この前は福島でも気温20度を超え、もう春なんだなぁ、桜ももうすぐだなぁと思っていたのですが、季節は冬に逆戻り。今日は王博士山へ来ていますが、一面新雪が降り積もっています。日曜日ですが、他に登山者は居ませんでした。
粉雪の降り積もったブナの森を一歩々々登って行きます。
王博士山の稜線へ出ました。右手奥は博士山です。
王博士山頂から登ってきた方角を振り返ったところです。
季節外れのまさか!のパウダーツリーラン。気温が低いからガリガリで苦労するかと思ったのに、随分得した気分です。
あっという間に終了。誰にも会わず、静かな山スキーが楽しめました。
今日のGPSトラックです。
下山後、昭和村の「やまか食堂」へ。
人気メニューのソースカツ丼をいただきます。はじめて食べたけど、確かに美味い。
地元であれば、500円の温泉というと高くて入る気がおきませんが、せっかく昭和村まできているのでしらかば荘で入浴することにしました。ナトリウム-塩化物泉でしょっぱくて良く温まる温泉です。
今日は日本全国高気圧でゴールデンウィーク並の気温になるとのこと。これは行くしかないと4時半に家を出て会津駒ケ岳へ。登山開始は7時。国道脇から雪があって一安心。ぽこゆうこは、猫関係のイベント準備のため欠席です。
最初は、雪の積もった林道歩きから始まります。今日は暖かくなりそうですが、この時点では気温は道路の電光掲示板標示でマイナス3度。雪はがちがちに凍っています。
階段到着。手前の雪の付いた急斜面を登る人が多いようですが、おっかないので私は壺足でしばらく登ることにします。
階段後はひと登りでシール登高できるようになりました。
1350M付近のヘリポートまで来ました。ここまでくれば一安心。ここからは斜度も少し緩くなります。
夏道通りに尾根をたどって高度を稼いでいきます。
予報通り、気温がぐんぐん上がっているようです。雪も柔らかくなってきました。
左手に燧ケ岳が見えてきました。
4時間ほどかけ、標高1900M付近まで登って来ると、一気に展望が開けます。目の前が目指す会津駒ケ岳山頂。それにしても、すごい天気。雲一つなく無風状態です。
山頂へ向けて登って行きます。振り返れば、手前に雪に埋もれた駒の小屋、奥には尖がった燧ケ岳と真っ白な至仏山が望めます。
2132Mの会津駒ケ岳山頂到着!標高差1100Mに5時間かかってしまいました。2メートル以上ある山頂を示す丸太が雪でほぼ隠れていました。奥に見える山々は越後三山。
中門岳まで行ってみたいと思いながらも、体力的に余裕がないので今回もパス・・・
山頂直下の大斜面、少し重めの雪でしたが気分よく滑ることができました。
今回のGPSトラックです。下りは1時間半で降りてきてしまいました。下山後はきらら289の温泉で汗を流して帰宅。今日は晴天だったため、顔が真っ赤に日焼けしてしまいました。
今日も安達太良山。先日、久々に腰痛がひどくなり病院で痛み止めの注射を打って大分楽になりました。加えて夜勤明けの疲れも残る日曜日の休日です。身体のためには温泉でも入ってゆっくりすれば良いような気もするけれど、水泳の息継ぎのように時々山の空気を吸わないと息苦しいような気もして、ついつい山へ足が向いてしまいます。
こういう時に、ピッタリなのが安達太良山。朝はゆっくり寝て、高速道路を使えば1時間で登山口に到着です。途中本宮インター近くの「松屋」で朝食を摂るのも楽しみの一つ。そして、今日は鹿の皮の尻当てデビューの日。
ぽこゆうこは原稿の締め切りがあり欠席です。
標高1000Mあっても春はどんどん忍び寄って来ます。馬車道の下の部分で雪が途切れそうな部分がありました。端っこを通ってスキーを脱がずに通過。
勢至平まで登って来ました。目の前の山は箕輪山。下界は晴れていましたが、山は薄曇りで少し残念。今日の天気は晴れと曇りが目まぐるしく変わる様子もありません。風も弱く、数日前の降雪で雪がきれいな状態なので、3月の安達太良としては良いコンディションと言えるのではないでしょうか。というか、どんなコンディションでも来るし、来たら来たで楽しいのですけどね。
勢至平を矢筈森目指して進んで行きます。勢至平後半、夏道通りに進むと、いつも藪っぽい部分があってストレスなので左の標高の高い部分へずれる感じで行くと、藪を良い感じで避けることができました。今日は、これだけでも、大きな収穫です。
今日は日曜日なので、100名くらいは登山者が居ましたが私以外は全てスキーを履いていませんでした。みんなが目指すのは安達太良山頂ですので、山スキーの快適斜面がある矢筈森を目指す人は誰も居ませんでした。今日もまた、日曜日というのにまるで平日のような貸し切り滑走となりそうです。
矢筈森の山頂で安達太良山頂を眺めながら、カップ麺と菓子パンの昼食。
