さあ、飯豊連峰縦走3日目最終日です。最近の山小屋が昔と大きく変わった点というと、まず、トイレ。断然きれいになっています。ハエがブンブン飛んでウジが湧いているようなトイレは見られなくなっているし、臭いもほとんどありません。昔はトイレに行くときは1分くらい息を止めて行ったものです。頼母木小屋のトイレもとてもきれいでした。この自転車は中をかき回して微生物の促進を促すものだそうで、ウンをしたら前に20回以上、後ろに10回以上漕いでくださいと但し書きがありました。
朝日をあびる頼母木小屋を朝6時に出発。今日は頼母木山まで登り返し、標高差1400Mの丸森尾根を天狗平まで一気に下ります。
頼母木小屋がだんだん小さくなってきました。
頼母木山まで登ってきました。
昨日ピストン往復した朳差岳方面の眺め。
丸森尾根の分岐に出ました。ここの標高が1780M、ここから標高400Mの天狗平まで一気に下ります。
最初は緩やかな下り道。
隣の梶川尾根を右手に見ながら下っていきます。
樹林帯に入ると、雨で登山道が荒れてしまった結果、段差が1メートルもあるような箇所がたくさん出てきました。
急斜面を滝のように下る源流。
しばらく下ると眼下に天狗平が見えてきました。
膝が持つか心配でしたが、何とか4時間で天狗平まで降りてきました。
下山後はまず、3日ぶりの風呂、温泉です。下山口の目の前にある飯豊山荘に飛び込みました。
自販機で買った炭酸飲料を一気飲みしてから風呂へ。髪の毛は3回くらいシャンプーで洗わないと泡だたない有様。
今回のGPSトラックです。登りは雪渓の上を涼しく歩けて、縦走路は絶景の連続、泊まった小屋も2泊とも水が容易に確保でき快適、車で行って同じ地点へ戻ってこれるとても良い周遊ルートでした。
移動積算距離は29,2キロ、総上昇距離は3150メートル。
温泉ですっきりしたら、次は腹を満たさねば。時間はまだ11時なので、米沢まで移動して何か旨いものを食べようと・・・こういうとき、若い時だったらとんかつ定食が定番でしたが、年を重ね嗜好が変わってきたようです。龍上海という有名ラーメン店へ行き、赤みそチャーシューメン大盛を今回の山旅の締めとしました。
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