2014年7月28日
昨日、この季節ではなかなか見ることのできないという、マッキンリー山を見ることができたという幸運に恵まれ、更に同じ日にサーモンまで釣れてしまって予定していたキーナイ半島巡りをやめることにしました。キーナイ半島の目的があわよくば、サーモンでも釣れないかなぁというものだったのでそれは昨日ウィロークリークで達成しました。それよりも、連日の悪天候と寒さで参っていたこともあります。正直、早く暖かいところへ行きたい、グズグズしているとまた10日以上も降り続く雨に捕まってしまいそうな気もします。そういうわけで、今日からカナダへ向けて南下の旅を開始します。
アンカレッジへは行かず、アラスカハイウェーをカナダ国境方面へ左折してしばらく進むと、マタヌスカ氷河が見えてきました。
天気が今一つですが、なかなか迫力のある氷河です。しかし、毎日天気が悪いのになぜ、マッキンリーの横を通った昨日だけ晴れてくれたのか、昨日は本当に運が良かったとしか言えません。
ズームで見るとこんな風に見えました。
今日はカナダ国境の250キロほど手前、ポーキュパインクリークでブッシュキャンプです。
今日の走行距離462キロ、合計11393キロ。いやぁ、今日は良く走りました。この旅、最高記録かな。
2014年7月29日
またまた今日も雨。フェアバンクスで新しく99ドルもしたマーモットのカッパはバイク用ではなく山用だからか、ポケットのジッパー部分から雨が浸みて来る、元々持っているモンベルのバイク用は腕の部分が浸みて来る、何とか2枚重ねで走る。カッパ問題、何とかならないものか。
とうとう本降りの雨になってしまいました。2枚重ねでも心配なので、カメラなど濡れて困るものは全てプラスティックのトップケースに仕舞います。アラスカの出国ゲートに到着しました。まさか、北極圏のダルトンハイウェーとはいえ、7月で雪に降られるとは思ってもみなかったし、アラスカは最後まで悪天候に泣かされるなぁ。昨日のマッキンリーとサーモンで全て帳消しになるけれども、色々と想像をはるかに超えた体験をさせてくれたアラスカでした。アメリカ側の国境で、確認のためパスポートを提示して何か手続きは無いのか聞いて見ると、出国時は何も無しとのことでした。
カナダ側ではパスポートを提示し、簡単な質問があっただけで新たにスタンプを押してくれるでもなくパスポートを返され、手続き終了。これは、国境沿いにあったベンチ。手前がカナダで向こうがアラスカです。
カナダに入って最初の集落、ビーバークリークにルーム50ドルの看板がありました。カムループスでパンクしたとき泊まって以来、この旅2度目のモーテルですが、泊まることにしました。雨は本当に嫌なものです。今日も夏とは思えないような寒さです。
今日の走行距離291キロ、合計11684キロ。
カナダ国境までのルート
アラスカのデータ
走行距離 3975キロ
滞在日数 19日
使ったお金 831ドル(入国カード6ドル、キャンプ道具106ドル、バイクパーツ代98ドル、Rタイヤ96ドル、カッパ99ドルを含む)
1日平均の出費額 22,4ドル(上記を除いたガソリン代、宿泊費、食費、施設入場料など)
ガソリン代 リッターあたり1,1ドル~1,5ドル
食料品 パスタ2ドル、ツナ缶0,8ドル、ソーセージ5本で4ドル、玉子6個で1ドル、レタス1ドル、アスパラガス450gで4ドル、バナナ4本で1ドルなど
キャンプ場 1サイト州立が10ドル~18ドル(シャワー無し)、民間のホットシャワー、wifi付きが14ドル~16ドル(安いところを選んで泊まった、普通は20ドル以上と思われる)