2014年8月17日
アメリカへ入ってまず行きたかったのがイエローストーン国立公園です。
10年前に買ったズボンのももの部分が擦り切れて薄くなってしまい、もう寿命なので、基点となる町ボーズマンで新しく買うことにしました。REIでコロンビアのズボンを買いました。60ドル(6000円)です、モンタナ州は消費税無しなのがありがたいです。
ボーズマンの町を出発。カナダもアメリカも良く、国旗をよく目にします。皆さん自分の国が大好きなんでしょうね。
イエローストーン国立公園は西口から入ることにしました。入場料金はバイクと人間で20ドル(2000円)で7日間有効だそうです。公園はとても広く、道路を一周するだけでも200キロ以上あります。見どころを見て回ると1日では回り切れません。公園内を走っていると、いきなりアメリカバイソンという牛がいました。いかにも強そうですね。
おお!天然露天風呂!と思ったらブクブク沸騰していてとても直接は入れない温度ですね、これは。ちょうど、福島県の野地温泉あたりのような風景でした。ベリール・スプリングという所です。
公園内は絶景が広がっています。この辺りはまるで阿蘇山あたりの風景に似ていました。遠くには鹿が何頭もみえました。
石がゴロゴロとしたような地形の場所もありました。ここは四国カルストのような感じでしょうか。
マンモス・ホットスプリングス・テラスという所です。温泉の成分でまるで棚田のような風景があちこちに広がっています。トルコのパムッカレにもこういうのがありましたよね。
ここも、マンモス・ホットスプリングス・テラスの別のテラス。ここのはちょっと白っぽいですが、成分が少し違うのでしょうか?
いくらも見ていないうちに、もう夕方日が暮れる時間になってしまいました。
国立公園内のキャンプ場はどこもフル。公園内から出なければと思っても、ゲートまで100キロ以上もあります。止むを得ず、失礼して山の中でブッシュキャンプさせていただきました。
今日の走行距離328キロ、合計17772キロ。
2014年8月18日
翌朝、快晴の中ローワー・グレイサーベイシンへ向かいます。あっちこっちから湯けむりが噴き出しています。別府温泉もすごいですが、イエローストーンはまた、さらにスケールが大きいですね。
グレート・ファウンテン・グレイサーという源泉です。円形の棚田の中央から時々ワーと温泉が噴き出す間欠泉です。噴き出しているときはまるで雨が降っているように辺り一面温泉で濡れてしまいます。
イエローストーンで一番大きいという源泉、グランド・プリスマティック・ベイシンです。イエローストーンというと、この、青と黄色の不思議な色のイメージがありました。こういうのが見れるのかなと思ったのですが、これは、上空高いところから見た様子。遊歩道から見るとこんな感じにしか見れませんでした。残念。
ビスケット・ベイシンという源泉。青がとてもきれいでした。深さもかなりありそうです。天然の温泉がかけ流し、熱そうだけど、適温だったら入ってみたいと日本人なら誰でも思うはず。
イエローストーンでは、さっきの一番大きな源泉と並んで有名な間欠泉、オールド・ファイスフル・ジェイサーです。次回噴き出す予想時刻が掲示されていて、30分ほど待っているとほぼ、予定時刻通りにドバーっと温泉が噴き出しました。これが見たくて待っていた沢山のギャラリーから拍手が沸き起こりました。相当高く噴き上がっていましたが、20メートルくらいでしょうか?
イエローストーンレイクの湖畔に湧く温泉郡、ウエスト・タンブ・ジェイサー。ベイシンです。こういう穴がいくつも開いていて中から温泉が湧きだしていました。
これも、同じくイエローストーンレイクの湖畔の源泉です。
これだけの温泉がありながら、ただ眺めるだけというのが日本人には辛いですね、なぜに湯船を作らないのかと思ってしまいます。
今日は国立公園北ゲートの先にあるイーグルクリークキャンプ場に泊まります。7ドル(700円)で眺めが良く、なかなか良いキャンプ場でした。さて、明日からはイエローストーンを出発してさらに南下します。
今日の走行距離235キロ、合計18007キロ。
イエローストーン国立公園までのルート
どうして入浴施設が無いのか不思議。。。