ぽこけん

ぽこ&けんいちによる、海外ツーリング、国内ツーリング、テレマークスキー、温泉のホームページです


2015年

ブエノスアイレスへ向けて北上 その2 2015年12月18日~21日

2015年12月18日

 

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悪天候のためテントの中で2泊停滞したフィッツロイ野営地。今日は天気が回復したので出発できそうです。テントがずぶ濡れなのである程度乾かしてから出発することにします。パタゴニアではもう何度か停滞を経験しました。天気が良い時になるべく長距離を進んでおかなければと思います。

 

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カレタ・オリビアから先は海沿いの気分の良いルートを走ります。心配していたリア・サスペンションですが、ここへ来て状況はさらに悪くなり、ほんの小さなギャップでもガツンガツンとサスペンションが底まで付いてしまうようになりました。何とか少なくともブエノスアイレスまでは持ちこたえてくれと、祈るような気持ちで走り続けました。

 

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今日のお昼はサンドイッチです。

 

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ウシュアイアから1500キロほど北上してきましたが、景色はほとんど変わりません。しいて言えばウシュアイアでは10くらいの短い草が茂っていたのが、30センチくらいに長くなったくらいでしょうか。今日はテレレウの30キロ手前でキャンプします。ゴミが散乱しているのは気になりますが、地面もしっかり締まっているし、道路から一段低くなっているので風も防げる良い野営地でした。

 

今日の走行距離542キロ、合計70086キロ。

 

 

2015年12月19日

 

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今日も晴れて良かった。毎日朝起きた後、空を見るときが一番ドキドキします。これから進む北の方角の天気が良いとほっとします。

 

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町と町は数百キロも離れていて、変わり映えのしない真平な風景の中の一本道を延々と進んで行きます。その間人の気配は全くありません。今日は、木と言ってよいのか分かりませんが、枝のある植物が密生しているのが見られるようになってきました。変化と言えばそんなところです。それと、北上するにつれて確実に気温が上がってきており、パタゴニア南部では手放すことができなかった冬山用のオーバーミトン(スキーグローブのような物です)では暑く感じられるようになってきました。

 

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アルゼンチンまで1000キロを切ったあたりからは、道沿いに人家も見られるようになってきました。農業を営んでいる様子も見られるようになり、緑も多くなってきました。2000キロ走ってようやく風景に変化が見られるようになってきました。ここ数日でアルゼンチンのとてつもない広さを実感しました。バイクで旅行するなら、北海道くらいの景色の変化と町と町の距離が理想的だなぁと思いました。

 

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今日はビジャロンガ近郊でキャンプです。虫が多くて参りました。久しぶりに蚊取り線香役に立ちました。

 

今日の走行距離682キロ、合計70768キロ。

 

 

2015年12月20日

 

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今日も6時過ぎには出発。天気が崩れる前に進めるだけ進んでおきたいです。昨日までガソリン1リッター10ペソ(80円)くらいだったのに、15ペソ(120円)になっています。一斉値上げかと思ったら、パタゴニアはガソリンの税金が安く設定されているから値段が違うのだそうです。バイアブランカを過ぎたあたり、アクセルのスロットルを戻すと、リア・サスペンションが更に沈み、連結部品が後ろの泥除けを押してタイヤと接触するまでになってしまいました。もう完全に沈み切ってしまっています。このまま乗るのは限界かもしれません。

 

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ブエノスアイレスまではあと300キロ。キャンプ地を探すのも相当難しくなってきたので、今日はアスールという町でホテルに泊まることにしました。ホットシャワーを浴びるのも、wifiにつなぐのも10日振りです。

 

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1泊370ペソ(3000円)で朝食付きの快適な宿でした。

インターネットで調べもの。ブエノスアイレスでは日本旅館という宿の中庭にバイクが停められるそうで、早速予約をいれました。それから、私も聞いたことのあるホルヘの家が、ここアズールの町にあることがわかりました。世界中からライダーが来る有名な場所でテントで宿泊もできるようです。知っていれば、そちらに行っていたのですが、明日からの宿泊はもう日本旅館に予約してしまいました。それよりも何よりも、バイクの問題が解決していないので心の余裕も無い状態です。税関に質問したいことがあるので、明日はまずブエノスアイレス国際空港の税関へ行って見ることにします。

 