待っていても、天気は薄曇りのまま回復しなそうなので、烏川右股の源頭部を滑走開始。太陽の光が無いこともあり、ちょっと固めの雪でしたが快適なテレマークターンで滑って来ることができました。この斜面は登り返して2度滑走しました。
矢筈森へ登り返して、安達太良山頂を眺めたところ。
次は、振子沢へ滑り込もうと思います。
右の岩山が矢筈森で、直下の振子沢を滑って来たところです。くっきりと横にラインがありますが、これは安達太良山頂を目指す、登山者のトレース。冬山登山者は通常、冬でも夏道をたどるので、山スキーヤーとルートが交わらず、結果、日曜日なのに平日のような静かな山旅が安達太良山では味わえるのです。ホント、穴場だわ~。
藪っぽいところを避けながら、勢至平を下って下山します。コルセットのお陰もあり、腰の状態を温存しながら下山できました。下山後は岳温泉で腰を充分温めてから帰宅しました。
今日のGPSトラック。
3月の山の天気はめまぐるしく変わります。必ず晴れるけれど雨も降る、3日前の天気予報で快晴のはずが曇りになってしまうなど良くあること。今日と明日も快晴であれば「大沢下り」と「会津駒ケ岳」を予定していたのですが、直前に天気予報が変わってしまい、今日が曇りで明日が雨となってしまいました。幸い、風は弱そうなので普段強風で苦労する安達太良山へ行ってみることにします。ん~ん、大分雪解けが進んでいます。ぽこゆうこは昨日まで行くと言っていたのに今朝ドタキャンでした。
勢至平まで登ってきました。予報通り風はありません。曇り空とはいっても視界は遠くまでありかなり快適です。
勢至平から、写真中央上部の突起、矢筈森を目指して登って行きます。山スキーの場合、安達太良山頂付近より矢筈森付近の方が、快適に滑れる斜面がいくつかあるので、自分の場合、こちらが目指す山頂となります。
矢筈森まで登ってきました。ここまで来ても風はそよ風です。滑走開始ポイントから鉄山を望んだところです。
矢筈森の滑走開始ポイントです。烏川右股の源頭部を滑ってみようと思います。
山の天気、特に3月の天気は変わりやすい・・・一気に晴れてしまいました。
烏川右股の源頭部はまるで貸し切りゲレンデ。雪質も良く滑りやすかったので登り返して2度滑走を楽しみました。
2本、烏川右股の源頭部の貸し切りゲレンデを滑った後、再び矢筈森へ登り返します。次は振子沢を滑ってみましょう。
矢筈森から安達太良山頂を望んだところ。自分の刻んだ2本のシュプールも見えます。しかし、こんなに良いところなのに、いつも貸し切りというのは何なんでしょう?
次は矢筈森のてっぺんから振子沢源頭部を滑ってみようと思います。ここもなかなか滑りごたえありそうです。
いつものことですが、1ターン目はアルペンターンで突っ込んで、2ターン以降、テレマークターンできるか足の裏での確認作業。今日は振子沢源頭部も雪質が良く快適にテレマークで滑れる感じでしたので安心してグイグイと数ターン。矢筈森を振り返ったところです。
矢筈森から振子沢源頭部の斜面も快適に滑って来ることができました。天気もさっきまで青空が見えてたのに・・・
振子沢源頭部を眺めながら昼食。今日は3本快適に山スキーらしい滑走が楽しめて大満足の一日でした。
標高が下がるにつれ、ベタベタの雪質になりましたが、何とか馬車道もスキーが良く滑ってくれました。
帰りは岳温泉の共同浴場で汗を流してから帰宅しました。
暖かい日が続いています。雪解けが進んでしまう前に、毎年恒例の「大沢下り」の偵察に行って来ました。大沢下りはスキーツアーのクラシックルートです。スキーツアーとは文字通りスキーを履いて旅をすること。スキーでの移動距離18キロの、このロングルートは正にスキーツアーの王道だと思います。ヨーロッパアルプスでも、スキー場トップからゲレンデの反対側へ滑って行って、電車で戻ってくるなんていうルートがありますが、大沢下りは、吾妻連峰の稜線からスキーの機動力を生かして長距離移動してJRの大沢駅に滑り込むルートとなっています。このGPSトラックは今日のもので、結果的にまだ雪は十分残っていたので、まだまだ楽しめそうです。
ゴール地点のJR大沢駅に車を停めました。雪の量が不十分であれば、別メニューを考えていましたが、これだけ雪が残っていれば大丈夫だろうと判断して大沢下りを決行することにしました。今日は、ぽこゆうこは体調不良で欠席。けんいちのソロツアーとなります。
大沢駅から、7時50分発の米沢行きの電車に乗ります。
もちろんプラスチックのスキーブーツのまま乗車です。下車駅のJR米沢駅は置賜地方の中心駅、通勤通学の人たちでいっぱいです。スコップだのワカンだのをくくりつけた物々しいザックを背負い、さらに真っ赤なジャケットをきたヌーボーとした大男はかなり目立ちます。私は恥ずかしいのですが、そこはクラシックなスキーツアールート上の駅ですから、私のような者はたくさん居るのでしょう。特に皆さん気にされる様子もありません。
