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14日

北朝鮮旅行 その6 (飛べ、高麗航空機!北朝鮮から中国へ 2013年9月7日)

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今日は北朝鮮を出国する日です。北朝鮮で買ったお土産をちょっと紹介します。これは、日本の小泉前首相が2002年9月17日に訪朝し、日朝平壌宣言に署名したときの記念切手です。他の記念切手もセットになっていて1500 円ほどでした。

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北朝鮮らしいデザインが気に入り、絵葉書もたくさん買いました。1枚30円ほど。

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これは、北朝鮮の旅行ガイドブック。850円ほど。地球の歩き方など日本のガイドブックはまだ出版されていないので、北朝鮮観光宣伝社の日本語ガイドブックを現地で買いました。

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北朝鮮のCDです。반갑습니다 (バンカップスムニダ)という曲が好きでCDをガイドに見つけてもらって買いました。

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平壌空港へはホテルから車で30分くらいで到着。

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空港の中です。大きな空港ではありません。台湾人の団体客がたくさん居ました。同じ便で中国の瀋陽へ飛ぶようです。

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平壌空港の出国ボードです。中国の北京と瀋陽へ定期便があるようです。マレーシアのクアラルンプールへも飛んでいるの?とびっくりしましたがチャーター便だそうです。

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ここで、2名のガイドとドライバーとお別れです。日本人と間違うくらい流暢に日本語を話す本当に親切な方たちでした。セキュリティーチェックと荷物チェックを終えて出国カウンターへ進みます。

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これが、ボーディングパスです。

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平壌空港のお土産屋のお姉さんも美人でした。

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高麗航空のジャンボジェット機が見えます。

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私たちが乗る瀋陽行きはジャンボではなくエアバスでした。ほぼ満席。日本人が考える以上に北朝鮮に観光やビジネスで訪れる外国人は多いのだと思います。

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何と、機内食は朝鮮料理ではなくハンバーガーとジュースでした。

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無事に中国の瀋陽空港に着きました。これは、瀋陽空港の到着ボード。ソウルからも平壌からも飛行機が到着する空港です。

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瀋陽市内まではエアポートシャトルバスで行きました。バスを見つけて係りの人に、切符をどこで買うのか英語で聞いてみると「アイドンノー」の答え。英語が解りませんの意味なのでしょうが、昔、中国人に何をお願いしてもメイヨ(漢字で没有、無い、不可能、ダメという意味)とあしらわれたことを懐かしく思い出し、腹が立つより笑ってしまいました。他の乗り込む客の切符を指さすとようやく、あっちで買え、みたいに売っている方角を指さしたので、そっちをウロウロして見つけて買いました。

おもてなしとは程遠い中国の洗礼を受けて瀋陽市内へのバスに乗ると、ついさっきまで北朝鮮に居たことが夢のような気さえしてきます。私がなぜ旅に惹かれるかというと、日本で信じられている常識とは違った世界に直に触れ、びっくり仰天したいから。そういう意味で北朝鮮は旅行先としては100点満点の国でした。

でも、今の北朝鮮の状態が良いとは決して思いません。第二次世界大戦で日本の植民地支配から解放されたと思ったら、次は北緯38度線でアメリカ寄りの民主主義国家とソビエト寄りの共産主義国家に引き裂かれ、今に至っても悲しい離散家族問題を引きずっています。それどころか、1950年6月25日に朝鮮戦争が勃発。同じ民族同志がお互いを傷つけ合い、3年後に休戦となりました。両国の状態を見てみると、現在も戦争はあくまでも休戦であって、終戦ではないことを強く感じます。あまりにも難しい問題が山積しているために祖国統一が先に先にと延ばされ60年も経過してしまいました。東西ドイツの統一を昨日のことのように思い出しますが、あれから20年経っています。朝鮮半島の分断の歴史は、東西ドイツ分断の1,5倍の時間が経過した現在、未だ道筋は不透明なままです。これだけ複雑に絡み合った糸をどうすればほどけるのか、そう簡単に解決法は見つからないと思いますが、日本人の一旅行者として統一を願わずにはいられません。

今回の北朝鮮旅行は、実はこれで終わりではありません。今回のメインテーマは軍事境界線のある板門店を北朝鮮側からと、韓国側と、両側から見学してみることです。違いを比較するだけではなく、いつか統一が実現し朝鮮半島ぐるり一周ツーリングできる時代が訪れたとき、「昔はここ自由に行き来できなかったんだよなぁ、変な時代だったよね」とつぶやくための準備という意図もあるのです。

というわけで、距離的には平壌からすぐそこの板門店の韓国側へ行くために、中国の瀋陽から韓国のソウルへ飛ぶわけですが、せっかくなので、中国が日本の植民地だった満州国時代にラストエンペラーのためにたくられた温泉に入って行くことにします。