今日の走行距離580キロ、合計71348キロ。

 

 

2015年12月21日

 

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ホルヘのところに寄ってみたかったけど、今一番気になるのはバイクをどうすべきかということ。市内へ入れば道路のギャップも多いのでサスペンションを更に傷付けて、それこそ、走行不能になってしまうのも心配です。ブエノスアイレスへ向けて進むことにします。だんだん交通量も増えてきました。

 

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ブエノスアイレス国際空港の税関事務所へ行ってみました。私が質問したかったのは、バイクが故障してしまったので、廃車にしてペルミソを返却できないかというものでした。しかし、答えは私の予想していなかった厳しいものでした。アルゼンチンでは外国の車両を廃車にすることはできない、修理するか、または、たとえ、壊れたままであろうと、ペルミソ有効期限中に国外へ出国させなければならない、というものでした。やはり、パラグアイまで行って何とかするより方法はないのでしょうか。

 

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GPSを頼りにブエノスアイレスの大都会真っただ中にある日本旅館に到着。中庭にバイク置かせてもらえるし、キッチンもあり、本や漫画もたくさんあります。ここなら、長居できそうです。バイクの件もあり、ブエノスアイレスを旅の終点にすることはできなくなりました。かといって、これ以上このままの状態で走るのは危険です。日本からサスペンションを送ってもらい、パーツを交換してから再出発するつもりです。なので、クリスマスと年越しは、ここ、日本旅館で迎えることになります。

 

今日の走行距離339キロ、合計71687キロ。

 

 

ブエノスアイレス1

パタゴニア16

ブエノスアイレスまでのルート。

 

 

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ブエノスアイレスへ向けて北上 その1 2015年12月15日~17日

2015年12月15日

 

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朝7時にはリオグランデの野営地を出発。天気はあまり良くなく、ふリースの上にダウンジャケット、祖の上にバイクジャケットと着こんでもまだ寒いです。フエゴ島のチリ国境へ向かう途中、羊飼いの人とすれ違いました。

 

スムーズに国境越えをしてチリに入国してからは100キロ以上ダートが続きました。リアサスペンションがもう限界に近いため、時速40キロで進みました。セロソンブレロという町で給油しようとしましたが、ガソリンスタンドが閉まっていました。次の町リオ・ガジェゴスまで約170キロ。タンクはリザーブに入っていましたが予備タンクもあるし、まあ大丈夫だろうと思いそのまま10キロほど進んでから、ちょっと不安になってきました。何か声が聞こえたような気がします。妻の声なのか、自分の内側からの声なのかわかりませんが、「本当に大丈夫?」と。落ち着いて考えてみれば、まあ、大丈夫だろうってことは、ダメな可能性が無いわけじゃないよな、強風の向かい風になってガス欠なんてことにならないとも限らないよなと。ここは、引き返して、民家を訪ねて売ってもらうなどしてでも、ガソリンをもう少し補給しておくべきだと思い直しました。

 

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セロ・ソンブレロに戻って町の人に聞いてみると、ガソリンスタンドはあと15分後の午後1時からオープンするとのこと。1時オープン何て変だなぁと思いながら待っていると、本当に1時になったらおじさんが来て店をオープンしました。これで安心して次の町まで走れます。

 

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マゼラン海峡の一番狭い部分にはフェリーが行き来しています。これは無料で乗ることができました。

 

PC151082イルカでしょうか、又は小さめのクジラでしょうか。フェリーと伴走でもするかのように、回転したりジャンプしては遊びながら一緒に泳いでいる様子を見ることができました。

 

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再び国境です。今度はアルゼンチンに入国します。アルゼンチンはこれで4度目の入国です。

 

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今日はリ・オガジェゴスの10キロほど手前でキャンプです。運よく橋の下に良いスペースを見つけました。橋の下をバカにしては行けませんよ、橋の下ほど優れた野営地は無いのです。あの、弘法大師空海も橋の下で野宿しながら旅を続けていたと聞きます。

今日の走行距離450キロ、合計68892キロ。

 

アルゼンチンデータ

入国 無料
出国 無料

走行距離 772キロ
滞在日数 4日
通貨 1ペソ=8円
使ったお金 101ドル (一日平均25ドル)

 

チリデータ

入国 無料
出国 無料

走行距離 271キロ
滞在日数 半日
通貨 1ペソ=0,17円
使ったお金 10ドル

 

