ザーギアの町を出発。ついに、ジャンパーの下にフリースを着こむことになりました。寒いです。ベトナム南部でこうなるとは予想していませんでした。
排気ガスで空気が霞んでいたホーチミンとは大違い。済んだ快晴の中、高原の一本道を走って行きます。交通量も少なく、舗装路が続きます。やっとツーリングらしくなってきました。
まっすぐな道もいいけれど、ワインディングロードもいいね!といっても車体を倒すほどではなく、スピードはせいぜい50~60キロくらいでのんびり走ってますけど。
のんびりと、こんな景色をよそ見しながらトコトコ走ります。
失礼、大地に放尿中です。いろんな意味でたまらん。
ベトナムの犬にカメラを向けると、まず、第一反応は逃げるか吠えるかが多いのですが、この犬はタイの犬のようにマイペースで動じません。性格もあるのでしょうが、相当可愛がられて人間を信用しきっているのでしょう。
カラフルな洗濯ものが風にはためいている家がありました。昨日まで天気良くなかったから、洗濯日和なんだなぁ。庭にはコーヒー豆?を広げて乾かしています、なんか、いい感じだなぁ。
明日はクリスマスイヴ、街道沿いのあちこちに大きなクリスマスのデコレーションが飾ってありました。どれも手作りで、手が込んでいます。この辺りの高原地帯は少数民族のエデ族の土地ですが、クリスチャンが多いのでしょうか。
ガソリンスタンドに居た猫。名前はメウル・オス・3か月。
昼食はイートゥリンという町の食堂に入りました。この後向かうドライサップの滝への分岐点となる町です。
ドライサップの滝は、雨季に見れば水量も多くもっと見応えがあったのでしょうが、乾季のこの時期はイマイチでした。
滝はイマイチでしたが、エデ族の伝統民家である高床式の長屋が見れたのは良かったです。残念なことに、ベトナム南部の少数民族は普段は民族衣装を着ていないそうです。カンボジアもそうでした。ラオス北部にはきれいな民族衣装を着て生活している人がいたので、ベトナムも北部へ行けばそんな人たちに出会えるかな?と期待しています。
宿にチェックインした後、夕食がてら町をぶらぶら歩いて見ます。町の一等地に構えるフルーツ屋さん、路上で売ってるのと違って立派なフルーツがズラリと並んでいます。高いんだろうな。
高原で寒いのであったかいものが食べたいなと、ヌードルスープの屋台を探して歩きました。黄色の麺を置いてある屋台があったので注文して食べてみると、ど真ん中の大当たり!激ウマのチャーシューワンタンメンの屋台でした。メニューは1品だけ、チャーシューワンタンメンだけしかありません。そのこだわりがまたステキじゃありませんか!極上の1杯は30000ドン(150円)とベトナムの屋台ではちょっと高めの値段ですが、お客さんはたくさん入ってました。まさか、ベトナムでこんなに美味いチャーシューワンタンメンに出会えるとは思ってなかったです。感覚が繊細で工夫と努力を惜しまない、ベトナムに対してそんな印象をもち始めています。この国はまだまだ発展し続けるに違いない、そんなことを考えながら、1杯のチャーシューワンタンメンを頂きました。ごっつぁんです!
町の中心部の教会へ行くと大勢の人で賑わい、クリスマスイベントが行われていました。
エデ族の人の民族音楽も聞けて良かったです。楽器はほとんど全て竹製でしたが、管楽器、打楽器、大小それぞれが素朴だけど迫力のある音色を出していて感動しました。民族衣装も見れて良かったです。
高原の一本道がいい感じです。
チャーシューワンタンメン、見た目も美味しそう。
ベトナムでのクリスマス、結構賑やかに行われているんですね。