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ラストエンペラー溥儀のために作られた「龍池」のある湯崗子温泉へ行くために、瀋陽からバスに乗って鞍山という地方都市に移動してきました。地図上では目立たぬ小さな点でしかない鞍山のような地方都市がこれほどまでにきらびやかで発展している様にびっくりです。中国には、わが福島県で一番大きな郡山市よりもずっと大きな街が無数にあるのかと思うと、この国は急成長して日本の手の届かないところへ行ってしまうのだろうな、と思ってしまいます。そして、サービス精神という点ではまだ遅れているとは思いますが、街のゴミもなくなり、ツバやタンを吐く人も少なくなり、バスターミナルのトイレも綺麗でしかも無料でした。物価も急上昇、今や日本人の旅行先として決して安い国ではありません。

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マクドナルドやケンタッキーと並んで、吉野家もたくさん目にしました。この店舗が特別なわけではなく、1ブロック先には別の吉野家があるような感じで多数店舗展開していました。値段も日本と同じく380円ほどしますが、流行っているようです。私たちも中国の吉野家で食べて見ようかとも思いましたが、やはり、せっかく中国へ来ているのだからと考え直し、ローカルな食堂に入ることにしました。

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北朝鮮旅行 その5 (平壌市内観光2日目 2013年9月6日)

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今日は北朝鮮でも景観の美しいことで知られる妙香山へ行く予定でしたが、洪水のため道路が寸断されてしまったため予定変更です。しかも、リクエストしてみた動物園は今修理中で休園中、サーカスは公演日が合わずに観ることができないということ。お任せコースでお願いしたところ、最初に案内されたのがここ。贈り物展示館。国内からも見学者がたくさん来ていました。大人の方たちですが、学生さんのようにきちんと2列に並んで見学するところがすごいなぁと思いました。

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左は贈り物展示館のガイド。国内外から金日成、金正日にプレゼントされた品々が展示されているそうです。金日成、金日成には様々なプレゼントが届くけれども、偉大なお二人は決してそれらのプレゼントを自分の持ち物にはせず、国民全体の持ち物として保存しているそうです。右は日本語に通訳してくれる私たちの専属ガイドです。

館内は床も壁も柱も天井も全て大理石でできていて、照明は豪華なシャンデリアでした。床を傷つけないためでしょうか、靴の上に専用の靴カバーを履いて館内へ入りました。贈り物は刺繍の施された屏風、貝殻で作った壺、木彫りなどの芸術作品をはじめ、テレビや携帯電話、家具、ゴルフや釣り道具などの実用品も展示されていました。館内は撮影禁止なので写真はありません。

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次に案内されたのは、平壌市内で一番標高が高い、といっても292メートルですが、竜岳山というところに行きました。麓には学生少年キャンプ場というのもあり、4月から11月まで学校の野外活動プログラムにそって行われるそうです。平壌市で学生時代を過ごした人なら誰でも一度はここでキャンプしたことがあるそうです。その竜岳山を車で登っていくとてっぺん付近に法雲庵という高句麗時代の仏寺がありました。

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ちゃんと、お坊さんも居ました。ガイドによると、北朝鮮では宗教と信仰の自由が保障されているということです。

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本堂には小さな仏像が置かれていました。

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昼食は石焼ビビンバですが、韓国で食べたものの方が美味しかったような気がします。

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昼食後はチュチェ(主体)思想塔へ行きました。塔の内部には高速エレベーターがあって、高さ150メートルまで登ることができます。エレベーターでの入場料はひとり10ユーロでした。チュチェ思想について詳しく知りたい方はこちら

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中に入ると世界80数か国の親善団体などから送られたという文字入りの大理石が埋め込まれていました。

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チュチェ思想塔、高さ150メートルからの眺めです。この立派なビル群は、たった1年間で建設されたという10棟ほどの高層住宅です。一番高いもので地上40階建てだそうです。家賃は無料だそうです。ちなみに、教育費や医療費も無料だということです。

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手前は大同江、左奥に見える三角形の建物は有名な柳京ホテルです。

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高さ150メートルまで登って平壌市内を360度眺めてみると、さすがに大きな街だなぁということが実感できます。右奥のツインタワーが街の中心部に位置する高麗ホテル、私たちが宿泊しているホテルです。

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そのあと、朝鮮労働党創設記念塔を見学してホテルへ戻ります。これは市内を走る路面電車です。

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こちらは、平壌市内の映画館前。上映している映画のポスターが並んでいました。手書きで味があってなかなか素晴らしいと思います。

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ホテルに戻ってきました。北朝鮮一の高級ホテル、高麗ホテルの外観です。私たちはツインタワーの右側の13階に宿泊しました。

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ホテルの部屋でテレビでも見てみることにします。外国人であれば、NHKワールドやアメリカのCNN、中国の放送も見ることができますが、せっかくなので北朝鮮の放送を見てみることにします。ニュースのアナウンサーは日本でもお馴染みのこの女性です。

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こちらは、北朝鮮のお天気お姉さん。明日も何とか午前中は天気が持ちそうですが、午後からは雨とのことです。

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