 

2015年12月16日

 

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朝6時半に出発。2550という数字はブエノスアイレスまでの距離数です。ウシュアイアからは3000キロ以上あったので、だいぶ北上してきました。

 

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出発して最初の200キロはどんよりした空模様でしたが、やがて快晴になりました。

 

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650キロほど走って、フィッツ・ロイ村の手前、道路脇の車道から見えにくいところでキャンプ。

 

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今日の夕食はステーキとトン汁ならぬ牛汁です。

 

今日の走行距離652キロ、合計69544キロ。

 

 

2015年12月17日

 

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昨日夜から降り出した雨は朝になっても止まないどころか、今日の夕方まで降り続きました。テントの下が水の流れ道になってしまい、テントの底に空いた小さな穴から水が浸入して、テントの中に水溜りができてしまいました。それどころか、テントの周辺一体がドロドロのぬかるみになってしまい、外へ出てもサンダルがドロドロになってしまう状態。無理にバイクで脱出しようとすれば、スタックしてしまいそうです。

 

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そんな天気でしたが、夕方には晴れてきました。地面はまだドロドロですが、明日になって水がはけてここから脱出できることを祈ります。

 

パタゴニア15

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フィッツ・ロイ野営地までのルート。

 

 

 

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旅の目的地ウシュアイア到着 2015年12月12日~14日

2015年12月12日

 

PC120996ウシュアイアへ向かう前に、フエゴ島で釣りを試したくなってちょっと寄り道。ダートに入ります。

 

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地図で目星をつけておいた川や湖で試してみますがさっぱりダメです。どうも。カナダやアラスカのように上手くは行きません。パタゴニアでの釣りは期待外れに終わってしまいました。

 

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舗装路に戻ってウシュアイアを目指します。アルゼンチンに入ってから良く見かけるようになったお稲荷さんの祠のようなもの。道端にたくさんあって、必ず色は赤です。

 

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中を覗いてみると、決まってこのセーラー服を着たような髭のおじさんが祭られています。一体何なんでしょう。

 

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ウシュアイアに近づくと、峠道とは言っても標高は400メートルほどなのですが、雪が降ってきました。アラスカでも夏の7月に降られましたが、12月のウシュアイアも初夏のはず。世界の果ての気候は厳しいんですね。

 

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今日は、ウシュアイアのちょっと手前の無料キャンプ場に泊まることにします。

 

今日の走行距離255キロ、合計68112キロ。

 

 

2015年12月13日

 

 

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今日こそは南米南端、旅の目的地であるウシュアイアに到着できるなと思っていたのに、朝から夕方までずっと雪がちらついていました。積もるほどではないのですが、テントの中に居ても手袋をしたくなるような寒さです。

 

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今日は、このキャンプ場に停滞決定です。文庫本は前回パイネでの停滞の時に読んでしまったばかりだし、時間が余ってしょうがないので釣りのリールを入れる袋がボロボロだったので、持っていた布で表地と裏地を付けて補修しました。

 

それにしても、一日中雪に降られて停滞する羽目になるとは想像していませんでした。パタゴニアは天気が良いと素晴らしい景色で長く滞在したいと心魅かれるけれど、一旦天気が崩れると強風が吹き荒れ、雨どころか雪まで降って来る、テントでのバイク旅には辛いです。天気が回復して、南米南端の道路の終点までたどり着いたら、その後はぐずぐずしないで北上していこうと思いました。

 

 

2015年12月14日

 

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今日は青空も見えてます。この天気なら間違いなくウシュアイアへ行けるでしょう。

 

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南米最南端、というより世界最南端の町ウシュアイアの入り口です。長い道のりだったなぁ、と今までの道筋での出来事が思い出されて来ました。

 

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ウシュアイアの町です。町を通り越して、更に、これ以上バイクで南へは進めないという道路の終点へ向かいました。

 

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ウシュアイアの町から20キロほど進むと、その、道路の終点にたどり着きました。やっと来たんだなぁという感動を味わっていると、じわじわと日本へ帰りたいという思いが広がって来ました。

 