ビジネスマンや学生に交じって駅前のバス停へ移動。天元台スキー場行きのバスに乗り換えます。
天元台スキー場到着。天気は良さそうですし、昨日下界で降った雨もここでは雪だったようです。
ロープウェーとリフトを3本乗り継ぎ、登山口に到着。昨日ずっと下界は雨だったので雪膣が心配でした。ガリガリで苦労するのでは?という心配をよそに、まさかのパウダー5センチでした。
雪質が心配で、天気には期待していたのですが、下界は晴れているのに、こちらもまさかのガスり具合・・・風がほとんどないので行動は楽だけど、視界が無いのは楽しくないなぁ、ここ、晴れると凄い絶景なんです・・・今回は偵察、積雪量に問題なければぽこゆうこの体調が戻ったら来週あたりリベンジしたいと思います。
西から東へと吾妻連峰を縦走。ここは人形石。重要ポイントだけれど、100Mさきからは見えない状況、まあ、これが山。ほんと風が無いのが心地よい・・・こういう山だからこそ、快晴無風のときに出くわした時の感動が凄いんですよ。しかも、厳冬期に快晴無風でパウダーとなると一生に何度で会えるか・・・
だだっ広い平原に建つツアー標識。昨年のこの時期は自分の胸くらいの位置に
三角部分がありました。今日は250センチくらいの高い位置に三角があったので、100センチは昨年より雪が少ないのかも。
ガスで展望がないので、前進あるのみ。周囲には全く人気がありません。今日の入山者は私ひとりのようです。天気が良いと、どうしても人が集まるので、こういう、半径10キロくらいに人が誰も居ないというのもなかなか気分がイイ感じ。癒されます・・・
アメリカをバイクで旅していたとき、アラスカの住民は元々アラスカで生まれた者も居るが、わざわざ不便さと静けさを求めてアメリカ本土から移住してくる比率がけっこう多いのだと聞きました。私も、アメリカ生まれではないけれど、アラスカにはあこがれます。日本だったらやっぱり北海道や東北が好きですね。
シラビソの木々から雪の衣ははがれてしまい、スノーモンスターはすっかり姿を消してしまいました。時々、気まぐれで寒くなって吹雪となり、シラビソの木々が白くなっても、また、太陽に照らされて緑色に変わって行くのでしょう。
縦走しながら、弥兵衛平付近まできました。少し展望も開けてきました。
一瞬ですが、霧が晴れ、通ってきた藤十郎方面が望めました。
東大巓も見えました。昨年は夏にも来ましたが大分印象が違います。私はどちらかというと、冬の山の方が惹かれます。
明月荘避難小屋に到着。夏場とは全く様相が違います。今シーズン雪が少ないといっても、数メートルは積もっています。
くじらの大斜面の手前でシールを外して滑走準備。この辺りは、夏場は湿原で花の宝庫なのですが、今は面影もありません。
今日ルート上、最もパウダースノーを楽しめるはずのくじらの大斜面ですが、5センチほどのパウダースノーの下にあるガリガリバーンがやっかい。滑って居ると、ときどき、アレッという感じでスキーが思わぬ方向へ回転するので、安全第一でスピードを控え慎重なテレマークターンで下りました。
忠ちゃん転ばしの手前、ツアーの看板。こういう昭和の雰囲気のある看板好きです。東吾妻にはサッポロビールの前身である、今は無き、日本ビールのスキーツアー看板も山の中にあったりしますよ。
忠ちゃん転ばしの急斜面。日本でスキーツアーが始まったころ、スキーの上手な忠ちゃんがここを訪れ、思わぬ悪雪に転倒されたことがあったのか?楽しい想像が湧いてきます・・・
林道に出ました。積雪量も充分でスキーも良く滑ってくれました。
牧場手前で昼食休憩とします。やはり、基本的には晴れなのですが、標高の高い部分だけガスっていたのが今日の天気の特徴のようです。
吾妻牧場に到着。さすがに雪は重くなってきてスピードダウンはしましたが、止まることなくスキーはどんどん滑っていきます。
懸念していた雪の量も、大小屋林道と大沢駅の分岐まで降りてきてもまだ充分ありました。
私営、大沢スキー場のスキーハウスですが、昨年2月下旬に建物は建っていました。昨年3月雪の重みに耐えかねて崩壊したとのことです。2019年3月1日現在、崩壊した材木等が積み上げられている上に雪が50センチほど積もっている状況でした。
9時40分に天元台スキー場のリフトトップを出発し、13時30分に18キロ先の車を停めていたJR大沢駅まで滑って来ました。本当に、車の3メートル手前まで滑って来れるんですよ。電車、バス、ロープウェー、リフトと乗り継ぐ素晴らしい周遊スキーツアーだと思います。まだまだ、いけそうなので、天気の良い時にリベンジしたいなぁ。
今日のGPSトラック詳細。今回は砂盛をパスするルートを選択しました。今後の気候にもよりますが印象としてはもう2週間くらいは雪が持つのではないかと思いました。