タイ旅行2日目が始まりました。早朝、アユタヤの市場をめぐってみます。アユタヤは世界遺産といっても、バンコクから日帰りで来れてしまうので、町はそれほどツーリスティックではないのが良いところ。普通のタイの田舎町らしさもありながら、要所要所では英語が通じたり、食堂に写真入りの英語メニューを置いている店があったりと、私たちのような旅行者には居心地の良い町です。
市場でタイコーヒーを飲んだあとは朝食です。仕事へ出勤前の人や高校生が朝食を食べているので、私たちも入ってみることに。何種類もあるようですが、無難に麺を注文しました。
1杯30バーツ(120円)でした。
今日は、アユタヤから100キロほど離れたワット・パイローンウアという地獄寺へバイクでツーリングしてみることにします。川に囲まれたアユタヤの旧市街から外にでたところにも、こんな遺跡がありました。
遺跡の横になぜか、ニワトリの像の大群。
タイ中部は平原なので、基本、まっすぐな道をどこまでもとなります。カンボジアやベトナムより標識がしっかりしているので安心です。
昨日もお世話になったし、今日もお世話になるでしょう、今やタイビールシェアナンバーワン(たぶん?)のチャンビールの工場。
ガソリンスタンドで給油。1リッター26バーツ(100円)と5年前より2割ほど安くなってます。ガソリン税が変わったのでしょうか。それとも、ドルに対してバーツが上がってるからなのか。
ガソリンスタンドに併設されたコンビニに寄ってみます。
のどが渇いたのでタイらしいフルーツジュースに手を出してみました。左はビールフルーツ、右はジャックフルーツベース。どちらも美味しかったです。
地獄寺、ワット・パイローンウアが見えてきました。以前、タイの専門雑誌で取り上げられているのを見て、来てみたいと思っていた場所です。
ミヤンマーやラオスもそうですが、東南アジア各地のお寺には、グロテスクな地獄を模した石像などを見ることがあります。悪い行いをすると、こういう恐ろしい地獄へ行くことになるんだよという、戒めなのでしょうが、雑誌で見たとき、ここの寺ほど規模が大きく壮絶なのは珍しいのではないかと思いました。期待したいと思います。では、中へ!
ここはまだ、地獄エリアではありません。現世の人間の愚かさを示すエリアのようです。
DVというやつでしょう。
人間はダメな生き物なんですね。
犬や猫にも食事を与える良い例なのかな?
お坊さんをいじめる人々。
では、ここから地獄エリアへ入っていきましょう。悪いことをすると、釜でグツグツと煮てしまわれるんですね。
槍で突かれています。
首をのこぎりで切られています。
グロテスクな姿。
これも怖いです。
これでもかと、地獄の世界が繰り広げられています。
首に鎖を巻かれています。
動物に食べられる人間。
槍で突かれ目が飛び出た像と記念撮影。
まだまだあるのですが、紹介するのはこのくらいにしておきましょう。とにかくここ、ワット・パイローンウアの凄いのは、地獄てんこ盛りなこと。これだけのボリュームで地獄を展開しているお寺は、世界広しといえ、なかなかないんじゃないかと思います。来て良かったと思いました。
このお寺はかなり広く、地獄エリアはその一部です。このような太った仏像があったりもします。
仏像がたくさん並んでいるところもあります。
さて、100キロ離れたアユタヤまで戻るとします。
途中、ガソリンスタンドに併設された食堂で昼食としました。
パット・クラプラオ・ガイ・カイダーオ。日本ではガパオライスと呼ばれているやつが45バーツ(190円)とセンレックナーム40バーツ(160円)とジュース10バーツ(40円)。
アユタヤへ戻ったら、もう夕方です。江戸時代に作られた日本人街を見てみることにします。当時の日本でキリスト教の迫害から逃れたクリスチャンや、ビルマとの戦争に備えるための傭兵の雇用があると聞きつけた日本の浪人たちが遠く海を渡ってここへたどり着きました。アユタヤは当時東南アジア最大の貿易国際都市だったのです。
昨晩はレストランで贅沢しすぎたので、今晩は商店の前に置かれたテーブルで60バーツ(240円)のビールを飲んだ後、ちょっと高めの食堂でアユタヤ名物の手長エビのグリル129バーツ(520円)をふたりでつつきながら麺をいただきました。おいしかったです。