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看板には、アラスカから1万7848キロ、ブエノスアイレスから3079キロの表示がありました。バイクのメーターは現在6万8171キロを指しています。アラスカ北端のデッドホースでは9500キロくらいでしたから、6万キロ弱走ってきたことになります。アメリカ大陸縦断という目的はこうして何とか達成できたので、ここからは、帰るための旅がはじまります。パラグアイでバイクの旅を終えようかと思っています。ブエノスアイレスまで3000キロ、パラグアイまでだとあと5000キロくらいでしょうか、もう少し北上の旅を続けなければなりません。

 

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リア・サスペンションからギーギーと音がするので、リオグランデのバイク屋さんで見てもらうことにしました。グリースアップしてもらいましたが、状況が変わらず、まだ音がします。

 

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どうも、サスペンションそのもののオイル漏れが原因のようです。日本ならオーバーホールしてくれる所もあると思いますが、ここではそんな技術はなく、交換する以外直る方法は無いということです。ただ交換すると言っても、部品そのものが10万円近くするでしょうし、日本から送ってもらうにしろまた、2週間待ち、重いので送料もバカにならないし、関税を払わされるかもしれません。なので、部品交換はあまり現実的ではありません。今のところ、完全に底付きはしていないのでそのまま元通りに組み直してもらって、サスペンションの負担にならないよう北上を続けることにしました。

今日は、前回も泊まったリオグランデ野営地でキャンプ泊です。ウシュアイアへ到着できた喜びもどこへやら、バイクの不調で憂鬱な気分になってしまいました。

 

パタゴニア13

ウシュアイア経由リオグランデまでのルート。

今日の走行距離330キロ、合計68442キロ。

 

 

 

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チリ→アルゼンチン国境越え(フエゴ島へ) 2015年12月11日

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プンタ・アレーナスのホテル滞在は快適でしたが1泊のみで出発です。セントロのアルマス広場付近では出勤中の人々を見かけましたが、皆さん初夏というのにコートを羽織っていました。世界最南端へ向かっているなと実感します。マゼラン海峡沿いの広々とした道に出てからは、海峡沿いにフェリーターミナルへ向かいました。

 

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プンタ・アレーナスからはバイクごとフェリーでフエゴ島のポルベニールへマゼラン海峡を渡ります。2時間ちょっとの船旅で料金はバイク込みで11300ペソ(1900円)。

 

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マゼラン海峡を渡った先はフエゴ島です。ポルベニールは人口7000人という小さな町でした。ホットドッグ屋でもあれば昼食を取りたかったんですが、スーパーが1軒と食堂を1軒見かけたのみ。滞在せず通り過ぎました。道はすぐダートになりアルゼンチンとの国境まで続いていました。

 

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チリ側の出国手続きはスムーズです。建物の中は暖房が入っていて暖かいのですが、外は震える寒さでした。

 

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15キロほどバートを走ると今度はアルゼンチン側の国境施設がありました。ここで、チリ出国のスタンプが無いと指摘され、再び15キロ走ってチリ側へ戻って確認すると実はスタンプはちゃんと押してあり、また戻るというハプニングがありました。

 

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いよいよ、この旅の目的地であるウシュアイアも近づいて来ました。

 

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本日はリオグランデ郊外でキャンプします。

 

パタゴニア11

リオグランデまでのルート。

 

今日の走行距離320キロ、合計67857キロ。

 

 

チリデータ

入国 無料
出国 無料

走行距離 826キロ
滞在日数 4日
通貨 1ペソ=0,17円
使ったお金 102ドル (一日平均26ドル)

宿 ホテル1泊16000ペソ(2700円)

 

 
 

 

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トーレス・デル・パイネ 2015年12月8日~10日

2015年12月8日

 

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一応、青空も見えるので意気込んでパイネへ向かったのですが、物凄い強風であります。どのくらい風が強いかというと、なかなか言葉で表現するのは私には難しいのですが、山登りをする人なら悪天時稜線で突風に耐えているときぐらいと言えばわかっていただけるでしょうか。バイクは横風に合うと車体を傾けていないとまっすぐ進みません。いつの間にか反対車線まで流されそうになります。駐車するときは、サイドスタンドを風下側にしないといけません。そんなわけで、今日は引き返そうかと思っていたところ、ドカーンと遠くにまさに、塔のような3本の峰が見えました。パイネには色々見どころがあるようですが、私が一番見たかったのはこの3本の切り立った岩山です。明日明後日、天気が回復する保証はありません。何せ、ここは悪天候で有名なパタゴニアです。この景色が見れただけで満足としよう、リベンジは無しだ、と決断するのですが、どうせなら、もう少しだけ。もう少しだけ、近づいてあの山をもっと近くで見たいと思いつつ、取りつかれたように進んでしまうのでした。

