ぽこけん

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02日

海外ツーリングにとっての世界地図

ぽこけんは最近、アジアの国々ばかりツーリングしています。

なぜ、最近、アジアばかりに行っているのか、そして、これから行くベトナムは海外ツーリングにとって、どんな国なのか、12月12日から始まるベトナムの旅の前に、ブログに書いておきます。

ぽこけんは結婚前はそれぞれ別々に旅をしていました。そして1995年、南米のボリビアで会ったあと、1998年、日本で結婚しました。

 

結婚後、2001年7月から2005年まで3年9か月間、ユーラシア・アフリカ・アジアをツーリングし帰国後、福島へ移住しました。

image_005_17_09その時の旅のルートは新潟からフェリーでバイクと共にロシアのウラジオストックへ渡り、ユーラシア大陸を横断した後、ヨーロパを一周、そのあと、スペインからモロッコへ渡り反時計回りにアフリカを一周した後、中東からアジアへ入り、インドへ。インドから日本へバイクを送り返して、二人はタイのバンコクへ飛び、中国上海までバスや電車を使って旅行し帰国しました。

なぜ、インドから東へバイクで走って来なかったかというと、それぞれ、国の事情があって、バイクでは簡単に入れない国があるんですよね。バングラデシュから東へバイクを持ち込めなかったんです。東南アジアの国々へ行くには、バイクをタイへ空輸するのが当時は一般的でしたが、私たちのお金も底を尽きつつあり、東南アジアツーリングを諦めざるを得なかったのです。

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1.通関の問題

これが、バイクではなくて自転車旅行なら行けるルートは多いんです。自転車は単なる手荷物として通関できますから。ところが、バイクとなると、車両の一時輸入という手続きを取らねばなりません。その際、一時輸入の手続きを簡素化するためのカルネという書類が利用できる国とできない国があります。ただし、カルネが利用できないからバイクを持ち込めないというわけではありません。ややこしいですね。要は、バイクを持ち込めない国があるってことです。国境を接する二国間の車両は行き来できるが、それ以外の国の車両は入れないという国境もあります。この通関が一番重要です。入国してしまえばこっちの物で、以下の免許と保険は大した問題ではないのですが、一応書いておきます。

2.免許証の問題

さらに、ジュネーブ条約に加盟してないから日本の運転免許センターで発行してもらった国際免許証が通用しない国もあるんです。それも、制度が末端の警官まで知られていることは少なく、ジュネーブ条約に加盟している国でも、警官に止められこれは免許証じゃないなんて言われたり、逆に加盟していない国なのに堂々と免許を見せたらOKという場合もあります。

3.保険の問題

入国時に国境で自動車損害保険にすぐ加入できる国とそうでない国があります。保険制度そのものが機能していない国もあります。たとえば、タイにはきちんとした保険制度があるので、カンボジアの車両がタイへ入ろうとすると国境に車両を止めて、まず、タイへ入国し自動車保険に加入してから車両の入国手続きをしなければならないけれど、逆にタイの車両がカンボジアへ入国するときはノーチェック(カンボジアにも保険があるかもしれません)その代り事故ったら自己責任という風潮のようです。

 

中国は走る地域によっては、旅行会社へ申し込んでガイド同伴ならバイクを持ち込んで走れるようですが、料金もかなり高額のようです。

ミャンマーはバングラデシュからもインドからもバイクでなくても陸路入国は難しようです。タイからミャンマーへは、人間のみなら入国できるようになったり、ダメになったり流動的なようです。民主化が進み、インドから、ミャンマーを越えてタイまで行けるような時代が来れば、海外ツーリングの世界地図は大きく塗り替えられることになり、今後の動向に期待しています。

ベトナムも意外と?やっかいです。今でこそドイモイ政策で市場経済を導入して活気づき、観光客も増え自由国家のように見えなくもないですが、政治的にはバリバリの社会主義国家でベトナム共産党の一党独裁政治。旅行者が陸路入国するのは問題ないけど、車両の持ち込み、持ち出しには厳しいようです。カルネも使えないし、国際免許も通用しません。

前回の3年9か月のツーリングではミャンマーと中国があるため、バイクでの旅行が続けられず終了しました。東南アジアというのは、日本人にはなじみが深く人気のある旅行先です。しかも、人々が穏やかで親切で旅行しやすく、バックパッカーの入門エリアでありますが、海外ツーリングにとっては、陸の孤島で、意外と旅行しにくいエリアなんです。

そこで、昨年けんいちが勤めていた職場を退職し、4年計画で世界一周ツーリングの続きを決行することにしました。この1年半の間に、韓国、台湾、タイ、ラオス、カンボジア、インドネシア、スリランカをツーリングしました。どの国も、大陸を横断するようなツーリングでは行きにくい国ばかりです。バイクではありませんが、今年は北朝鮮も旅行してきました。次のベトナムはバイクの持ち込みも難しく、国際免許証が通用しない、そんな国ではありますが、何とかなるのではないかと根拠のない自信を持って行ってきます。見通しが立たないくらいの方が旅は楽しいですからね。

ミャンマーはどんどん民主化へ向かっていますが、数年前まで自由にツーリングできたシリアが戦争で大変なことになっています。私たちがシリアで接した人たちもたくさん亡くなっていることでしょう。こんな悲しいことは許されることではありません。自由に旅ができるのは平和であってこそです。韓国の戦争博物館で解説員の方が平和はただでは買えないと言っていたのが印象的です。賛成はできませんでしたが、いつもいつも、隣国が攻め入って来るかもしれない恐怖にさらされていた人の言葉として実感がこもっていました。しかし、単純に平和をジョンレノンのようにイマジンしてはいけないのか?世界はそんなに甘くないというのか?という思いもあります。平和はただでは買うことはできないかもしれないけど、争い事をなくし、平和を願うことはただで誰でもできることじゃないか、と思うのです。

これからの未来、海外ツーリングの世界地図から行きにくい国や地域が減り、韓国から北朝鮮を抜け中国へ、雲南省から東南アジアを経由してミャンマーへ、そしてチベットからウイグル自治区を経て中央アジアへと自由にツーリングできる日を夢見ています。それには世界が平和であることが条件です。
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