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イースター島へ 2015年10月27日~11月6日

イースター島へ 2015年10月27日~11月6日

イースター島

サンペドロ・デ・アタカマで、まさかのバイクトラブルでへこみました。バイク屋は無いからエンジンが急に止まってしまう状態のはっきりとした原因はつかめないものの、タンクの下に取り付けてある燃料ポンプの不具合が怪しい、ということで日本から送ってもらうことになりましたが。10日から2週間もこの辺鄙な町で待っているのもなんなので、イースター島へ行って見ることにしました。我ながら、グッドアイディア!

インターネットでイースター島へのフライトを探します。日によって値段がまちまちです。比較的安く現地での滞在日数も丁度良い10月31日サンチャゴ発、11月5日サンチャゴ戻りの便を予約しました。値段は7万7千円。

同じチリ国内ではありますが、サンペドロからはかなり遠いです。サンペドロからサンチャゴまでは1700キロ、バスで23時間の道のり。サンチャゴからイースター島へは3700キロ、飛行機で5時間かかります。

 

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10月27日、チリでは大手のTURバスでサンチャゴへ向かいました。23時間のバス旅行ということで少々うんざりした気持ちでの乗車でしたが、シートも広々しているしリクライニングもバッチリ、トイレも付いているので快適な移動でした。料金は40500ペソ(6900円)。南米らしくなく時間も正確でした。さすが南米の先進国チリ。

 

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サンチャゴでは、キッチン付の安宿に3泊しました。バイク旅の場合、サンチャゴのような大都市は駐車場探しが大変なのですが、今回はにわかバックパッカーなので、そんな心配も無用、気楽に大都会サンチャゴを満喫しました。今回泊まったHOSTAL TALESという宿は空港行きバス発着所まで歩いて3分という好立地、キッチンも付いていてドミトリーが1泊6000ペソ(1000円)でした。チリは物価が高いので、当然毎食自炊です。このニャンコは食料買い出のため中央市場の野菜売り場に居ました。段ボールのヘタレ具合から見て、ここが定位置のようです。

 

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10月31日、サンチャゴから3700キロ離れたイースター島へ。インディヘナのような人は全く居ません。完全にポリネシアの文化圏のようです。とは言っても、タヒチへも4000キロ離れてるし、一番近い島からでも2000キロ、南米大陸からは3700キロも離れています。一番最初にこの島へたどり着いた人は漂流してたどり着いたのでしょうか。気候もサンチャゴとはずいぶん違って湿気も多く気温も高いです。陸の孤島へ来てしまったなぁ、というのが私の第一印象でした。

 

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最初の計画では物価の高いイースター島なので、宿泊はキャンプ場にしようと思っていましたが、サンチャゴで天気予報を見ているとどうもイースター島はチリ本土よりこの時期、雨が多いようなのでハレ・カポネという宿を予約しました。日本人で現地に在住するガイドの川口さんの経営する日本人宿です。ハレ・カポネとは現地語で日本人の家という意味だそうです。値段もキャンプ場と変わらないし、キッチン付きのドミトリーで大変快適でした。食事は毎食チリ本土から買ってきた食材で自炊でした。イースター島関係の日本のテレビ番組を録画したDVDなどもありモアイ観光前の予備知識もバッチリ頭に入りました。宿に同時期宿泊した那須君、瞳さんとも毎回ご飯をシエアしたり、夜は一緒にワインンを飲んだり、モアイ観光では3人でレンタカーを借りて回ったりと、ここハレ・カポネでとても楽しく過ごすことができました。

 

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沖ではマグロも釣れるというので期待して、那須君と漁港へ釣りに行きましたが釣れたのはカラフルなボラばかり。食べられないこともなかろうと調理はしてみたものの、やっぱり、あまり美味しいとは言えない味でした。

 

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ここは、イースター島唯一の町、ハンガ・ロアから歩いて行けるアフコテリクというモアイ。他のモアイを見るには遠いので歩いて行くのはちょっと無理なんです。だいぶ天気も回復してきたので、明日はレンタカーを借りてモアイ観光へ行こうかと、那須君、瞳さんと話をしているところです。

 

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アフタハイの周辺をウロウロしていたワンコです。他にもたくさんいて島の人には可愛がられている様子でした。

 

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11月2日、早速3人でレンタカーを借りてモアイ観光へ出発。レンタカーは24時間で45000ペソ(7650円)。食堂で1食食べると3000円という物価高のこの島の物価から考えると安めに感じました。まず、向かったのは、ラノララクと呼ばれるモアイの製造場所です。ここは岩山になっていて、イースター島のすべてのモアイはここで作られ運ばれていったそうです。製造途中のモアイや運ぶ途中のモアイなど約400体が広い敷地に点在していていました。イースター島の全て見学を終えてから振り返っても、ここラノララクが一番迫力があり、思い出に残っています。

モアイは謎と言われてもいますが、だれがいつ何のためにというのは、あくまでも説の範囲を越えるものではないのかもしれないものの、研究により随分わかって来ているそうです。ポリネシアからイースター島に人が移り住んだのが4世紀。その人たちがモアイを作り始めたのが10世紀から。17世紀には作られなくなったそうです。モアイが作られた理由は村の守り神として、そのため、モアイは海を背にして村を見つめて立っていた、という説が有力だそうです。