トーレス・デル・パイネ国立公園。世界中から山好きが集まって来る聖地のようなところであります。3つの切り立った岩山が象徴的なので私はトーレスはトレス、スペイン語で3の意味かと思っていたんですが、トーレスとは塔の意味だそうです。塔のように切り立った山がこの山域に多いから名付けられたようです。

 

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しばらく進むと、グアナコが群れていました。パタゴニアではこれまでも良く見てきた動物ですが、とにかく憶病でなかなか写真に撮れないでいました。リャマの仲間だそうです。

 

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強風の中、もう少し、もう少しと進んで行きます。

 

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もうこれ以上進むのはやめにします。天気は安定せず、この先は霧ももっと濃いようなので、パイネの角やグレイ湖の氷河などは行っても見れないかもしれません。何より、バイクを運転するような風の状態ではないので危険もあります。ここでゆっくりとサンドイッチの昼食を取りながら、3本の塔を眺め、自分のパイネを見納めることにします。

 

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寒い中、1時間この景色には見入っていたと思いますが、これ以上天気の回復は見込めません。撤退することにします。

 

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昨日と同じ、フィゲロア湖付近の野営地に戻りました。夕食はツナ玉丼。鶏肉の代わりにツナ缶を使って親子丼のようにする私の得意のキャンプメニューです。それと、アボガドはワサビ醤油で白ワインのつまみにしました。

 

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キャンプのお供は短波ラジオの日本語放送とケーナです。

 

今日の走行距離171キロ、合計67227キロ。

 

 

2015年12月9日

 

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とうとう来てしまいました。雨です。11月28日にカッパを失くして以降、2週間近くも雨に合わなかったのはむしろラッキーだったと思います。テントで降られた雨は出発がどうしてもおっくうになります。せめて雨がやんでから出発したいと思うし、びっしょり濡れたテントをたたんでパッキングするのも嫌なので、テントが乾いてから出発したいな、などと思っていると憂鬱になりもう一泊するか、という気分になってしまいます。今日も、お昼頃には雨はやんだのですが、相変わらずの強風が吹き荒れています。昨日より天気の状況は悪いです。幸い、食料と水はあるので停滞することにしました。

 

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今日は一日、サンテグジュペリの人間の土地を読んで過ごしました。一度読んでしまったものでも、持っていると、こういう時に役に立ちます。

 

 

2015年12月10日

 

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昨日の雨は、山では雪だったようです。今日も強風が吹いていますが、3泊もしてしまったフィゲロア湖にも、これ以上滞在するわけにはいきません。水も食料も調達しなければならないし、キャンプも5泊続いたので今日はシャワーを浴びたい気分です。天気にもよりますが、300キロ先にあるプンタ・アレーナスというパタゴニア最大と言っても人口13万人ですが、その町を目指してホテルに泊まろうと思います。

 

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晴れたり、曇ったり、天気は目まぐるしく変わりますが、西からの強風がおさまる様子はありません。高い木々もなく、隠れることのできる場所も見つからない大平原が続きます。もう随分南へ下って地球の極へ近づいて来ました。天候も風土も厳しさを増す一方です。整備されたキャンプ場があれば良いのですが、それもありません。そろそろ野宿地探しはあきらめなければならないところまで来たのかもしれません。

 

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樹木が常にさらされる強風のため、こんなふうに成長していました。

 

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パタゴニア最大の都市、プンタ・アレーナスに到着。椎名誠氏も泊まったという安宿、ホテル・モンテカルロに宿泊。安宿とはいっても1泊トイレ・シャワー別のシングルで16000ペソ(2700円)します。外観が黄色で一軒綺麗に見えますが、ペルーなら1泊1000円くらいのレベルの宿です。バイクは日中は路駐、夜は宿に入れてもらえることになりました。

 

 

パタゴニア10

プンタ・アーナスまでのルート。

 

今日の走行距離310キロ、合計67537キロ。

 

 

 
 

 

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アルゼンチン→チリ国境越え 2015年12月7日

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写真では良く分りませんが、かなりの向かい風です。凄く寒いです。

