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2001/04/25の日記 雨のち曇り 徳島県海部町→高知県室戸市佐喜浜町

2001/04/25の日記 雨のち曇り 徳島県海部町→高知県室戸市佐喜浜町

ヤッタ、ヤッタゾ! 高知県に入った!

東洋大師の通夜堂の前で先達の神戸のおじさんと

高知のおじさんから「ご接待」された150円入りアメ

■ ようやく高知県へ!
快適なキャンプサイトでの朝は雨だった。でも大きな屋根付き炊事場のおかげで助かった。出発準備をしていると、上にある「遊遊NASA」という豪華ホテルから遍路バスが下りてきた。私たちも雨の中、出発する。
ひたすら雨の国道歩きを続け、ポコの苦手なトンネルを越えると、ようやく高知県に入った。雨も上がったところで、一休みしていると1台の車が止まり、紺色の遍路服の男の人が降りてきて「ご接待です」と言って、小袋に入ったアメをくれた。中をよく見ると納札と150円も入っている。なんで150円なんだろう? と不思議に思ったが、あとで他の人に聞いた話だと、缶ジュース代とのこと。何でもあの人は高知の人で、お遍路さんではないけれど、歩き遍路の人にああやって、「ご接待」をして回ってるらしい。そんな人もいる一方、挨拶しても無視する地元の人もいる。
■ 番外札所めぐりの遍路さん
高知県東洋町には、番外札所の東洋大師がある。休憩がてら寄ってみると、今日、ここの通夜堂で泊まる、というおじさんがいた。通夜堂というのは、歩き遍路のための無料の簡易宿泊所で、狭い境内に3人ほど泊まれそうな畳敷きの小屋があった。そのうえ、無料のタオルや靴下、下着なども用意されていてびっくりした。商売優先の札所も多いのに、番外札所の心遣いがうれしい。先客の神戸から来たというおじさんは、車で2度ほど巡礼し、歩きは初めてで47日間で回ったあと、今度は番外を歩いているのだとか。「田舎でモノ買ったらあきまへん。高い。ローソンがええ」「マムシには注意せんと」「都会の公園はややこしい人が来るさかい、泊まったらあきまへん」「ご接待は断ったらあきまへん。もらえるもんはもろうとかんと」などと私たちにいろいろ教えてくれた。お接待を受けたら、なるべく住所を聞いてお礼の手紙を出す、という律儀なおじさんだった。
■ 佐喜浜で再び、ポコお接待
国道のアスファルト歩きと荷物の重さで、午後になると我々の足取りは重くなる。今日は特に疲れてしまい、佐喜浜の町に着いたときはクタクタになる。私たちの限界は1日30kmのようだ。ポコも疲れたようで、私たちがスーパーで買いだしをしている間、道路の真中でぐったり寝ていた。それを見ていた地元のおばさんが、死んでるのかと思った、とびっくりしたらしい。それで「パンでも買うてあげよう」とポコにおいしそうなパンを3つも買ってくれたのだけど、ポコ、食欲なし。普段も少食だけど、運動量が多いので食べてくれないと心配なのでえ、仕方なくポコの大好物の肉を買ってあげると、ようやく食べる。人間様より食費がかかってるかも。何でも贅沢いわずに食べてくれるといいのに。
今夜の宿は佐喜浜港のはずれ。いいキャンプ地が見つからず、水もなくトイレもない場所だったけど、もう動けない。足の裏がジンジン痛んで辛かった。でも、明日は室戸岬だ!


<メモ>
●コース:徳島県海部町→高知県室戸市佐喜浜町
●歩行距離:30km
●今日の札所:東洋大師(高知県東洋町)
●宿泊地:佐喜浜港のはずれC(トイレなし、水なし。屋根あり。 N33°23’18″ E134°12’51″)

 

 

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