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福島原発被災地に残された犬猫たちに給餌してきました (2013年12月2日)

福島原発被災地に残された犬猫たちに給餌してきました (2013年12月2日)

2011年の原発事故直後、飼っていたペットを置いて避難せざるを得なかったケースも多く、取り残されてしまった動物たちがたくさんいました。そんな動物たちを保護して飼い主さんを見つけ出し返してあげたり、保護できない動物に対しては定期的に餌を運んで命をつなぐ活動をしてきました。妻は原発事故直後の2011年4月からそんな活動をしていて、私もメンバー不足のときに何度か駆り出されて参加したことがあります。

今回行った葛尾村全村避難となっていますが、住民の多くは三春町の仮設住宅に住んでいます。仮設住宅ではペットを飼えないケースも多く、葛尾村の家にペットを置いて来ている方も多いそうです。定期的に餌を上げに行ける方ばかりではなく、車の運転ができない、息子夫婦が遠くに避難してしまって頼みにくい、など色々な事情から、ボランティアを頼る人が多いようです。今では状況も落ち着き、さまよい歩くペットたちは居なくなり、定期的に餌を持ってきてくれる人間を家で待っている状況です。

区域再編図

原発事故直後は原発から半径20キロ圏内の警戒区域と20キロ圏外でも年間積算放射線量が20ミリを超える恐れのある地域の計画的避難区域に分かれていましたが、平成25年3月22日に放射線量に応じた区域に再編成されました。

葛尾村区域再編図H25.3.22~葛尾村は帰還困難区域居住制限区域避難指示解除準備区域の3つの地域に分けられました。

で塗られている帰還困難区域は私たちボランティアは入れません、そこに家がある人も1か月に1回の一時帰宅が認められているだけです。

黄色居住制限区域避難指示解除準備区域の違いは年間積算放射線量が20ミリシーベルト以上か以下かで分けられていますが、除染を進めることでより早く人が住めるようになるであろう、と国が考えた区域です。私たちは黄色も緑にも入れます。今回餌を上げて回ったのは、この黄色と緑の区域です。道路を通っていても、黄色と緑の境界を示すものは見当たりませんでした。

避難準備解除区域では国の政策で盛んに除染作業が行われていました。草や土をはぎ取って袋に入れて一か所にまとめて置いてあります。この集まった大量の袋をどこへ持って行くのか決まっていないのが問題です。福島原発でも、燃料を冷やし続けるために大量の水を使い、日に日に汚染水が増え続け、タンクが一杯になっては又タンクを建設するというイタチごっこを繰り返しています。

image_009_36_54給餌ポイントではない場所で見かけたニャン。太っているので後ろの家飼い猫でちゃんと面倒を見てもらっているものと思われます。

image_107_39_06餌をあげると警戒しながらも食べてくれました。うまいにゃ~と舌をベロリ!

image_109_46_351葛尾村役場の特別警戒隊詰所のニャン、何を警戒する隊かというと、人が住んでいないため、どろぼうが入らないよう村中を車でパトロールしています。私たちも毎回挨拶に伺います。

image_209_46_352このラブちゃんは、飼い主の方が毎日餌をあげに帰って来て散歩もしてもらっています。行くと毎回喜ぶのでご挨拶に行ってきました。

image_307_39_06ホントの飼い犬は真ん中のブチ1匹だけだったのに、餌が目当てでその他3匹の放浪犬が集まって一緒に住んでいる家。餌をあげに行くと大喜びで付いて来ます。

image_407_39_07元気な3匹のワン。その他、もう1匹は老犬で3匹とは別行動、納屋の中で寝ています。

image_309_46_353別の家のマリ君も、たまに飼い主さんが来ますがいつもくらい納屋でひとりぼっちで寂しそう。訪ねると大喜びで迎えてくれます。

image_507_39_07牧場の居つき猫、7~8匹居るのですが、一番度胸のあるボス猫です。人間を恐れずひとなつっこく寄ってきます。他の猫は遠くから隠れるようにこちらを見ていました。

image_409_46_364別の家のトラ君。いつもひとりで住んでいて寂しそうです。

image_509_46_365通称ネコパラ1、というポイント。のら猫が沢山居ついているポイントです。餌をあげると、警戒しながら食べていました。

image_1007_39_09除染して集まった袋を一時的に集めて置く巨大なビニールハウス。

image_1307_39_10最後に葛尾村の除染基地にも猫が居ついているので餌をあげに行ってきました。

image_1207_39_09入口に掲げられていました。村の人口が1390人なのに、除染作業員が2893人ってすごい!