私が不思議に思うのはやはりその運搬方法です。初期のモアイは3メートル足らずでしたが、徐々に巨大化して20メートルを超えるものも作られるようになります。1体のモアイを作るのに30人で約1年かかるという事にもびっくりですが、クレーンや大型トレーラーの無い時代にこれほど巨大で重量のある物を何十キロも先まで運び、しかも、数メートルあるアフと呼ばれる高い台座の上に立たせ、プカオという帽子のようなものまで乗せています。

どのような方法を取ったにせよ、気の遠くなるような年月と努力が必要だったことでしょう。当時の島民にとってはモアイを作り、運び、立てることに人生の全てを費やしていたことが想像できます。

 

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イースター島のモアイ象は、1700年代にヨーロッパ人がこの島に到達したときには、部族間抗争によってすべてのモアイがうつぶせに倒されていたそうです。うつ伏せである理由はモアイにはかつて目がはめ込まれており、その目に霊力があると信じられていたため、顔を地面に付けた形、うつぶせに倒されたのだそうです。近代になって各国の協力によって倒されたモアイが修復されています。写真の15体が並んだモアイは四国に高松にある大手クレーン会社、「タダノ」によって復元されたものです。きっかけは、テレビ番組「世界ふしぎ発見」でクレーンがあれば倒れたモアイを復元できるのに、というコメントが放送されたのを聞いた「タダノ」の社員がうちでできないでしょうか?と社長に相談して実現したそうです。修復には1991年から1993年まで2年間かかったそうです。バブルと被っているのは否めませんが、日本の一企業がモアイを立て直してくれたのは日本人として誇りに思えました。

 

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これは、アナケナという美しいビーチに立つアフナウナウというモアイ。プカオという帽子とも髷とも言われているものを頭に乗せています。プカウはモアイ本体がグレー色なのに対して、赤い石で作られていています。赤石の取れるプカウ専用の採掘場が島の別の場所にあります。プカウを頭に乗せるだけでも昔はたいへんだったろうなぁと思います。

 

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イースター島の夕日の名所、手前のモアイはアフバイウリ、後ろの5体がアフタハイ。

 

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同じくアフタハイ近くのアフコテリクの夕日。

 

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15体のモアイが並ぶアフトンガリキの朝焼け。

 

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15体アフトのモアイ、アフトンガリキに登る朝日。

 

 

イースター島旅行で使ったお金(サンチャゴ出発、サンチャゴへ戻って来るまでの5泊6日)

航空券 648ドル(LAN航空   イースター島往復)

国立公園入域料 60ドル

移動費 30ドル(サンチャゴ空港へのバス2ドル×2回、レンタカーをシェア22ドル、ガソリン代4ドル)

ホテル代 62ドル(ハレ・カポネ5泊)

洗濯代 3ドル(1回2ドル、シェア可)

飲食費 39ドル(サンドイッチなど外食9ドル、買い込んだ食料代30ドル)

合計 842ドル

 

 

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コメント

  • たつおき より:

    けんいちさん!

    マジックアワーのモアイ群像、半端なく美しい!
    イースター島もせっかくなのでやっぱり訪れてみたいです。
    カリブやインディヘナではなく、ポリネシアな感じなのですねぇ(^^♪
    往復5万くらいでいけるのかと思ってましたが
    シーズンによるのでしょうが、けっこうお高いですねぇ。
    キャンプ場でのんび~り過ごしてみたいものです。
    長距離バスでのご移動、お疲れ様でした!

    XTの調子、現在はいかがでしょうか?
    ポンプ換装でバッチシ完調されてたらいいのですが。
    インジェクション仕様の単車は僕も苦手ですが、長旅における
    高燃費はやっぱりすごーく魅力だなぁと、けんいちさんの
    道程を見させて感じますねぇ、ハハハ。

    6万キロ!突破されてチリ、アルゼンチンに入られ、
    旅もいよいよ佳境ですね!
    けんいちさんのその、自然体マイペースな旅様、
    とても格好いいです!!
    ウシュアイアで年越しですかねー??
    羨ましいです!

    • けんいち より:

      たつおきさん、こんにちは。
      イースター島は高いから行かないという旅行者も多いようですが、せっかくチリまで来られるなら、行って置いた方が良いと思いますよ。

      バイクはどうやら燃料ポンプ交換で直ったようです。一時はどうなるかと思いましたが、また旅行を続けられてホッとしています。

  • メガラッキー より:

    朝焼け、夕焼けの写真がとてもいいです!カレンダーやパソコンの壁紙にも売り出してもいけそうなぐらいの美しさですよ!
    そういえば「タダノ」は現地でも通用する日本の有名な言葉になっているとか。。。ラジオで聞いたことあります。
    2階建てのバスのミラーがニョキッと出ているのがユニークです。日本ではあんな突起物は陸運局ではねられてきっと車検に通らないと思います。今回のイースター島は久しぶりに楽しそうな雰囲気が文章からも感じられます。これでバイクが全快すれば気分も全快ですね。(*^^)。

    • けんいち より:

      15体のモアイが並んだ姿は迫力ありました。「タダノ」のおかげですね。

      バイクの方も、おかげさまで復活しました。

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