 

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陸路で南米南端、アルゼンチンのウシュワイアを目指す場合、一旦チリへ入国しなければならない場所があります。もちろんウシュワイアから北上するときもチリへ一旦入国するわけで、パタゴニアの旅はアルゼンチンとチリの国境を何度も行ったり来たりすることになります。リオ・トゥルビオを抜けてチリとの国境へ行きます。国境の手前はスキー場でした。

 

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アルゼンチン側の国境施設です。凄い大勢並んでいます。イミグレでスタンプをもらうのはすぐ終わりましたが、ペルミソ返却するためだけに1時間も待たされました。

 

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チリ側へ向かいます。

 

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峠を降りていったところにチリ側の国境施設がありました。こちらはなぜか、イミグレスタンプをもらうのに1時間以上並びました。その後のペルミソ作成はスムーズ。検疫がうるさいといわれているチリですが、形式的なもので終了。両国合わせて2時間半と時間のかかる国境越えとなりました。お金に関してはもちろん国境に両替所などないので、チリ、アルゼンチンのお金をあらかじめ持っておく必要があります。

 

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国境を抜けて海まで進めばプエルト。ナターレスの町です。大きな町ではありませんが、パイネ国立公園の基点の町なので、世界中からトレッカーや旅行者が集まっていてにぎやかでした。

 

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スーパーマーケットで食料を買出しし、パイネ国立公園方面へ向かいます。

 

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上空は青空なのですが、パイネ国立公園方面には厚い雲がかかっています。今日は手前のフィゲロア湖付近で野宿することにします。

 

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フィゲロア湖野営地までのルート。

 

今日の走行距離257キロ、合計67056キロ。

 

 

アルゼンチンデータ

入国 無料
出国 無料

走行距離 1296キロ
滞在日数 5日
通貨 1ペソ=8円
使ったお金 136ドル (一日平均27ドル)

宿 ドミトリー1泊200ペソ(1600円)
ワイン 1リッター12ペソ(100円)
ガソリン 1リッター11ペソ(90円)

 

 

 

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ぺリト・モレノ氷河 2015年12月5日~6日

2015年12月5日

 

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昨日は凄い快晴だったのに、今日は少し曇っています。ユースホステルの4人部屋、昨晩は一人で貸し切りラッキーと思っていたら、私が眠っているうちに新客が来ていました。眠っている人を起こさないように出発の準備をしました。キッチンで朝食を作ろうと思ていたけど、部屋に入ったり出たりも面倒なので一旦チェックアウトしてから、野外のテーブルで自分のキャンプ道具で自炊、この方が気を使わなくて良いです。ユースホステルはやっぱり苦手です。フィッツ・ロイ山をバックに見ながら今日はぺリトモレノ氷河を目指します。

ぺリト・モレノ氷河といえば、轟音を立てて氷河が湖に崩れ落ちる様子が有名で、私がパタゴニアで一番行ってみたかった場所です。

まずは、200キロほど先のカラファテという町へ向かいました。オシャレなレストランや土産物屋が並び、観光客でにぎわっています。カラファテといえば、東京目白のテレマークスキーショップを思い浮かべます。特にこの町はスキーで有名な町ではないんですが、どうして店の名前をカラファテにしたのか一度聞いてみたいものです。

その、カラファテのスーパーで食料を調達して、さらに80キロ先のペリト・モレノ氷河へ向かいましたが、時刻はすでに午後2時、しかも天気は優れず、空一面灰色の雲がかかっています。国立公園の入り口で聞いてみると、入場料金は260ペソ(2100円)で1日しか有効ではなく、明日は明日でまた料金がかかるということです。数日間有効なら、今日は今日でダメもとで行って見ようと思っていましたが、作戦を変更して明日出直すことにしました。

 

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国立公園手前10キロほどのところで良いキャンプ地を見つけました。ちょうど木の下にテントを張ることができます。でも空模様は相変わらずです。

 

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今日はカレーにしてみました。アルゼンチンは牛肉とワインが安いので食事事情は極めて良好であります。

 

今日の走行距離316キロ、合計66562キロ。

 

 

2015年12月6日

 