image_609_46_366ものすごい数の除染業者が作業に関わっているようです。

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コメント

  • メガラッキー より:

    早く元に戻って欲しい。。。

  • ぽこけん より:

    メガラッキーさん、本当に、元に戻って欲しいですね。

     問題のひとつとして、仮に原発ゼロになったとしても、すでに、たんまりと「核のゴミ(現在近づくと人間は20秒で即死で大変危険なものだそうですが、10万年経つと近づいても大丈夫になるそうです)」が日本全国の原発から青森県の六ヶ所村に集められています。

     核のゴミ置き場である青森県六ケ所村は「仮り」の中間貯蔵施設であり、最終処分場ではありません。

     政府や東電としては、日本国内に「最終処分場」がどうしても必要なんでしょうね。最終処分場となると、地下500メートル以上に穴を掘って埋めなければなりませんが、地盤の弱い日本では、埋めたは良いけれど、いつ、また地震で高濃度の放性物質の影響を受けるかわかりません。

     ってことで、全国に処分場設置を公募しても集まらない、市長が町おこしで応募したとしても、住民投票で却下されるでしょう。事故後なら尚更です。

     私のつぶやきの核心はここからなのですが、心配なのは、公募しても集まらなかった、「核のゴミ施設問題」が福島第一原発事故によって解決の糸口を掴んだと、ほくそ笑んでいる輩がいるはずだ、ということです。地球上稀にみる大事故が起こったのを幸いに、「核の最終処分場」を建設するのに、福島ほど適した土地はないと思われているに違いない、ということです。

    今まだ、新聞にも、ニュースにもなっていませんが、10年後、20年後着々と、日本政府はやるはずです。死ぬまで注目していきたい課題です。

  • sirius より:

    はじめまして
    良いことをなさって、頭が下がります。
    ここに乗ってるワンちゃんネコちゃんのほかに、
    たとえば、自宅につながれてて
    飼い主しか、それもめったにご飯を上げに訪れてない
    犬猫もいるのでしょうか?
    ここの子たちは、顔つきからして、寂しいけれどもケアをされてる安心した表情なので、
    良かったなぁと思うのですが、
    一人ぼっちで寂しく、つながれて、
    お腹がすいている子がいるのか、
    もうそういった子はいないのか、
    もし情報をお持ちだったら教えてください。
    何ができるとは言えないけれど、
    気になって仕方ありません。
    よろしくお願いします。

  • ぽこけん より:

    siriusさん、コメントありがとうございます。
    葛尾村に関しては、私たちの仲間が原発事故直後からずっと継続してケアしてくれているし、もともと人口の少ない村なので、残された犬猫情報に関してはほぼ把握している状況です。さみしいことは間違いないですが、繋がれたまま何日もフードをもらえないという状況ではないです。飯舘村のほうが残された犬猫の数も多く、繋がれたままで飼い主は1週間に1度しか来ないなどいうこともあるようでしたが、現在は何人かの個人ボランティアさんが連携してケアしてくださっています。神戸から郡山に移住して定期的に飯舘村の犬猫のもとへ通ってくれている方もいます。http://ameblo.jp/t-hibidas/
    残念なのは、福島県のボランティアが少ないということです。地元飯舘村やすぐ隣の福島市のボラんティアさんは皆無です。どうしてなんでしょうね。
    私たちももともとは福島県民ではなく、2005年移住してきました。福島県民、おとなしいというか保守的というか…。

  • sirius より:

