ぽこけん

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11日

トーレス・デル・パイネ 2015年12月8日~10日

2015年12月8日

 

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一応、青空も見えるので意気込んでパイネへ向かったのですが、物凄い強風であります。どのくらい風が強いかというと、なかなか言葉で表現するのは私には難しいのですが、山登りをする人なら悪天時稜線で突風に耐えているときぐらいと言えばわかっていただけるでしょうか。バイクは横風に合うと車体を傾けていないとまっすぐ進みません。いつの間にか反対車線まで流されそうになります。駐車するときは、サイドスタンドを風下側にしないといけません。そんなわけで、今日は引き返そうかと思っていたところ、ドカーンと遠くにまさに、塔のような3本の峰が見えました。パイネには色々見どころがあるようですが、私が一番見たかったのはこの3本の切り立った岩山です。明日明後日、天気が回復する保証はありません。何せ、ここは悪天候で有名なパタゴニアです。この景色が見れただけで満足としよう、リベンジは無しだ、と決断するのですが、どうせなら、もう少しだけ。もう少しだけ、近づいてあの山をもっと近くで見たいと思いつつ、取りつかれたように進んでしまうのでした。

トーレス・デル・パイネ国立公園。世界中から山好きが集まって来る聖地のようなところであります。3つの切り立った岩山が象徴的なので私はトーレスはトレス、スペイン語で3の意味かと思っていたんですが、トーレスとは塔の意味だそうです。塔のように切り立った山がこの山域に多いから名付けられたようです。

 

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しばらく進むと、グアナコが群れていました。パタゴニアではこれまでも良く見てきた動物ですが、とにかく憶病でなかなか写真に撮れないでいました。リャマの仲間だそうです。

 

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強風の中、もう少し、もう少しと進んで行きます。

 

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もうこれ以上進むのはやめにします。天気は安定せず、この先は霧ももっと濃いようなので、パイネの角やグレイ湖の氷河などは行っても見れないかもしれません。何より、バイクを運転するような風の状態ではないので危険もあります。ここでゆっくりとサンドイッチの昼食を取りながら、3本の塔を眺め、自分のパイネを見納めることにします。

 

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寒い中、1時間この景色には見入っていたと思いますが、これ以上天気の回復は見込めません。撤退することにします。

 

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昨日と同じ、フィゲロア湖付近の野営地に戻りました。夕食はツナ玉丼。鶏肉の代わりにツナ缶を使って親子丼のようにする私の得意のキャンプメニューです。それと、アボガドはワサビ醤油で白ワインのつまみにしました。

 

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キャンプのお供は短波ラジオの日本語放送とケーナです。

 

今日の走行距離171キロ、合計67227キロ。

 

 

2015年12月9日

 

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とうとう来てしまいました。雨です。11月28日にカッパを失くして以降、2週間近くも雨に合わなかったのはむしろラッキーだったと思います。テントで降られた雨は出発がどうしてもおっくうになります。せめて雨がやんでから出発したいと思うし、びっしょり濡れたテントをたたんでパッキングするのも嫌なので、テントが乾いてから出発したいな、などと思っていると憂鬱になりもう一泊するか、という気分になってしまいます。今日も、お昼頃には雨はやんだのですが、相変わらずの強風が吹き荒れています。昨日より天気の状況は悪いです。幸い、食料と水はあるので停滞することにしました。

 

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今日は一日、サンテグジュペリの人間の土地を読んで過ごしました。一度読んでしまったものでも、持っていると、こういう時に役に立ちます。

 

 

2015年12月10日

 

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昨日の雨は、山では雪だったようです。今日も強風が吹いていますが、3泊もしてしまったフィゲロア湖にも、これ以上滞在するわけにはいきません。水も食料も調達しなければならないし、キャンプも5泊続いたので今日はシャワーを浴びたい気分です。天気にもよりますが、300キロ先にあるプンタ・アレーナスというパタゴニア最大と言っても人口13万人ですが、その町を目指してホテルに泊まろうと思います。

 

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晴れたり、曇ったり、天気は目まぐるしく変わりますが、西からの強風がおさまる様子はありません。高い木々もなく、隠れることのできる場所も見つからない大平原が続きます。もう随分南へ下って地球の極へ近づいて来ました。天候も風土も厳しさを増す一方です。整備されたキャンプ場があれば良いのですが、それもありません。そろそろ野宿地探しはあきらめなければならないところまで来たのかもしれません。

 

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樹木が常にさらされる強風のため、こんなふうに成長していました。

 

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パタゴニア最大の都市、プンタ・アレーナスに到着。椎名誠氏も泊まったという安宿、ホテル・モンテカルロに宿泊。安宿とはいっても1泊トイレ・シャワー別のシングルで16000ペソ(2700円)します。外観が黄色で一軒綺麗に見えますが、ペルーなら1泊1000円くらいのレベルの宿です。バイクは日中は路駐、夜は宿に入れてもらえることになりました。

 

 

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プンタ・アーナスまでのルート。

 

今日の走行距離310キロ、合計67537キロ。

 

 

 
 

 

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アルゼンチン→チリ国境越え 2015年12月7日

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写真では良く分りませんが、かなりの向かい風です。凄く寒いです。

 

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陸路で南米南端、アルゼンチンのウシュワイアを目指す場合、一旦チリへ入国しなければならない場所があります。もちろんウシュワイアから北上するときもチリへ一旦入国するわけで、パタゴニアの旅はアルゼンチンとチリの国境を何度も行ったり来たりすることになります。リオ・トゥルビオを抜けてチリとの国境へ行きます。国境の手前はスキー場でした。

 

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アルゼンチン側の国境施設です。凄い大勢並んでいます。イミグレでスタンプをもらうのはすぐ終わりましたが、ペルミソ返却するためだけに1時間も待たされました。

