後半、3日連続雨のため5泊滞在したサカテカスを出発しました。待った甲斐あって今日は快晴の青空です。しばらく走った田舎町の教会で写真を撮っていると、立派な帽子をかぶり髭をはやした典型的メキシコおじさんが現れました。何かと思ったらお金を恵んでほしいとのこと。私の事をアメリカから来たと決めつけているようなので、日本から、と訂正しておきました。そして、お恵みの件は丁寧にお断りしました。
メキシコに入って貧富の差が気になります。豊かな都会と貧しい田舎では随分様子が違います。
世界遺産の町グアナファトに到着しました。駐車場付きの安宿はなかなか見つかりませんでしたが、宿の通路にバイクを置いて良いよという、ポサダフアレス・ホテルに決めました。1泊250ペソの部屋は窓が無し。窓のある部屋は3つベッドがあるから300ペソと言われましたが、2泊で550ペソ(4700円)で契約成立。これが、勝ち取った窓からの眺めです。数百円の差なら窓無しよりも、やっぱりこっちが良いです。
夕方から早速町歩きをしてみます。メキシコで一番美しいコロニアル都市と言われるだけあって、町全体が中世のヨーロッパのようです。銀鉱山で栄えた富でこのような豪華絢爛な町が作られ、その後、これといった産業も無かったから昔のままの町並がそっくりそのまま今に残ったという事だそうです。
裏通りを歩いてみたら、グアナファトの良いニャンコがいました。右に見えるのは水道の蛇口です。壁の色や渋いデザインに惚れ惚れしてしまいます。
ピピラの丘へ登ってグアナファトの町を見渡してみました。夕日が傾いていきます。
町に灯りがともりました。これも、メキシコなんだぁと、感動、感激。美しいのひとことでした。
グアナファトまでのルート。
今日の走行距離365キロ、29659キロ。