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09日

原発被災地、浪江町で給餌活動をしてきました (2013年12月8日)

今回は福島県の浪江町へ給餌活動をしに行くことになりました。浪江町?聞いたことないな、という人もいるかもしれません。「ご当地グルメの祭典B1グランプリ」なら聞いたことありますか?そのB1グランプリで前回優勝したのが、極太麺の焼きそばで有名な浪江町発祥の浪江焼きそばなんです。

その浪江町とはどこにあるかというと

区域再編図福島第一原発のある双葉町の北隣、南相馬市の南隣にあります。原発被災地再編地図の浪江町の部分に注目してください。

浪江再編地図国道6号線と国道114号線が交差するあたりが町の中心部、緑色避難指示解除準備区域(年間積算放射線量20ミリ以下)です。

町中心部の西側、黄色居住制限区域(年間積算放射線量が20ミリ以上)

そして、町の面積の大部分の赤色のエリアが帰還困難区域(年間積算放射線量50ミリ以上、5年経っても20ミリ以下にならないと思われる)です。

浪江町というのは、原発事故によって、これからの未来の長い長い間、人が住めるようになるのは難しいでしょう、と国が言っている区域が町の大部分を占める町なんです。

image_021_23_08現在、浪江町の役場は仮に、二本松市に設置されています。浪江町からは二本松市の仮設住宅に避難されている方が多いです。B1グランプリの浪江焼きそばも、二本松市民交流センターの1階で食べることができるんですよ。役場の「仮に」もそうですが、「仮設」の住宅もいつまで続くんでしょう?

image_221_23_10仮の役場の中には、東京電力の賠償相談コーナーもありました。

image_121_23_09日本全国はもとより、世界中から届いた励ましの声も掲示されていました。

image_321_23_10役場で調べたかったこともあったので二本松まで寄り道しましたが、浪江町へ向かって行きたいと思います。

image_421_23_10こちらの張り紙のしてあるお宅、貼り紙の内容も興味深く、種類もどんどん増えていくので、停車して眺めていると、ちょうど一時帰宅していたようで、上がって茶でも飲んでって、ということになり少しお話ししました。帰りたいが帰れる見込みもないので、須賀川に引っ越すことに決めたとおっしゃってました。

image_521_23_10このような、やりきれない思いがつづられているのですが、外国のメディアにも取り上げられたそうです。

image_721_23_11次は、テレビの鉄腕DASHで有名になったDASH村へ行ってみました。門があって中へは入れませんが、この付近の空間線量は10μ㏜/h(マイクロシーベルト毎時)とかなり高かったです。

image_621_23_11この辺りで猫を発見!私たちを見ると警戒して走って逃げてしまいました。

原発事故から2年9か月、暑い夏も雪降る冬も越してきた猫たちもまだまだたくさんいるんですね。人間に懐く犬猫たちはもうとっくに保護されて、飼い主さんの元へ戻ったり、飼い主さんが見つからなくても、里親さんの元で暮らしたりしていますが、今いる猫たちは、警戒心が強くなかなか保護できません。運良く保護できたとしても、授乳中の子のいる母猫の場合は離してあげないと子の命を絶ち切ってしまうことにもなるので、慎重に対処しないといけないそうです。また、時と場合によっては、保護した犬や猫に不妊手術を施し、元の場所へ戻してあげるT.N.R活動も有効だそうです。

image_821_23_11峠を越えると空間線量は高いところで14μ㏜/h。民家の雨どい付近では何と452μ㏜/h。我が家の空間線量が約0.2μ㏜/h。ちなみに東京都の空間線量はこちら。452がいかに高い数字かわかっていただけますか?

image_921_23_12南相馬市から浪江へ来る道は封鎖されていました。現在は入れるポイントを絞って、人を配置してチェックし、許可車両のみ出入りできるようになっています。他のポイントは無人にして封鎖する処置を摂っています。

image_1021_23_12再び猫発見!居るところには居ますね。給餌ポイントに食べに来ている猫かもしれません。人間を見ると一目散に逃げてしまいました。

image_021_26_36猫が食べに来てくれるよう、ポイントへ給餌していきます。

image_1121_23_12また居ました。保護できなくても、給餌ポイント近くで猫を見るのは嬉しいものです。というのは、カラスや、タヌキばかり見かけるときもあり、餌がきちんと猫や犬たちに届いているのかと不安になるときもあるからです。誰が食べに来ているか判断するのために、家主さんの許可を得て、ビデオカメラを設置して確認をとることもあるそうです。

image_1321_23_12浪江町の中心部です。あれからもう2年9か月です。

image_1421_23_13中心部のガソリンスタンド。

image_121_26_37大学が近くにあるわけではないのに、「下宿」がたくさんあります。浪江町に限ったことではなく、日本中の原発の周辺には作業員の「下宿」がたくさんあります。賄い付きのアパートみたいなものですが、今なら下宿などという名称にはしないでしょう。原発が盛んに日本に作られ始めたころの時代背景から、「下宿」という名称が定着してしまったんでしょうね。

image_1521_23_13また居ました。のらで警戒心は強いようですが、太っているのでちゃんと餌は食べてくれているようです。

image_1821_23_14金色に輝く小学校の校庭。寂しいものですね。

image_1921_23_14教室は2年9か月前のまま。

image_2021_23_14まだまだ、猫がたくさんいるようです。私たちに気づくとすぐ藪に入ってしまいました。

image_2221_23_15最後に回ったポイントです。前日に仲間のMさんが捕獲機をかけたので見に行ってほしいというので行ってみました。

image_321_26_37すると、捕獲機にオスの猫が1匹かかっていました。Mさんと連絡を取り、明日Mさん宅へ連れて行くことになりました。まずは、病気にかかっていないかどうか、病院に連れて行くそうです。その後、飼い主さんを見つけるか、見つからなければ里親を探すかなど、対応していくことになるそうです。

Mさんのような人には頭が下がります。私たちには到底まねできません。これから3か月も海外ツーリングへ行くとなると申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私たちのできる範囲で支援を続けて行きたいと思います。

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