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空全体が明るいわけではありませんが、昨日に比べれば明らかに良い天気になりました。やはり、1日天気待ちをして正解だったようです。国立公園入口でチケットを買って進んで行きます。目指すぺリト・モレノ氷河はさらに30キロ先にあります。

 

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しばらく進むと、氷河が見えてきました。いきなり目の前にこの光景が見えたときは感動で寒さも吹き飛びました。遠いので小さくしか見えませんが、あれで、高さが60メートルもあります。青空も見えますが、風はかなり強く、山の方の天気は荒れているようです。

 

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バイクでどんどん近づいていくと、霧雨が降って来てラッキーにも氷河の上にかかる虹を見ることができました。

 

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駐車場から歩いて展望台へ向かいます。下の展望台からは大迫力の氷河を見ることができました。動くスピードが速いのがぺリト・モレノ氷河の特徴で、1日に2メートルも動くそうです。2時間ほど見ているうちに5~6回、氷河の崩落を見ることができました。銃声のような音は氷の割れる音だそうで、その後、轟音と共に氷河の破片が湖に落ちて行きました。

 

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氷は白ではなく、青みがかって見えました。氷が巨大であることもありますが、湖の水温も低いためなかなか溶けません。

 

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次に展望台を離れ、氷河を湖から見るボートに乗ってみることにしました。1時間ほどのツアーで250ペソ(2000円)です。

 

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ボートはどんどん氷河に近づいて行きます。

 

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湖からなら、さらに大迫力の氷河崩落が見れると期待していたのですが、どうも、タイミングもあるようで、1時間のツアー中は一度も崩落しませんでした。残念。まあ、湖から見る氷河も、展望台から見るのとはまた違って良いものでしたが。

 

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氷河の崩落が何度か見れたので、満足してぺリト・モレノ氷河を後にしました。更に、南下していきます。チリ側のように森が無く、風が吹きっさらしなので、テントを張れる場所を見つけるのに苦労します。北米のように、民間や公営のキャンプ場があれば助かるのですがそれもありません。今日はここで風をしのぎ一晩過ごすことにします。

 

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エル・カリト野営地までのルート。

 

今日の走行距離237キロ、合計66799キロ。

 

 

 

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エル・チャルテンでフィッツロイ山を眺める 2015年12月3日~4日

 

2015年12月3日

 

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今日も、とにかく南下あるのみです。景色は何百キロも全く変わりません。短い草の生えている乾燥した平原をひたすら走ります。こんなまっ平な地形なので風が強いです。向かい風と追い風では燃費が2倍近くも変わってしまいます。パタゴニアの場合、一概に距離で必要な燃料を測れないなぁと思いました。スタンドがあったら毎回必ず、予備タンクも満タンにするようにします。

 

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チリ国境にも近いアンデス山脈の麓、エル・チャルテンに近づいて来ました。天気が悪く、フィッツロイの山は見ることができませんでした。今日は、どこか宿に泊まるか、民間のキャンプ場に泊まりたいなと思います。2週間も野宿続きです。埃だらけのバイクのジャケットも洗いたいし、インターネットにも1週間前にプエルト・モンのマクドナルドでつないで以来アクセスしていません。

いくつか宿を見て回りましたが、シングルルームのある宿は高すぎるし、結局、ドミトリーでも共有スペースの充実している大型のユースホステルに泊まることにしました。1泊200ペソ(1600円)です。

シャワーを浴びてから、洗濯禁止なので洗濯屋へ汚れた衣類を持っていって、電池関係を充電して、ブログをアップしてと大忙しでした。

 

今日の走行距離342キロ、合計66230キロ。

 

 

2015年12月4日

 

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ドミトリーの場合、同室の人へ気を使うのが難点。あと、キッチンが混雑して順番待ちだったりするのが私は苦手です。やはり、野宿が最高だけどシャワーやインターネットのためには時々利用する他ないでしょう。同室の3人の若い女性は荷物も散らかし放題、昨日は夜9時には眠ってしまったのに、今朝8時になってもまだ起きる気配がありません。一体、何時間眠るのでしょう。なるべく、音を立てないように準備して、私は8時からトレッキングに出発しました。

 

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このところ、バイクばかり乗って歩いていないので、無難にカプリ湖までの4時間コースに行くことにします。標高が上がると、エル・チャルテンの町が眼下に見えました。

 

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フィッツロイ山が見えてきました。標高こそ3359メートルですが、切り立った岩が目を引く存在感のある山でした。

