世界遺産チャビン・デ・ワンタル遺跡へ行く途中、温泉を見つけました。チャビン村のちょい手前にあるチャビン温泉です。標高は3200メートル地点にあります。
チャビン温泉の場所。
チャビン温泉の門をくぐると川辺へ降りるための階段がありました。
降りていくと川の淵に黄色い建物が。ここがチャビン温泉の湯小屋のようです。黄色でド派手な色彩感覚は日本と大分違いますが、川の感じといい、ひなびた風情といい、会津地方のどこかの共同湯っぽい雰囲気があります。
入浴料金4ソル(160円)を払って中に入ると、5つ温泉個室があり、横の待合室にはベンチがあり、入浴の順番を待つ人や湯から上がって涼んでいる人たちがいました。硫黄臭がプンプン匂って温泉場の雰囲気もあり、ここがペルーなのを忘れてしまいそうです。
「セニョール!」と呼ばれました。スタッフが1回1回掃除をきちんとしてくれ、次の入浴者を呼ぶシステムのようで、私の順番が来たようです。POZA2(2号入浴室)へ案内され、中へ入って行きます。
自分で蛇口をひねり湯を出しますと、勢いよく硫黄の香りと共に温泉が湯船に注がれて行きます。透明のように見えますが、極細かい湯の花もあり薄く白が混じったような色の湯です。
湯加減もちょうどよく、硫黄の香りに包まれながら至福の時間を過ごすことができました。昨日はアンデス山脈の反対側で含鉄泉に入ったばかり。そして、今日は硫黄泉。ペルーの温泉はレベルが高いなと思います。
湯上りに涼みがてら、温泉の横を流れる川で釣りをしてみました。
すると、美しい斑点模様のニジマスの子供が釣れました。大きくなるんだよと川へ返しましたが、どうも外国っぽくないんですね、雰囲気全体が。日本へ帰ってきたような気持になれるチャビン温泉でした。
温泉でゆっくりしたいです。都会のサラリーマンが辛いですよ(*^^)。
さほど広くない川と周りの石の感じ、はえている木の雰囲気が日本ですね。