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マッキンリー山とサーモン 2014年7月25日~27日

マッキンリー山とサーモン 2014年7月25日~27日

 

2014年7月25日

 

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ダルトンハイウェーからやっとの思いでフェアバンクスに戻って来たけれど、朝から洗濯、その後はバイクのリアタイヤとブレーキパット交換と忙しい。タイやベトナム、スリランカでは新しいタイヤを買ったら、店の人が無料で交換してくれたけれど、ここは人件費の高いアメリカ、作業工賃を聞くと1時間あたり100ドルとのこと。ホイルを外して工賃を安くしてもらうことにしました。交換代とホイールバランスで40ドル(4000円)でした。ブレーキパットは自分で交換、ですが、ブレーキパット用のグリースや、新たに予備のブレーキパットを買ったり、エンジンオイルを買ったりで合計98ドル(9800円)の出費。まあ、バイク関係の出費は仕方がないですね。新しいタイヤは気分いいですな~。

 

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それから、右側のサイドバッグが、サポート棒に当たって擦れてしまっているので、スーパーで食器洗いのスポンジを買ってきて取り付け、製作費1ドルです。さて、これでどんなもんでしょう?

 

今日の走行距離13キロ、合計10328キロ。

 

 

2014年7月26日

何もかも濡れてしまっていて、フェアバンクスに2泊したけれども乾ききりません。バッグの中身も何となくジメジメなままフェアバンクスを出発しました。今日の天気もいまひとつ。

 

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次の目的地は北米大陸最高峰のマッキンリー山のあるデナリ国立公園です。国立公園内はバイクや車では入ることが出来ず、専用のシャトルバスに乗る必要があるそうです。マッキンリーの展望が素晴らしいと言われるワンダーレイクまでが、シャトルバスで往復11時間、料金が約5000円です。ビジターセンターで確認してみると、明日のシャトルバスには空席があるようです。国立公園内のキャンプ場も車両乗り入れ禁止のサイトなら今日、明日と空きがあるということです。

でも考えてしまいます。バスに揺られて行ったとして、明日晴れるとは限りません。たとえ晴れても、マッキンリーに雲がかかって見れないということもあるでしょう。私の持っている古いガイドブックによると、7月にマッキンリーが完全に見えた日のデータがでていました。2000年は31日中0日、2001年は1日、2002年は4日、2003年は2日とあります。ほとんど見れないってことじゃないですか、でも、もしかしたら、明日がその見える日かもしれない、迷った挙句、予約はせずにデナリ国立公園の小冊子をもらって今晩よく考えてみることにしました。

 

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デナリ国立公園から30キロほど進み、ネナナ川に架かる橋の近くでブッシュキャンプ。夜もらってきた小冊子も見てみると、マッキンリー山を見るだけなら、国立公園へ行かなくとも見ることができることがわかりました。国道沿いにいくつか展望台もあるようです。明日そこへ行ってみて見れなかったらあきらめることに決めました。

今日の走行距離284キロ、合計10612キロ。

 

 

2014年7月27日

 

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昨晩も雨が降っていたのですが、今朝はおや?というほどの良い天気。これは、ひょっとして?と期待しながら早速マッキンリーが見えるという場所へ向けてバイクを走らせました。カーブを曲がった途端、ドカーンと真っ白い山が現れました。周りの山々の倍くらいの高さがありひときわ存在感があります。これがマッキンリーに違いありません。

 

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山に見とれているうちに薄い雲も取れて完全にマッキンリー山が姿を現しました。国道からこんな景色が見られるとはしりませんでした。もう、デナリ国立公園へ行かなくても充分満足しました。マッキンリーは標高6168メートル、標高でこそエベレストなどに引けを取りますが、比高(麓から山頂までの高さ)は世界一だそうです。また、北極圏に近いこともあり登るには非常に難易度の高い山だそうです。そりゃそうですよね、夏の一番暖かい時期に私がここで、ももひき履いて服全部着込んでも寒いんですから。そして、高緯度であるということは、気温が低いだけでなく、酸素も少ないんだそうです。

 

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タルキートナという町の博物館に植村直己さんのコーナーがあるというので行ってみました。マッキンリーといえば、山好きでなくても、この方、植村直己さんの遭難を覚えているでしょう。1984年2月12日、43歳の誕生日に登頂を果たした後、5200mの雪洞へ戻る途中行方が分からなくなりました。母校明治大学によって捜索が行われるも遺体は見つかりませんでした。今も植村さんはマッキンリーの山頂近くに眠っています。

 

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明治大学山岳会の炉辺通信が置かれていました。抜粋「植村はついに帰らなかった。まことに残念である。彼の黒い童顔、なんとなくもっさりしているが、頼もしく力強い歩き方、とつとつとした話しぶり、それらがしきりに思い起こされる。私の心は、植村が帰らないことによって、かえって彼にひきよせられたようである。・・・・・ 」

 

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マッキンリー山はバックミラーから見えなくなる最後まで雲に隠れることなく、真っ白い山頂を見せてくれていました。しばらく進んで、ウィロークリークキャンプ場というところに泊まることにしました。キャンプ場に泊まっている人が皆釣竿を持っていくので、私もテントを立てたあと、釣竿を持って皆の行く方へ行ってみました。日曜日ということもあるでしょうが、川は釣り客でいっぱいです。様子を見ていると、サーモンを釣り上げている人がいます。私も俄然やる気がでてきました。

 

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最初は左のルアーを投げていました。30分くらい頑張ったけど当たりもなしです。周りの人を見てみると何だか赤い浮きのようなものを流れに合わせて流し釣りしています。竿も太い物を使っていて、私のような渓流の岩魚釣りのような竿では、果たして針にかかったとしても、引き上げることができるのか思ってしまいます。サーモンだから何か赤くて毛の付いたルアーの方が好きかもしれないと思って変えてみて数回ルアーを投げたときです!

