●温泉名
四重渓温泉
●場所 行き方
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台湾最南部の都市恒春市から国道26号線を10キロほど北上し、車城の分岐から県道199号を北東方面に4キロ行くと四重渓温泉。
●入浴日
2012年10月24日~25日
●料金
2人で1泊800元(約2400円)
ひなびた温泉街の中に、日本統治時代から続く老舗の温泉旅館があるというので、行ってみました。
温泉宿が立ち並び、食堂やコンビニのある便利な一角にその「新亀山旅館」がありました。
ここが旅館の入口玄関。昭和の匂いがします。日本統治時代から残る老舗旅館です。
ここが旅館のフロントです。台湾語のしゃべれない日本人が来たと思うと、ちょっと待ってと言って、誰かを呼びに行きました。
出てきたのは、露天風呂から出てきたばかりの日本語のしゃべれる水着のおじさん、その方がオーナーだそうです。
水着のオーナーに部屋を案内されました。2人で1泊800元(約2400円)ということです。
「温泉仲間と露天風呂でパーティーをやってるから、少し休んだら来てください」
と言い残して水着のオーナーは温泉へ戻って行きました。
しばらく休んで、露天風呂でパーティーっていったい何なんだろうね、などと話していると、
「遅いよ!みんなまってるよ!早くしてよ!」と日本語ペラペラの水着のオーナーが催促に戻ってきました。
そんなに言うなら、と露天風呂に行ってみると広い露天風呂の敷地にテーブルや椅子を出して何名かくつろいでいました。
ここの旅館の露天風呂は源泉がすぐ近くですべてかけ流し、四重渓温泉で一番お湯がいいんだ、と説明してくれました。
日本からようこそ、台湾はどうですかなどと聞かれ、温泉が好きで台湾をあちこちバイクで回っているんですと話すと皆大喜び。
私たちがしゃべったことをオーナーが台湾語に訳して周囲のひとに話して説明してくれます。
皆さん、温泉好きの仲間で高雄市から毎週水曜日にここの露天風呂に入りに来ているということです。
カラオケを歌ったりはしていましたが、酒を飲むわけでもなく、皆さん、純粋に温泉を楽しまれているようです。
日本語の話せるオーナーも普段は高雄市に住んでいて、日本語は独学で自分で覚えたということです。
皆さん、食べ物をたくさん持ち寄ってきていて、これも食べろ、あれも食べてみろ、と沢山ごちそうになってしまいました。
思いがけず、台湾の温泉好きの方々と楽しいひとときを過ごすことができました。
台湾語、英語、日本語の注意書きがありました。台湾語も漢字を目で追っていくと読めないながらも何となく意味がわかり、面白いです。
残念ながら時間帯がまだ早く共同湯は、お湯が満たされていませんでしたが、壁画が富士山なのにはびっくりでした。
本当に台湾の人は日本が好きなんですね。