 

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2時間ほどでカプリ湖に到着。雲一つない天気で素晴らしい眺めです。

 

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もう2度と来ることはできないだろうと思って満足するまでフィッツロイ山を眺めて下山しました。

 

パタゴニア6

エル・チャルテンまでのルート。

 

 

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チリ→アルゼンチン国境越え 2015年12月2日

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キャンプ地から25キロほど進むとチリ側のチレチコの町がありました。ここからアルゼンチン国境までは5キロほどです。随分へネラル・カレラ湖沿いを走っていますが、さすがに南米第2位の大きさの湖、まだ、湖の真ん中付近です。

 

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チリ側の国境に着きました、並んでいる人も居なくて手続きはスムーズです。イミグレで出国印をもらって、税関にバイクのペルミソを返却して終了。

 

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この川を渡れば向こう側はアルゼンチンです。

 

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アルゼンチン側の国境施設。こちらもイミグレで90日滞在可能なスタンプをもらい、税関でバイクのペルミソを作ってもらいました。時間は10分も掛からずスムーズです。ここの、アルゼンチン税関ではバイク保険を要求されませんでした。

 

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アルゼンチン側に入ると、道はアスファルトになります。山がちだった地形も平な大平原になり、森が無くなり乾燥した大地に変わりました。

 

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ぺリト・モレーノという町で食料を買出ししました。やはり、チリのプエルト・モンでアルゼンチンペソを作って来て正解だったようです。小さな町でとても闇両替などやっている雰囲気はありません。できたとしても、レートはかなり悪いでしょう。その後は南下です。ガソリンも食料もチリより大分安めで助かります。

 

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今日は、ここでキャンプ。平原が続くので、野宿地探しに苦労します。

 

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アルゼンチンは肉が安いので、今日はステーキにしてみました。この大きな肉で160円ほどでした。

 

パタゴニア5

グレゴレス野営地へのルート。

今日の走行距離469キロ、合計65888キロ。

 

チリデータ

入国 無料
出国 無料

走行距離 6019キロ
滞在日数 42日
通貨 1ペソ=0,17円
使ったお金 1875ドル (イースター島への航空券648ドル、MSR138ドル、バイクのチェーンなど81ドルを除いた一日平均24ドル)

宿 ドミトリー1泊6000ペソ~8000ペソ(1000円~1360円)
定食 4000ペソ(700円)
ビール 1本600ペソ(100円)
ワイン 1リッター1500ペソ(250円)
ガソリン 1リッター800ペソ(140円)

 

 

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マーブル・カテドラル 2015年12月1日

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今日は、雲一つない快晴。最高の天気です。雪をかぶった山々も見えます。

 

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しばらく走ると、南米で2番目に大きいというへネラル・カレラ湖にでました。ちなみに、南米一大きいのはチチカカ湖です。ここへ来たのは、岩の洞窟の青色のマーブル模様が美しいといわれているマーブルカテドラルを見るためです。

 

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プエルト・リオ・トランキーロという小さな村が出発点になります。ここでマーブルカテドラルを見学するボートツアーに参加しました。ツアーは2時間で8000ペソ(1400円)。

 

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小さなボートでこのように青い岩の洞窟を巡って行きます。

 

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この周囲一帯が同じような、青のマーブル模様なのですが、何といってもメインの見どころはここ、マーブル・カテドラルです。

 

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マーブル・カテドラルの岩の模様。幻想的な不思議な雰囲気でした。

 

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マーブル・カテドラルを見学した後は、東のアルゼンチン国境方面へ向かいます。これ以上チリ側を南下すると、道が行き止まりになってしまい、アルゼンチンに入れないためです。

 

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へネラル・カレラ湖沿いに進みます。湖にアクセスできるところでは釣りもしてみました。2度ニジマスらしき魚がかかりましたが、ジャンプされて針が外れてしまいました。勢いよくジャンプするのは大体ニジマスが多いのでわかります。

 

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今日は本当に、一日中天気が良かったです。しばらく、雨続きでしたがようやくパタゴニアらしい景色を堪能できました。

 

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アルゼンチンとの国境、30キロほど手前で野宿しました。

今日の走行距離206キロ、合計65419キロ。

 

パタゴニア4

チレチコ野営地までのルート。

 

 
 

 

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