ムアンカム温泉「ナムホーンリゾート」でまったりした後は、ポーンサワンを拠点に世界遺産のジャール平原を回ってみようと思います。
ポーンサワン一帯はベトナム戦争時、北ベトナムへの物資や武器の補給路を絶つ目的で、アメリカ軍により2億6000万発ものクラスター爆弾が落とされた悲惨な地域でもあります。家の軒先にミサイルの鉄くずが立てかけてありました。
アメリカ軍により投下されたクラスター爆弾の約30%が不発弾として残っているそうです。現在でも、山仕事や畑仕事の作業中に不発弾の被害に会う人が絶えず、アメリカとラオスによる気の遠くなるような除去作業が続いています。遠い外国の話に聞こえてしまうかもしれませんが、福島に住んでいる私たちには原発被害と除染作業とイメージが被ってしまい、他人事とは思えませんでした。
いつの時代に誰が何のために作ったのか、未だ謎につつまれているというジャール平原の石壺群遺跡へ向かいます。手前の2つクレーターのような穴はミサイルが落とされた跡。このような穴が無数にあります。
しかし、道が悪い。世界遺産なのだからもう少し整備されていると思ったけど、ぜんぜんぜした。
顔面と腕にアメリカ軍のミサイルを受けた仏像。この仏像がある町は全壊したらしいですが、壊れた病院の敷地に新しい病院を作ったりと住民が町を再生していました。
走行距離2500キロ。レンタルとは言え、スズキスマッシュ110に愛着を感じてしまいます。よくぞトラブル無しで走り切ってくれました。ありがとう。
タイに戻って、赤カブ、黒カブでのツーリングを再開します。
次の目的地は、アンコールワット!はたしてカンボジア入国はできるのか?
ジャール平原の周辺の泉、画像で見ても美しい。
肉眼でみたらさぞかし凄い風景なんでしょうね!