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「ぐるり東南アジア3カ国・タイカブツーリング」その8

「ぐるり東南アジア3カ国・タイカブツーリング」その8

▼ 滝野沢優子の「ぐるり東南アジア3カ国・タイカブツーリング」その8
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2013年1月7日。格安航空会社最大手のエア・アジアでミャンマーへ出発すべく、
タイ北部のチェンマイから首都バンコクのドンムアン空港へ向かいます。

ドンムアン空港といえば、かつてはタイの空の玄関で、バックパッカーなら誰
もが一度は利用したことのある郷愁の空港です。あの頃のタイは、もっと混沌
としていて、猥雑で、無秩序で、汚くて…。でも、おもしろかったなぁ…。

その後、経済発展したタイは東南アジアをリードする存在になり、かなり先進
国側に近い位置にいると私は認識しています。

便利で快適な反面、刺激も少なくなってしまい、私の中ではバンコクは旅先と
いうよりも東南アジアの旅の拠点という感覚です。旅慣れてしまったから…、
という理由もあるけれど、なんだかさみしいです。

そんなタイの古き良き時代の象徴だったドンムアン空港。2006年にスワンナプ
ーム空港が開港してからはまったく利用する機会がなくなってしまい、どうな
っているのだろう…と思っていたら、エア・アジアを中心にいくつかの格安航
空会社の拠点空港として、けっこうな賑わいをみせていました。
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▲ヤンゴン市内の路上で売られていたカレンダー、軍事政権時代には考えられないことだった

さて、これから訪れるミャンマーといえば、軍事政権によって何年も軟禁状態
であったアウンサン・スーチーさんが解放されたことが耳に新しいですが、そ
れはごく最近、2010年のことです。

その後、各国がビジネスチャンスを狙ってミャンマーに押し寄せ、観光客も激
増しています。アジアで今、もっとも注目されている国と言っても過言はない
でしょう。この調子だと、タイよりもずっと短期間で変わってしまいそうです。

バイクでの入国はまだできませんが、「古き良き時代のミャンマー」を体感す
べく、今回、無理して東南アジアツーリングの途中でミャンマー行きのバック
パッカー旅を組み込んだのです。

ミャンマーの旅は約2週間。

南部のヤンゴンから入り、聖地チャイテイヨー、風光明媚なインレー湖、最大
の見どころで仏教建築群のあるバガン、第2の都市・中部のマンダレーと、南
から北へ向かって観光ポイントを繋ぐ定番コース。何しろミャンマー初心者だ
し、バックパッカーなので、あまり寄り道はできません。

image_010_33_46▲エアアジアでミャンマーのヤンゴンへ

ヤンゴンへはバンコクからほんの1時間のフライト。満席のエア・アジアは、
アッという間にヤンゴン空港に到着しました。

東南アジアのハブ空港であるタイのスワンナプート空港と比べると、ヤンゴン
の空港は小さくて質素。街には光が少なく、広告もわずかで、すっきりした感
でした。社会主義国みたい!?(ミャンマーはどうでしたでしょう…?)
でも、それだけじゃなくて、なにかが足りない…。なんだろう?
そうだ! バイクがいない!

719_21_41▲首都ヤンゴンの中心部、タイの地方都市とくらべても圧倒的に暗い

タイではあれだけたくさんのスクーターが走っていたのに、ミャンマーに到着
したとたんに1台も走っていないのです!
自転車もごくごく少ないし、どうなっちゃってるのでしょう…?

ミャンマーではバイクを販売していないのか? そこまで遅れているのか? 
と思いましたが、ヤンゴン市内はバイクの乗り入れが禁止されているとのこと。
良かった…。地方へ行ったら、しっかりスクーターが走っていました。

そんなことで、ヤンゴン市内にはバイクは走っていないけれど、街は埃っぽい
し、あちこちで車のクラクションが鳴り響き、無秩序な状態です。こんな町中
に、タイのようにスクーターがドドッと押し寄せたとしたら、絶対に収集つか
なくなるので、市街地でのバイク走行を規制しているのかもしれません。
012_31_50▲路上の貸し電話屋さん
image_410_03_08▲男女ともロンジーという腰巻布姿が一般的

携帯電話はまだ普及してないようで、路上の電話屋さんも健在。噛みタバコの
屋台があちこちにあり、ロンジー姿(布をスカートのようにして巻いて履く民
族衣装)も多く、女性や子供は顔に「タナカ」という白い粉を頬に塗っていま
す。

近代的でおしゃれなバンコクと比べると、同じ時代の、すぐ隣の国とは思えま
せん。何十年か前の、私の知らない時代のタイにタイムスリップしたようです。

また、人々の顔つきもタイとは確実に違います。インド、バングラディシュに
接しているため、浅黒くて彫りの深いインド系の人々も多く、バングラディシ
ュに近い雰囲気ですが、人口密度も低くて人々もやさしく、のんびりした雰囲
気です。

中央アジアを旅したときにも感じましたが、陸路でアジアからヨーロッパへ旅
をすると、少しずつ人種も文化も変わっていく様子がよくわかり、おもしろい
のです。中央アジアでは、ウズベキスタンがそうでしたが、東南アジアでは、
ミャンマーがまさに分岐点のようです。

612_31_59▲ごちゃごちゃと無秩序なヤンゴンの裏通り

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▲ホテルの屋上から見た町の様子

512_31_58▲路線バスの車内

image_010_03_02▲路上の屋台

image_510_03_08▲ヤンゴンのお寺

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▲お寺の内部

ヤンゴンでの初めての夜は、路上の食堂で1杯60円の生ビールで乾杯!
お酒に関してはタイよりずっとオープンで、安食堂でもたいてい生ビールがあ
り、ビアホールもありました。お店では、地方から上京してきたのか、口減ら
しか、小学生から中学生くらいの子供たちが大勢働いていました。
このような光景も、もうタイではほとんど見られなくなりました。

初めての国ということもあって、なんだかワクワクしています。
ヤンゴンには2泊し、いよいよバックパッカー旅へ出発です。

来週に続く。

※ホームページ「ぽこけん」のブログでも旅のレポートをしています。
画像や動画もありますのでぜひご覧ください!

●ミャンマーの首都ヤンゴンへ飛んできました
http://c.bme.jp/35/3/1704/520416

●最新ヤンゴン事情
http://c.bme.jp/35/3/1705/520416

●聖地ゴールデンロックへ1
http://c.bme.jp/35/3/1706/520416

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週刊連載コラム、第89回はいかがでしたでしょうか。

無事、ミャンマー南部のヤンゴンに到着した滝野沢さん。
空港から市内へ向かう時間が、最もワクワク・ドキドキする瞬間だと思います。
「街には光が少なく、広告もわずかで、すっきり」な感じと、「バイクが1台
も走っていない」光景に少し違和感を覚えつつ、「猥雑で、無秩序なところ」
に古き良き東南アジアの姿を体感したのではないでしょうか。
人種や文化の分岐点である「ミャンマー・バックパッカー旅」が楽しみです。

来週も滝野沢さんのコラムをお楽しみに!

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