今日でラジウム温泉の町に滞在3日目。
今日は40キロほど南にあるフェアモント温泉へ行って見ます。今のところ曇っていますが、いつ雨が降ってもおかしくない空模様。天気が心配です。
国道へ出て2キロほど進むと、再びビッグホーンシープの群れに遭遇しました。羊というと、可愛いイメージを持っていましたが、このビッグホーンは美しい、というか気高い印象を持ちました。飼われているわけではなく、野生なんですね~。間近で見れるなんて感激です。
走り出してしばらくすると、もう雨がぽつぽつ降って来ましたのでカッパを来て進み、フェアモント温泉の入り口に着きました。温泉だけではなく、ゴルフ場やスキー場、キャンプ場、プールなどが一体となったリゾート施設のようです。
先ほどの入口からしばらく進むと駐車場があり、バイクを停めて歩いて行くと大きなプールが見えました。ここは入場料金がかかるようで1回12ドルということでした。私はもちろん入りません。目的は敷地内の別の場所にあります。
プールと売店の間を抜け、川を眼下に見ながら橋を渡ってキャンプ場方面へ向かって少し歩くと、見えてきました。これが滝壺温泉か!でも、前に写真で見たときは滝壺に大きな湯船が作ってあったはずなのに、それは壊れてしまっているようです。それでも滝の左右にひとつずつと、お湯が流れ出た先にひとつ湯船らしいのが見えます。
下へ降りて川沿いの道を歩き、滝壺へ近づいてみます。なるほど、温泉に違いないです。しかし、温度は足りないですね、37度くらいかな?今日の肌寒い天気だとちょっと辛いかも。
せっかくここまで来たんだからと、入ってみました。暖かい日なら最高じゃないでしょうか。でも、また雨が降ってきちゃいました。あまりゆっくりできず残念。でも、実は、ここの風呂が今日の一番の目的ではないのです。フェアモント温泉にはヒストリカルバスと呼ばれる歴史的な湯小屋や地面から湧き出たすぐ横に作られた露天風呂があるというのです。それにくらべれば、滝壺温泉など大したことはありません。この滝、後から人工的に作ったもののようですし。
駐車場の上の丘に石積みの建物があります。あれが歴史のある湯小屋だそうです。中へ入ってみましょう。
湯小屋の中は3部屋に仕切られていて、それぞれ湯船がありました。この丘のあちこちから源泉が噴き出していて湯船へとお湯が引かれています。なかなか良い湯加減です、何だかカナダっぽくないな~。
湯小屋の上の部分ですが、このように、ボコボコとあちこちから温泉が湧き出ていました。源泉に浸かって遊んでいる子供もいました。
源泉が湧き出たすぐ横に作られた露天風呂です。今日の中ではここが最高に良かったですね。お湯の鮮度もさることながら、眺めの良さもぴか一。プールは12ドルもするのに、滝壺風呂とヒストリカルバスは無料で入ることができます。
温泉は最高だったのですが、この後降って来た雨はしばらく止まず、カッパを来てラジウム温泉のロッジまで戻ることになりました。ドミトリーで28ドルは安くないけれど、雨のときは本当にこういう宿がありがたいです。
夕食はパスタです。ソースはトマトベースにツナと玉ねぎです。なかなか美味かったです。ごちそうさま。
今日の走行距離90キロ。