ぽこけん

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12日

会津朝日岳 2019年8月10~11日

お盆休みというのが無い仕事をしているのですが、たまたま、10~11日が連休なので1泊で山へ行くことにしましたが、どこも混んでいそうなので、皆が避けそうな山ということで、会津朝日岳に決定。

日本200名山になってはいるんですが、場所の辺鄙さ、標高差1000Mの急登、山頂が1624Mというぱっとしない高さ、などの理由からかあまり人が来ない山ということになっているようです。

日本有数の豪雪地、只見町から林道をずんずん進んだところが登山口です。8時に来てみると駐車場には私の他、車2台。お盆休みでこんな程度なんですね。これは、期待通り静かな山が楽しめそうです。

しばらく進むと、2つめの水場に到着。「三平ミチギ・最後の水場」と書かれています。私が用意して来た地図では熊ノ平の会津朝日岳避難小屋の近くにも水場があると表記されています。今夜は避難小屋に泊まるつもりなので、水場の有無は最も重要なことです。昨年の吾妻連峰縦走時にも明月荘避難小屋近くの水場への道が藪に阻まれ発見できず苦い思い出があるので、ここは、最後の水場という警告にしたがって、5リッター分の水筒を満タンにすることにしました。

体力低下のため、ザックを軽量化してきたつもりですが、水が増えるとかなり重く感じます。さきほど、冒頭でも書きましたが、登山口から山頂までの標高差は約1000M。アップダウンを入れると1200Mにもなります。ところが、会津朝日岳そのものの標高が1600Mほどと高くないため、真夏は暑くて汗が吹き出し大変きついです。だからこそ人が来ないのかもしれませんが・・・1420Mの「叶ノ高手」が見えてきました。

「叶ノ高手」を過ぎて「大クロベ」で昼食休憩。おにぎり2個とカップ麺。

山も地味ですが、花もあまり咲いていません。これはミヤマホツジ。

やっと会津朝日岳の山頂が見えました。避難小屋はもうすぐです。

熊ノ平の会津朝日岳避難小屋に到着。トイレさえ無い昭和的な避難小屋でした。周辺を散策しますが、水場の看板も無いし、水場への道も藪で覆われてしまったのか見当たりません。重かったけれど、下の水場から十分な水を担ぎ上げてきて良かったです。
天気も曇りがちになってきたので、山頂へは明日の早朝に行くことにして、静かな避難小屋で酒と読書を楽しむことにします。日が暮れて夕食を食べればあとはラジオを聞きながら寝るだけです。今夜は私ひとりの貸し切りでした。何とも、シンプルだけど贅沢な時間を過ごすことができました。

海外をバイクで旅していると毎日がこんな感じで過ぎていくのですが、日本で仕事をしながら生活していると、何か物足りない、便利すぎて面白みに欠ける、ということがあります。時々の車中泊、テント泊、避難小屋泊まりで不便を楽しむことで、何とか精神のバランスを取っているのかもしれません。

そして翌朝。ザックに朝ごはんの準備物を入れて、急登を這いあがり、会津朝日岳の山頂へと向かいました。

標高1624Mの山頂。

下からずっと見えていた岩壁の上に立っています。北側奥に浅草岳と守門岳が見えました。

北東の飯豊山方面には雲海が立ち込めています。あまりに山深い位置にあるため街からは望むこともできず、忘れ去られたような印象さえある会津朝日岳。360度山ばかりの頂に立ち、周辺をぐるりと見まわしてみると、東北、越後の名だたる山々が一望できます。標高こそ高くないものの、天然の展望台であり、風格もある山であることがわかります。

山頂で朝ごはんを食べた後、避難小屋まで降りてザックに荷物をまとめて下山です。曇っていた昨日の午後と違って今朝は快晴。最後に会津朝日岳の姿を振り返ります。

急登を降りるにつれ、雲海は目の高さになり、下へ下れば何のことは無い曇り空になりました。雲は上から見たらあれほどキレイなのに、下から見ると何て平凡なんでしょう・・・

会津朝日岳のGPSトラック。