    こんにちは。
    ご返信ありがとうございます。
    ボランティアの方々の愛のある行動に、心から尊敬と感謝を申し上げます。もともと、大地は人間の物だけではないと私は思うので、人間の都合でつないだり支配した動物をそのまま、というのは、何とも辛くて仕方ありません。
    でも、個人ボランティアの方々がケアしてくださっているというので、ああ、やはり人間も捨てたもんじゃない、とうれしい気持ちになります。
    さて、福島県の方々のことですが、私もたった一人だけ知り合いがいます。震災当時、微力なりともお手伝いできないかとお声掛けしたのですが、かえってご迷惑だったようです。
    人のために何かしたいと思う気持ちは大事ですが、なかなか、相手があってのことですから、難しいですね。みんながそれぞれに他者に対して、見返りを求めずにいいことをすれば、それがみんなに伝染して、いい社会になるように思うのですが。
    だって、お互い様、ではないですか。
    私も誰かに助けてもらってます。
    福島の方々も、動ける方は動かれて、
    困っている方はもっと困ってますとアピールなさればいいのに。
    なんて思うのですが、自分が被災してないから言えるのかもしれません。
    とにもかくにも、動物たちのことをお教えくださって、またケアしてくださって、ありがとうございます。

  • ぽこけん より:

    siriusさん、県外の方なのに、福島の動物のことを気にしてくださってくれるだけでもありがたいです。県民でもほとんどの方は気にしていませんから。なんででしょうかねー。被災者の方もいろいろですが、仮設住宅で何もやることがなくて東電からの慰謝料10万円(年齢関係なく、1人1ケ月。仕事していても給料のほかにもらえます)+αをもらってパチンコなどしているヒマがあったら、なにかやってください、と言いたくなります。こちらは同じ福島県民で地震で自宅が大規模半壊、慰謝料はもちろん補償金もなく、それでも自腹でボランティアです。まして県外から来てくれている方には申し訳なくって。福島県民の意識、なんとかならないものでしょうか

  • sirius より:

    こんにちは
    福島県民、というくくりではなく、
    たぶん、そういう方はどこにでもいるのではないでしょうか。
    もらったお金の使い方はもちろん自由なので文句のいいようはありませんし、パチンコで気がまぎれていらっしゃるかもしれませんが、その慰謝料がおそらく税金が東電を通って出ているのではないか、と仮に考えると、すこし、さみしい気もします。
    とはいえ、なかなか傷がいえないかたもいらっしゃるでしょう。
    何も手に着かない状態が何年も続く人もいるかもしれませんし、
    何もしない人に何かしなさいと言っても、動いてもらうためのこちらの労力を考えると、自分が動きたいと思ったことを率先してやって、その姿を見てもらった方がいいかもしれません。
    って、何もできてない私が言うのはおかしいですが(^-^;)
    いずれにせよ、動物たちを助けてくださってありがとうございます。
    先日、NHKで「太陽」君という犬が、飼い主に週に2回与えられるフードと水で生き延びている映像を見ました。寒いので水もフードも凍って、夜中はネズミがフードをほとんど食べてしまう。何とか凍った水をなめ、凍ったフードを口の中で溶かして食べていました。その状況をご覧になっても、飼い主さんは「つらい、悲しい」とお思いになるだけで、どこかに預かってもらおうとは思わない。不思議だし、驚愕しました。
    あの「太陽」君は、病気になると思います。もちろん、フィラリアの薬ももらってないでしょうし、最低限の生活をさせてもらっていない。体調が悪いなー、お母さんに会いたいなーと思いながら一人で死んでいくかもしれません。そう思うと涙が止まりません。家族としてその姿を見て、何とかしようと思わない飼い主さんに、どうしても怒りを感じてしまいました。批難はしたくないんですけど……。
    勝手にワンちゃんを避難させて、連絡先を軒先に貼っておくということは、やっぱり法律上してはいけないことなのでしょうね。なんとか、飼い主さんの気持ちが、預ける方へ変わってくれればなと、涙ながらに番組を見ていました。
    長くなってごめんなさい。

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