木幡山の旗祭りは、950年間毎年とり行われてきた歴史的お祭りです。日本三大旗祭りのひとつでもあり、12月の第一日曜日がその日です。福島へ移住して10年以上知ることもなくすごしていましたが、2年前の秋に木幡山という地味な山を登ったとき、この祭りのことを知り、次回はぜひ、祭りの日に登山したいと思っていたのですが、今日、実現しました。午前9時、旗が木幡小学校に集結して出立式が行われているころに私たちも会場に到着しました。
お決まりのお偉いさんの挨拶はつまらないので、後方のテントを覗いてみると美味しそうな豚汁が100円!
雲一つない快晴ですが、気温は3度と低いです。豚汁あったまりました、美味しいですね~。
旗祭りにくっついていても退屈なので、私たちは勝手に木幡山ハイキングに出発することにしました。祭り自体は旗を持った人々が練り歩き、最後に木幡山中腹にある隠津島神社に旗を奉納するというものらしいので、どこかで、帰りにでもすれ違えれば良いかなというスタンスです。写真奥は安達太良山ですが雪は例年に比べ少ない感じです。
車道をしばらく歩くと隠津島神社一の鳥居が現れました。
さらに山道を進んでいくと、やっと木幡山駐車場に到着。前回はここから登り始めたのでした。
しばらく登ると展望台に到着。二本松の平野と安達太良山が遠望できます。まだまだ雪が少ないです、早くたっぷりと降って欲しいものです。
進んで行くと三重塔が見えてきました。
前回来た時も、こんな何もないところに何故、立派な三重塔や神社があるのか不思議に感じました。950年続く信仰の山だということが良いくわかります。山形に羽黒山がありますが、ここはそのミニ版のようなものかもしれません。
ユキがにいちゃん早く来い!と呼んでいます。最後にはバテて抱っこされる羽目になるとは知らず、やる気満々のダメ犬であります。
木幡山の中腹にある隠津島神社です。
山の中にあるにしては、曲線美の素晴らしい立派な神社です。
隠津島神社から先は本格的な登山道となります。しばらく登ると経塚群がありました。岩にお経が彫られている宗教遺跡群です。
更に進むと標高666Mの木幡山頂です。展望はありません。
下山は別ルートを辿りました。ここは羽山神社。大きな岩があるだけのようですが、旗祭りの重要な中継地のようです。
こちらは胎内くぐり。結構狭くてくぐれなかったらどうしよう?と心配になり試せませんでした。運動神経の良い小学生向きかも・・・50代にはちょっと辛いかな。
下山していると、下から旗祭りの行列が上がってきました。まるで、タイムスリップしたような風景です。こんなことが950年も毎年宇繰り返されていたんですね。
行列は、なぜか酒臭いのですが、美しくもありました・・・
12月の第一日曜日は福島県二本松市の東側、東和地区の更に田舎、木幡山の旗祭りへ行きましょう!950年続いているって凄いですよね。
今日歩いたGPSトラック。約11キロ歩いて良い汗かくことができました。
お昼ご飯のタイミングを逃してしまいました。14時ころ国道4号線沿いの東京豚骨ラーメンという店で食べました。味はまあまあ。