天気が悪いのでメジャーな高山ではなく阿武隈高地の低山を昨日から巡っています。千貫森だけでは物足りないので今日2つ目の山は木幡山。初めて聞いた木幡山、毎年12月の第一日曜日には900年以上も続くお祭りが開催されるそうです。何とその祭り、日本三大旗祭りなんだとか。でも、この周辺人家もなく全くの山の中なんだけどなぁ。本当に日本三大旗祭りの会場になるのでしょうか。
登山口は隠津島神社、さすがに有名な神社だからでしょうか、山の地肌が剥ぎ取られ除染されていました。
遊歩道を歩いて標高を上げていくと、樹齢800年の大杉が現れました。
三重塔もありました。何の変哲もない地味な山の中にしては立派すぎる建築物の存在に圧倒されます。雨なので、傘をさしてさらに上へと登って行きます。
さらに標高を上げると、神社の本殿がありました。
本殿を過ぎると道は山道になるも、一応整備されていました。
経塚到着。仏典を地中に埋蔵した塚なんだそうですが、盗掘などにあい、残っているものは少ないそうです。重要な一部は奈良の博物館へ移送されたんだとか。何の興味もなく、今日ガイドブックをパラパラと見て天気が悪くても登れるかなと思って来たこの山にも、そんな大事な歴史があったことに驚かされます。
経塚から山頂までは道も不明瞭になり、藪に覆われた道を進みます。
展望のない山頂にはちゃんと三角点がありました。展望はまったくありませんが、山歩きはやはり面白いと思いました。
木幡山のGPSトラックです。
下山後は三春町の「村田や」でワンタンメンの昼食。お気に入りのラーメン屋です。
最後の閉めは三春町の斉藤の湯で。ここは放射能泉が楽しめる庶民的な温泉施設。
雨づくしの2日間、まったく参りました。高い山へは行けませんでしたが、阿武隈の低い山を4つ、傘をさしながら歩くのはなかなか楽しかったです。
また雨だったんですね。