 

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今まで経験したことのない強い引きが竿に伝わってきました。竿はしなって今にも折れそうです。ここで慌てては、ルアーが外れるか、糸が切るか、最悪、竿が折れてしまいます。慎重にリールのドラグ機能(魚が引っぱれば、テンションがかかりながら糸が出て行く仕組み)を使いながら相手が疲れ抵抗力が無くなるのを待ちます。周りの人も、何でこいつこんな細い竿でサーモン釣りしてんだ?とか、何もたもたしてるんだ思ったことでしょう。自分には長い時間に感じましたが実際はそうでもなかったのかもしれません。

やがて、疲れ切った60センチのピンクサーモン(日本名カラフトマス)が出てきました。この瞬間、アラスカはもういい、大満足。明日からカナダへ向かい南下する旅をはじめようと思いました。フェアバンクスを出発したときはキーナイ半島も回ろうと思っていましたが、サーモンを1匹釣ってみると、もっと大きいのをとか、数をたくさん釣ろうとか不思議と思わなくなってしまいました。

 

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横にいた釣れていない人には申し訳ないのですが、記念撮影をお願いしたりして。けんいち、幸福マックス状態です。

 

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大きいサイズのスイスアーミーナイフですが、魚が大きいので捌きにくいです。何とか三枚におろしました。

 

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サーモン祭り決行!これでまだ4分の1です。しょう油があって良かった。お腹いっぱい、幸せいっぱい、何だかもう寒いところはいいや、早くメキシコあたりに行ってきれいな海でも眺めながら陽気な音楽でも聞きたい感じ。明日から、南下の旅へゴーゴー!!

 

今日の走行距離319キロ、合計10931キロ。

 

アラスカ12

ウィロークリークまでのルート

 

 

今日の走行距離253キロ、合計10315キロ。
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コメント

  • まっくす より:

    ナイスフィッシュですね!サーモンは、うんめ~~ヽ(^。^)ノ

    アラスカの贈り物ですね~~南下のきっかけわかるような気がします♪

    日本は酷暑で、ドリンク消費がはんぱないです~^

    南進・・お気を付けて楽しんでくださいね(^▽^;)

    • ぽこけん より:

      まっくすさん、まぐれで釣れてしまい、本当にうれしかったです。
      喜びもマックスでした。

      本当に、ダルトンで連日冷たい雨の後だったので、贈り物のような気がしました。
      私も暖かいところへ向かいますよ!

  • ヒロコ より:

    けんちゃん、日頃の行いがいいんですねぇ~

    マッキンリー山はばっちり姿を見せてくれるし、
    どーんとサーモンも釣れちゃうし♪

    今度は、どんな幸せな出来事が待っているのか、
    報告楽しみにしていま~す。

    • ぽこけん より:

      ヒロコさん、マッキンリーとサーモンは本当にラッキーでした。

      ヒロコさんたちはオーロラも見れたんですよね。それも羨ましいな~。
      オーロラは8月下旬過ぎから見えということですが、今後の人生の課題で取っておきます。やっぱり、いつかは見てみたいです。

  • NAME より:

    よだれがでますね。
    僕は釣りができないのでクスコの市場で食事代をおさえようとしてセビーチェ(ペルーの有名な魚)を食べたところ、食中毒になりクスコで入院中です。
    今後南下されるにあたって食事にはご用心です。
    同じもの食べた相方は?という感じです。

    • ぽこけん より:

      NAMEさん、クスコで食中毒!
      私も、そこの市場で良く魚定食は食べいました(クスコに6か月くらい居たことがあります)が、当時からセビーチェはヤバいと評判でしたよ。
      セビーチェは美味しいけれど、やはり、新鮮さが大事、海辺で食べた方が良いと思います。

      それにしても、AYUさんはお腹が強いんですね。

  • 相模のコン より:

    植村直己さんとマッキンリー、いつまでも忘れることはありません。
    タルキートナという町で、彼の偉業が遺されていることに感激です。
    幸せいっぱいのサーモンとけんいちさんのショット、イイネイイネ!

    • ぽこけん より:

      相模のコンさん、兵庫県の植村直己記念館へ行かれたことがありますか?
      私は行ったことがないので、いつか行きたいと思っています。

      サーモンが釣れたこと、マッキンリーが見れたこと、どちらも一生の宝物になりました。

  • hide より:

    雨続きのなかマッキンリーを見れて良かったですね~。

    写真でも迫力がある山、実際に見たら凄いでしょうね!

    ドでっかいサーモンゲットやりましたね、凄い!

    • ぽこけん より:

      hideさん、雨のあとだったので、天気が良いだけで幸せいっぱいだったのに、マッキンリーとサーモンまで付いて来て、満たされてしまいました。
      もう少し、アラスカに居るつもりでしたが、これが、南進のきっかけになりました。

  • メガラッキー より:

    いや~、本当に釣れるとは思っていませんでした。(^^)
    人生のいい思い出です。羨ましいです。

  • ぽこけん より:

    メガラッキーさん、本当に良い経験ができました。

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