞めようか、という話になった。この先は町も多いし、自炊を辞めればかなり荷物は減るので、松山あたりで余分なものは送り返そう。
■ 歩き遍路にやさしい浄瑠璃寺
峠を降りきってミカン畑を抜けたところにやっと46番浄瑠璃寺がある。久万高原から一気に下ったので暖かく感じる。そのうちポツポツと雨が降りだしたが、大した降り方ではないし、かえって涼しくて歩きやすい。ところで、この浄瑠璃寺はすばらしい。仏様の足を彫った「仏足石」や大きなモミの木の根元に「モミ大師」など、変わったものが境内にあるだけでなく、歩き遍路に対してとても親切なのだ。なんと納経所の若いお坊さんが歩きで来る人に「わらじ代です」と200円くれる。ポコの話などもこんなお寺は今までなかった。さらに住職の奥さんらしき人が「今朝の法事の余りものだけど」とバナナとゆで卵までくれた。ポコもこのお寺では短時間なのに1500円も托鉢できたし縁起のいいところだった。
■ 石手寺の一夜
今日の目的地、石手寺は松山市の中心部にあり、道後温泉へも近いため、遍路さんだけじゃなく、普通の観光客もたくさん参拝にやってくる。入口から山門までの間には両側に露店も並び、とっても賑やか。今までのお寺の中とはちょっと雰囲気が違う。境内にはノラ猫もいっぱいいるし、ノラ犬だか放し飼いだかわからないが、犬も数匹ウロウロしている。なんだかアジアのどこかみたい。
ここには、なんと歩き遍路のために無料の宿泊所が用意されている。広い境内にある古い講堂の2階がそれで、ポコも入口の廊下にもらえることになった。折しも雨も降ってきて、改めて屋根の下で泊まれるありがたさを感じる。
落ちついたところで、近くに住んでいる大学時代の友人、井上君を呼び出しお接待を強要。律儀な公務員の井上くんはビールやら焼酎やら、夕食用のお弁当やらを買いこんでやってきてくれた。その後、他の宿泊者やお寺の人も巻き込んで酒盛りとなり、12時近くまで続いた。
それにしても、今や2児の父親で、さらに週末はミカン農園をしている明海町の実家の手伝い、と遊ぶ間もない井上君と比べて、自分のしたいことを優先している私。昔は一緒に登山をしたりして遊んだ仲間なのに、20年も経つとみんなそれぞれの人生を歩んでいる。なんだか、私だけあのころのままのようで、申し訳ない。


<メモ>
●コース:愛媛県上浮穴郡久万町→石手寺(愛媛県松山市)
●歩行距離:28km
●今日の札所:
46番浄瑠璃寺(愛媛県松山市浄瑠璃町 N33°45’01” E132°49’18”):亜熱帯の樹木が生い茂る境内に「仏足石」「説法石」などご利益のある石が点在する。
47番八坂寺(愛媛県松山市浄瑠璃町 N33°45’04” E132°49’13”):浄瑠璃寺から1km弱。静かな住宅地にあるこじんまりした寺。建物は新しいがやや味気ない感じ。
48番西林寺(愛媛県松山市高井町 N33°47’24” E132°48’59”):名水百選の「杖の淵」の近くにあり、田園風景の中。太鼓橋を渡っていく。
49番浄土寺(愛媛県松山市鷹子 NE計測忘れ):仁王門にたくさんの草鞋が奉納されている。唐様式の本堂が美しい。
50番繁多寺(愛媛県松山市畑寺町 N33°49’29” E132°48’26”):丘陵地にあり、境内から市街を展望できる。3匹の犬が境内に居て参拝者を出迎えてくれる。住職さんはとても穏やかな感じで、商売気はなし。
51番石手寺(愛媛県松山市石手 N33°50’37” E132°47’58”):松山市の中心部にあり、大きな境内を持ち、仁王門、本堂、三重塔、鐘楼堂などは国の重要文化財。観光客も多くていつも賑やか。
●宿泊地:石手寺(愛媛県松山市 N33°50’37” E132°47’58”)A→大きな講堂の2階にある広い畳敷きの部屋に雑魚寝。蒲団あり。利用の場合は納経所に申し出ること。原則的に歩き遍

 

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