 

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チリ側へ向かいます。

 

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峠を降りていったところにチリ側の国境施設がありました。こちらはなぜか、イミグレスタンプをもらうのに1時間以上並びました。その後のペルミソ作成はスムーズ。検疫がうるさいといわれているチリですが、形式的なもので終了。両国合わせて2時間半と時間のかかる国境越えとなりました。お金に関してはもちろん国境に両替所などないので、チリ、アルゼンチンのお金をあらかじめ持っておく必要があります。

 

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国境を抜けて海まで進めばプエルト。ナターレスの町です。大きな町ではありませんが、パイネ国立公園の基点の町なので、世界中からトレッカーや旅行者が集まっていてにぎやかでした。

 

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スーパーマーケットで食料を買出しし、パイネ国立公園方面へ向かいます。

 

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上空は青空なのですが、パイネ国立公園方面には厚い雲がかかっています。今日は手前のフィゲロア湖付近で野宿することにします。

 

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フィゲロア湖野営地までのルート。

 

今日の走行距離257キロ、合計67056キロ。

 

 

アルゼンチンデータ

入国 無料
出国 無料

走行距離 1296キロ
滞在日数 5日
通貨 1ペソ=8円
使ったお金 136ドル (一日平均27ドル)

宿 ドミトリー1泊200ペソ(1600円)
ワイン 1リッター12ペソ(100円)
ガソリン 1リッター11ペソ(90円)

 

 

 

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ぺリト・モレノ氷河 2015年12月5日~6日

2015年12月5日

 

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昨日は凄い快晴だったのに、今日は少し曇っています。ユースホステルの4人部屋、昨晩は一人で貸し切りラッキーと思っていたら、私が眠っているうちに新客が来ていました。眠っている人を起こさないように出発の準備をしました。キッチンで朝食を作ろうと思ていたけど、部屋に入ったり出たりも面倒なので一旦チェックアウトしてから、野外のテーブルで自分のキャンプ道具で自炊、この方が気を使わなくて良いです。ユースホステルはやっぱり苦手です。フィッツ・ロイ山をバックに見ながら今日はぺリトモレノ氷河を目指します。

ぺリト・モレノ氷河といえば、轟音を立てて氷河が湖に崩れ落ちる様子が有名で、私がパタゴニアで一番行ってみたかった場所です。

まずは、200キロほど先のカラファテという町へ向かいました。オシャレなレストランや土産物屋が並び、観光客でにぎわっています。カラファテといえば、東京目白のテレマークスキーショップを思い浮かべます。特にこの町はスキーで有名な町ではないんですが、どうして店の名前をカラファテにしたのか一度聞いてみたいものです。

その、カラファテのスーパーで食料を調達して、さらに80キロ先のペリト・モレノ氷河へ向かいましたが、時刻はすでに午後2時、しかも天気は優れず、空一面灰色の雲がかかっています。国立公園の入り口で聞いてみると、入場料金は260ペソ(2100円)で1日しか有効ではなく、明日は明日でまた料金がかかるということです。数日間有効なら、今日は今日でダメもとで行って見ようと思っていましたが、作戦を変更して明日出直すことにしました。

 

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国立公園手前10キロほどのところで良いキャンプ地を見つけました。ちょうど木の下にテントを張ることができます。でも空模様は相変わらずです。

 

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今日はカレーにしてみました。アルゼンチンは牛肉とワインが安いので食事事情は極めて良好であります。

 

今日の走行距離316キロ、合計66562キロ。

 

 

2015年12月6日

 

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空全体が明るいわけではありませんが、昨日に比べれば明らかに良い天気になりました。やはり、1日天気待ちをして正解だったようです。国立公園入口でチケットを買って進んで行きます。目指すぺリト・モレノ氷河はさらに30キロ先にあります。

 

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しばらく進むと、氷河が見えてきました。いきなり目の前にこの光景が見えたときは感動で寒さも吹き飛びました。遠いので小さくしか見えませんが、あれで、高さが60メートルもあります。青空も見えますが、風はかなり強く、山の方の天気は荒れているようです。

 

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バイクでどんどん近づいていくと、霧雨が降って来てラッキーにも氷河の上にかかる虹を見ることができました。

 

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駐車場から歩いて展望台へ向かいます。下の展望台からは大迫力の氷河を見ることができました。動くスピードが速いのがぺリト・モレノ氷河の特徴で、1日に2メートルも動くそうです。2時間ほど見ているうちに5~6回、氷河の崩落を見ることができました。銃声のような音は氷の割れる音だそうで、その後、轟音と共に氷河の破片が湖に落ちて行きました。

 

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氷は白ではなく、青みがかって見えました。氷が巨大であることもありますが、湖の水温も低いためなかなか溶けません。

 

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次に展望台を離れ、氷河を湖から見るボートに乗ってみることにしました。1時間ほどのツアーで250ペソ(2000円)です。

 

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ボートはどんどん氷河に近づいて行きます。

 

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湖からなら、さらに大迫力の氷河崩落が見れると期待していたのですが、どうも、タイミングもあるようで、1時間のツアー中は一度も崩落しませんでした。残念。まあ、湖から見る氷河も、展望台から見るのとはまた違って良いものでしたが。

 

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氷河の崩落が何度か見れたので、満足してぺリト・モレノ氷河を後にしました。更に、南下していきます。チリ側のように森が無く、風が吹きっさらしなので、テントを張れる場所を見つけるのに苦労します。北米のように、民間や公営のキャンプ場があれば助かるのですがそれもありません。今日はここで風をしのぎ一晩過ごすことにします。

 

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エル・カリト野営地までのルート。

 

今日の走行距離237キロ、合計66799キロ。

 

 

 

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