2015年6月16日
ティエラデントロを出発。ドロドロのぬかるみとがけ崩れの標高3200メートルの峠道を越えていきます。今日は、がけ崩れの工事のため、ここの手前で作業のために70分も待たされてしまいました。作業中断時には片側づつ通行することは可能になります。標高も高く冷たい雨の降る中の70分はなかなか辛いものがありました。作業を見ていましたが、それにしても巨大な岩がなかなか割れないんですね。ユンボーの先に鋼鉄の棒が付いていて砕こうとするんですが、50センチ位のかけらが取れるばかりです。これだけの岩を砕いて道路を確保するのに一体道路を確保するのに相当の時間がかかるだろうと思いました。
ポパヤンの町まで降りると晴れていました。街道沿いの流行っていそうな大衆食堂へ入ってみます。メニューはなく、鱒のから揚げ定食一品勝負の店でした。こういう店好きですね。から揚げもスープもとても美味しかったです。コロンビアの食事はどこもレベルが高いですがここの定食はベスト3に入れても良いくらいでした。値段の5000ペソ(250円)と良心的。
ポパヤンを過ぎると、山々の見晴らしが良い絶景ルートとなりました。どんどん南下していきます。
標高が1000メートル近くまで下がってきました。着ているジャケットが暑いです。今日はエル・バンドという町に泊まります。ここまで下がって来るとシャワーも水シャワーで丁度良いくらいです。標高が下がると黒人系の人たちが多くなってきます。ルーツはキューバやジャマイカ同様、イギリス人によってカリブ海沿岸に奴隷として連れてこられた人たちです。コロンビアに黒人?と思う人もいるかもしれませんが、コロンビアのサッカーの代表選手の半分くらいはこれらの黒人の人たちでしめられています。
今日の走行距離206キロ、合計43600キロ。
2015年6月17日
天気が良い中、エクアド国境方面へ向けて南下していきます。
いかにも、アンデスという景色が広がります。山から山へとバイクを走らせていきます。
エクアドルとの国境の町イピアレスの手前で食堂が10軒以上並んだ場所で昼食にしようとバイクを停めました。何とどこも同じ料理の店ばかり。この豚肉の炭火焼がここの名物のようです。
他に選択肢も無いので私もその豚の炭火焼とスープを食べてみました。名物にうまいもの無しなどと日本では言われますが、これは肉に漬け込んだタレが絶品で、炭火焼きのため油が程よく抜けていて美味しかったです。6000ペソ(300円)で大満足でした。
イピアレス近くにある有名な教会へ行って見ることにします。渓谷の崖っぷちに建つラス・ラハス教会です。多くの巡礼者でにぎわっていました。建てるの大変だったろうなと感心しました。
今日は国境は越えず、イピアレスの町で泊まることにしました。セントロにバイクを駐車できる宿が見つからなかったのでバスターミナル近辺の宿にしました。wifi繋がると言われて泊まったのに繋がらなくてがっかりでした。まあ、良くあることですが。
イピアレスへのルート。
今日の走行距離289キロ、合計43889キロ。
一品で勝負の定食屋さん。私も好きです。昔、豚玉しかないお好み焼き屋さんがありましたが、絶品でした。