福島のペットレスキュー報告会がメインとはいえ、せっかく遠くまで来ているので今日は渋温泉へ行ってみます。冬季のバックカントリースキーのついでに近くを通ったことはありましたが、入浴は初めてです。温泉の泉質も良いそうですが、古い温泉街の風情が残っているというので期待しています。
私たちが泊まるいかり屋旅館まで車で行ってみると、川向こうの共同駐車場に停めて来るようにと言われました。温泉街の道はとても狭く、駐車場が無い宿も多いようです。それにしても、平日というのに福島の温泉街と違って、浴衣に下駄の客たちでかなり賑わっています。福島の温泉にも昔のように沢山お客さんが来てほしいなぁ。
今回わたしたちが泊まったのはいかり屋旅館です。渋温泉では老舗の金具屋旅館の木造建築が素晴らしいと言われています。その向かいの宿に泊まれば、部屋に居ながらにして金具屋が眺められるのではないかと思って選びました。
1泊2食7500円(税抜)という安いプランだったにも関わらず、2階の通りに面した部屋に通され、部屋からは金具屋の重厚な木造4階建て建築がばっちり眺められました。
夕食も値段の割にはかなり良かったです。豚しゃぶ、サーモン、アユの塩焼き、天ぷら、茶わん蒸しなど。安いプランでも充分満足できると思いました。
夕食後は温泉街を散策してみます。山の中の一軒宿も好きですが、温泉街の魅力はこのぶらぶら歩きができること、渋温泉は共同湯が9か所もあるそうで、はしご湯も楽しみです。
おっ、これは懐かしい。射的屋さんがありました。台湾の夜市ではまだまだ健在ですが、日本では最近あまり見かけなくなりましたよね。
共同湯にも入ってみます。
基本的には、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・ 塩化物泉ですが、9か所それぞれ少しづつ泉質が違っていて、色がグレーだったり、茶色だったり、透明だったり、湯の華が豊富なところがあったりと個性豊かです。pHが4くらいというのは珍しい特徴だと思います。
翌朝の朝食。すごく豪華というわけではありませんがこれで充分、納豆が嬉しいです。
翌日は、猿が温泉に入っている姿が見られるという地獄谷野猿公苑へ寄ってから、新潟経由で福島へ戻って来ました。充実した内容の濃い信州旅行でした。
信州旅行 最終回 おわり