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「ぐるり東南アジア3カ国・タイカブツーリング」その5

「ぐるり東南アジア3カ国・タイカブツーリング」その5

▼ 滝野沢優子の「ぐるり東南アジア3カ国・タイカブツーリング」その5
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東南アジアツーリングのお話も5回目になりました。

先週、やっとツーリングの話がスタートしたところですがスミマセン。
今週はちょっと脱線してタイの「犬」のお話です。

「犬には興味がないよ!」っておっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、タイ
と犬は、実は深~い関係にある(私見ですが)ので、雑学として知っておくの
も損はないと思いますので、しばしお付き合い下さい。

かくいう、私は「地平線犬倶楽部」なるものを主催、その代表を務めています。
おもな活動は世界各地の犬写真を撮ることですが、その活動を通して判明した
ことがあります。それは、東南アジアは犬だらけという事実です。
東南アジアには、鎖でつながれることなく自由に暮らしている犬が多く、犬ウ
ォッチャーにとってタマラナイ場所なのです。でも、ここでいう犬は血統書付
きのお嬢様・お坊ちゃま犬ではなく、あくまでも雑種犬のことですので、その
点あしからず…。

その東南アジア諸国の中でも、犬にとって住みやすいのは断然、タイだと思い
ます。その理由はタイの国王が犬好きだからです。

img_582154_10685894_0▲タイのプミポン国王が愛犬について書いた本、タイでベストセラーになり日本語版も出版されています

在位67年と世界最長の在位期間を誇り、タイ国民に大人気のプミポン国王は、
バンコクの路上で拾った犬を引き取って、育てています。さらに、その引き取
って育てている犬の本まで出版し、これが80万部を超えるベストセラーになり
ました。(和訳された日本語版のタイトルは「奇跡の名犬物語」です)

img_582154_10685894_2▲トーンデンのお母さん犬

国王の愛犬の名は「トーンデーン」。

1998年9月、プミポン国王がバンコクの病院を公務で訪れた際、近所の住民が
世話をしていた野良犬4匹が、当局に処分されるのを知った国王は、処分を中
止させました。そのときに助けた野良犬「デーン」が産んだ子犬の1匹が「ト
ーンデーン」です。

本を読むと国王が「トーンデーン」を可愛がる様がよくわかります。
とっても賢くて、公務にも連れて行っているそうですよ。

「トーンデーン」について、次のブログ記事を見つけました。
http://mapple.bme.jp/bm/p/aa/fw.php?i=mapple1015&c=1231&n=520416

現在はプミポン国王ともども、かなりの高齢になっているようですが、「トー
ンデーン」も国王もまだまだ顕在! 元気でよかった!

国王は、ほかにもたくさんの犬を保護しているそうで、バンコクで現地の人に
聞いた話では、ホアヒンにあるお屋敷では100匹くらいの犬を飼っているとか。

img_582154_11576210_4▲アユタヤ遺跡の中で見かけた子犬たち、住民たちが面倒をみていました

Mae Ramphung(ラヨーン近く)Thailand P2194419▲チェンマイの町中にも犬がウロウロしていました

P1020642▲放し飼いの犬が多く、野良も一緒にワンライフを楽しんでいます

そんな犬好き国王の影響なのか、タイではあちこちで犬を見かけます。しかも
犬たちは自由に暮らしています。路上やお店の中、さらには首都バンコクの中
央駅にまで犬が入り込んでいますが、誰一人、邪魔もの扱いしたり、しかめっ
面をしたりすることはありません。
かといって、私のように「カワイイ!」と近寄って写真を撮ったりすることも
なく、タイの人たちはみんな、そこに犬がいるのはあたりまえな感じです。
どこかの国のように食べられることもありません。

P1030801▲記念撮影をしていたら、どこからかワンがやって来ました

地域犬活動も盛んで、「捕獲し、不妊手術し、同じ場所に放して世話をして、
一世代限りの命を全うさせる」T.N.R.運動(=Trap, Neuter, Returnの略)も
行われているニュースも見聞きしました。T.N.R.は殺処分よりも経費的に安く、
平和的な解決方法です。
民間の動物愛護関係者の間では常識なことなので、ぜひ日本でも取り入れてほ
しいと感じています。

そんなタイでも殺処分がゼロという訳ではなく、ときどき行政の車が来ては、
首輪のない犬を捕獲していくとのこと。そのためか、近年は自由にしている犬
でも、そのほとんどが首輪をしています。飼い犬か、地域犬か、野良犬かは、
判別できませんが、どの犬も日なが一日ブラブラ、ダラダラ過ごし、ときどき
犬同士で喧嘩したりしていて、なんだか楽しそうです。

P3246859▲チェンマイ郊外のドイ・ステープにて

Pataya(Thailand)  P2224560▲バンコク近郊のリゾート、パタヤにて

Pataya(Thailand)  P2234588▲同じくパタヤにて

Pataya(Thailand)  P2234593▲パタヤのワット・プラヤイにて

Pataya(Thailand) P2214476▲パタヤのビーチにて

日本のガイドブックでは、「野良犬に注意」といった記載を見かけますが、
イの犬の多くは、ストレスがないためなのか、人間に対して吠えません。まし
てや危害を加えることはないと思います。彼らも人間に優しくされれば、うれ
しいはずなので「注意」はしても、いじめたりイヤな顔をしたりしないでほし
いです。

PC230290▲スコータイ遺跡でお昼寝中

PC230314▲スコータイ市場にて、後ろではおばちゃんが昼寝中

PC300351▲タイ北部メーサローンにて、猫と仲良しの犬

無題1▲ご主人の運転するタイカブのサイドカーに乗るワン

日本では見かけなくなった自由な犬たちは、もはやタイ名物と言っても過言で
はありません。みなさんも、タイへ行く機会があったら、ぜひ犬たちにも目を
向けてみてください。

プミポン国王の愛犬「トーンデーン」の話と、バンコクにいる「トーンデーン」
のお母さん犬「デーン」に会いに行ったとう話を以前、ブログに記しています。
タイの犬たちもたくさん紹介していますので、ぜひご覧下さい!

■ブログ「地平線犬倶楽部」(震災以降、更新しないままでした…)
http://mapple.bme.jp/bm/p/aa/fw.php?i=mapple1015&c=1232&n=520416

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週刊連載コラム、第86回はいかがでしたでしょうか。

世界各国の旅を通じて、犬にも目を向けている滝野沢さん。
今週のメルマガを読んで、初めてタイの国王が犬好きということを知った方も
たくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
また、興味を持たれた方はブログ「地平線犬倶楽部」や「トーンデーン」につ
いて書かれた「奇跡の名犬物語」を読んでみて下さい。

来週も滝野沢さんのコラムをお楽しみに!

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コメント

  • メガラッキー より:

    動物が住みやすい国は人間にとっても住みやすいはずです。

  • ぽこけん より:

    メガラッキーさん、まったくその通り。

    ギリシャの首都アテネは経済はボロボロでも野良犬が沢山いて餌までもらって市民に可愛がられてるから大丈夫。

    福島県をカラスも飛ばないような県にしてはいけません。

    第3の矢とか経済とか、そんなのどうでもいいんです。
    安全に安心して暮らせる国を作ってもらいたい!

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