2014年10月1日

11日間滞在したメキシコ・エンセナーダのホテルリオ。今日は朝からアメリカ・ロサンゼルスへ移動します。
鎖骨骨折などたいしたケガではないかもしれないけれど、骨がくっ付き始めるまでの日数が不明確というのがやっかいです。早ければ2か月で付くかもしれないけれど、半年しても付き始めないこともあるようです。それまで、ここでバイクにも乗れず待つなんて私には無理です。自宅へ戻って落ち着いた環境で気長に治療に専念する選択は正解だと思います。ロサンゼルスまでの350キロ、肩を刺激しないよう安全運転で行きたいと思います。

国境の町ティファナのバンヘルシートへ寄ります。バイクのペルミソ(一時輸入許可証)を返却しました。メキシコ、当たり前ですが、ちゃんとデポジットの400ドルを現金で返してくれました。ラテンの乗りで明日来いとか、係りが居ないから分からないとか言われなくて良かったです。さすが、中南米の優等生と言われている国ですね。
その後、オタイ国境から出国しました。メキシコ側ではチェックなし、アメリカ側では簡単な質問を受けましたが無事入国しました。
メキシコデータ
メキシコ滞在日数 12日
メキシコ走行距離 348キロ
メキシコ使ったお金合計367ドル(入国税24ドル、バイクペルミソ59ドルを含む)
使ったお金の1日平均 24ドル
アメリカへ入国してからは、ルート905W→805N→5N→405Nを通ってロサンゼルス国際空港前まで来ました。アメリカの道路標識はシステマティックで分かりやすく、地図もGPSも見ずに来ることができました。

まずは腹ごしらえ。何と吉野家があるじゃありませんか!今回の旅では北米で初めて見ました。さすがロサンゼルスですね。それに、歩いている人たちが国際色豊かです。今までのアメリカの田舎町ではほとんど白人社会の様でしたが、アフリカ系、ラテン系、インド系が目立ちます。田舎町と大都市では大分印象が違うものだと驚きました。まるで別の国のようです。

それで、お目当ての牛丼ですが、何かが違います。
- 紅しょうがの色が濃すぎます。
- 肉のスライス具合がちょい厚めな気がする、気のせいかもしれませんけど。
- 汁がしょっぱすぎます。
並とか大盛りはあったのかな?普通にビーフボールと注文するとこれが出てきました。5ドルと値段も高めなこともあり肉の量は日本の並盛りより多いようです。微妙な違いはありましたが、まあ、アメリカで食べれるとは思っていなかったので良い経験ができました。

ロサンゼルスの滞在はバイクを保管してもらって以降の行動がしやすいように、メトロのLennox駅から近いAmerica innというモーテルにしました。ここなら、バイク屋さんから帰って来るときも、空港へ行くときも公共機関で行けるので便利です。何があるかわからないし、国境越えもあったので、念のためにアメリカ出国1日前にロサンゼルス入りしました。明日はバイク屋さんへバイクを預けに行きます。
2014年10月2日

バイク屋さんへ行く前に腹ごしらえ。マクドナルドと対照的なファストフードのハンバーガーチェーンとして人気のin・n・out。注文を受けてから、しっかりちゃんとしたハンバーガーを作ると評判が良いようです。私が通ってきたアメリカの田舎町にはこういうのは見かけなかったので今回初めての入店です。ハンバーグも分厚く、ひき肉をこねてちゃんと作ってる感じだし、レタス、トマトなどたっぷりとした野菜も嬉しいです。フライドポテトは太目。正直美味しいです。メニューは実にシンプルで、ハンバーガー、チーズバーガー、ダブルチーズバーガー、フライドポテトのみ。私は明日出国ということで、贅沢して一番高いダブルチーズにしてしまいました。これで7ドルくらいでした。安くはないですけど、人気があるようで繁盛してましたよ。それと、日本ではすっかり姿を消してしまったかに見えるドクターペッパーがコカ・コーラと肩を並べてドリンクコーナーにありましたので、今回久々にドクターをチョイスしてみました。

午後、ロサンゼルスのバイク屋さんMoto Whoopsを訪ねました。こちらでバイクを保管していただけることになり、今回の帰国が実現しました。大変感謝しています。Moto Whoopsではバハ・カリフォルニアのオフロードツアーなどもやっているそうです。なので、私が転倒、骨折したエンセナーダ付近についても良くご存じでした。エンセ ナーダから先はきれいな一本道が続いていて、それこそ片手運転でも行けるくらいだそうです。今となっては時間を巻き戻すわけには行かないので、骨折を後悔してもしかたないです。後続車に巻き込まれなかっただけ良かったと考えるべきでしょう。私の希望では2~3ケ月後に戻って旅を再開したいのですが、すべては骨の付き具合次第です。バイクと荷物の保管、よろしくお願いします。

公共のバスとメトロを乗り継いでダウンタウンのリトルトーキョーへ行って見ました。20年ぶりの再訪です。

日本人村と名付けられた一角はやぐらなどが建ち、観光地として整備されていましたが、今はもう日本人街としての機能はしていないようで、町並みは20年前より寂れてしまっているように見えました。

懐かしいダイマルホテルです。当時は日本人の旅行者で賑わっていたものです。あの当時でシングル1泊がたしか25ドルくらいだった気がします。バイクだったらこんなダウンタウンのど真ん中まで来ようと思わないですね。骨折したからこそ、ロサンゼルスへ来て、メトロで足をのばし、懐かしい町を再訪することができました。寂しい町になってしまったのは残念ですが、今のリトルトーキョーを見ることができて良かったです。
それでは、明日の飛行機に乗って一時帰国します。

これまでバイクで走って来たルート。
