ぽこけん

ぽこ&けんいちによる、海外ツーリング、国内ツーリング、テレマークスキー、温泉のホームページです


11日

ブータンの旅 その2

ブータン西部の「ハ」村に到着。宿泊するのはブータンの伝統建築の民家。民家でブータン料理の昼食を食べてから、午後は「ハ」の村を散策です。

民家から歩いてすぐのラカン・ナクボ(黒寺)へ。子供を背負った地元のお母さんたちがせっせとお祈りを唱えながら時計回りにお寺をグルグルと回っていました。

ラカン・ナクボ(黒寺)の入り口のカギは立派な金色の魚の南京錠。中に入って私たちも五体投地のお祈りを行いました。

次に歩いて訪ねたのは、ブータン最古のお寺のひとつラカン・カルボ(白寺)。ここは僧院なので修行中のお坊さんがいっぱいいました。

ラカン・カルボの窓の装飾。

ラカン・カルボの壁の装飾。

お寺の中は犬がいっぱいいます。皆お坊さんに可愛がられていて、幸せそうでした。殺処分など考えられないブータンでは、野良犬を連れて来て予防注射を受けることお金がもらえる制度があるとのこと。野良でも地域でエサがたっぷりともらえるので食べ物に困ることはないんだとか。避妊去勢も積極的に行われています。これには、仏教の輪廻転生の考えも影響しているそいうで、野良犬も、もしかしたら、自分の先祖かもしれないと思い大事にするんだそうです。同時に、魚も先祖なので、ブータンでは川で釣りなどもってのほかの野蛮行為となるそうです。

ラカン・カルボ入り口の看板には正装でお参りするよう呼び掛けていました。ガイドのソナムさんによると、外国人にまでブータンの正装は求めておらず、襟付きのシャツでもOKとのこと。

車で「ハ」の村の中心部へ移動し、歩いてあちこち散策してみます。これは、スマホなどを扱うモバイルショップ。

ここは、ゼネラルショップと呼ばれる何でも屋商店。日本で言うとコンビニのような存在です。

ゼネラルショップのおじさん。飴玉、ジュース、衣類まで売っています。

学校帰りの女子学生。

こちらは男子学生。

インドのバイク、エンフィールドにブータンの民族衣装「ゴ」で乗る人もいました。

町角に設置されているブータンのポスト。

「ハ」村のメインストリートは伝統建築の町並みと民族衣装の人々であふれ、洋服を着た自分らがかなり浮いた存在に思えてきます。何だか、江戸時代にでもタイムスリップしてしまったような妙な感覚です。

食堂の入り口は、臭いをかぎつけ犬がいっぱいです。

伝統民家の壁にはトラが描かれていました。実際、ブータンでは、トラはポピュラーな動物で、最近首都のティンプーにも現れてニュースになったのだとか。

夕方、民家へ戻ってきました、写真の人物はガイドのソナムさん。

民家の中庭で、大学時代の同級生、現在はJICAの織物と草木染の専門家でブータンで活動するひろこさんと。

アフリカ、南米と世界中を回っており、冬山やマラソンもされているひろこさん、私たちも共通点が多く話が尽きません。

民家のもう1匹の猫、ププーのお母さんもでてきました。

夕食前に、ブータンの石焼風呂、「ドッツオ」の準備ができたとのこと。焼いた石を薬草の浮いた水風呂に入れていき、ちょうどよい湯加減になったら入浴OK。人が入る湯舟と石を入れる部分は仕切られているので、火傷する心配はありません。

ドッツオの湯舟に浸かるけんいち。なかなか良い湯加減。日本から来てすぐなのでそれほどの感動はありませんでしたが、ブータン在住のひろこさんは久しぶりにお湯に浸かって気持ちよかったとのこと。

そして夕食です。唐辛子、チーズ、アスパラ、キノコ、ヤクの肉、野菜などなど。辛いけど、ブータンビールと共に、とても美味しくいただきました。

夕食後はブータンの民族衣装、「ゴ」と「キラ」に着替えて民家の仏間へ。

お寺であれば写真撮影禁止ですが、ここは民家の仏間なのでじっくりと観察して写真も撮ってよいとのことでした。仏具や仏教画などをまじまじと観察させていただきました。左側にある縦長の飾りはトルマというバターでできた飾り物です。

民家のオス猫ププーが仏壇を我が物顔で闊歩しております。

タントラ密教の仮面もありました。優しく穏やかな表情の仏像だけではなく、怒りや狂気の表情の仏像があるのもチベット系タントラ密教の特徴です。

伝統民家の仏間で再び記念撮影。

ヤクの毛で織った布。専門家のひろこさん曰く、田舎の民家には何気なく大変貴重は織物の宝が眠っているのだとか。これも、相当貴重なものだそうです。

明日は、標高2700Mのこの村から、標高3800Mの峠、チェレ・ラへでブルーポピーを見る予定ですが、高山病にならないか、花は咲いているのか、ちょっと不安になりながら眠りにつきました。