3.11から今日で2年です。ラトナキリの宿チャイバンゲストハウスを出発し、カンボジアとラオスの国境へ向かいます。今回の東南アジアツーリングは国境で何度も追い返されているので、今回もどうなるか不安です。
出発してすぐに黒カブがパンク。近くの修理屋さんで直してもらう。修理代2000リエル(50円)。
カンボジア側の国境。後ろに見える立派な建物は現在建設中でまだ機能していません。ここに居た人にイミグレはどこかと聞くと、200メートル先の掘っ立て小屋へ行くよう教えてくれた。出国スタンプを押してもらい何故かひとり2ドル払わされ、審査終了。バイクに関して何の質問も無し。カンボジアにさようなら、また来るよー。
今回走ったカンボジアツーリングのルート。走行距離は2200キロでした。

カンボジアの出国スタンプをもらって、バイクで100メートルくらい進むと、ラオス側のイミグレがありました。ここで、アライバルカードをもらい、必要事項を記入して提出すると、何故か、ここでもひとり2ドルを支払わされ、15日間有効の入国スタンプをもらい入国審査終了。
ラオスの入国スタンプをもらって、バンザーイ!あれっ、税関はないの?
と思って1キロほど走ると、止まれの合図。横を見ると税関の建物。ガッガーン!また、追い返されるのか?ここで手続きするよう係官に指示される。税関へ進むとどこの国のナンバーのバイクか聞かれる「タイです」と私たち。「カンボジア出国のバイクの書類ある?」と聞かれ「何ももらいませんでした。タイ出国時のバイクの書類ならあります」と私たち。
あー、いやな雰囲気になってきたぞと思ったのですが、「じゃぁ、タイ出国時のバイクの書類見せて、今、ラオス入国のバイクの書類作るから」だって。。。見せます見せます、いくらでも見せちゃいますよ!
それでもって、「Customs Declaration for Temporary Imported Passenger Vehicle 」というラオスへの正式な車両の一時輸入許可証を作ってもらいました。1台につき10ドル払わされました。
イミグレの2ドルも税関の10ドルも、怪しい匂いはしますが、もし、彼らの機嫌をそこね、追い返されて1000キロ以上も戻らないといけないことを考えると、したがう他無いでしょう、ここは。

何はともあれ、無事に自分達のバイクでラオス入国です。
まず、はじめに訪れたのは、コーンパペンの滝。ここ3か月、あちらこちらでメコン川に遭遇していますが、こんなに荒々しいメコンは無かったですね。舟が主な交通手段だった昔、クメール族とラオ族の文化が交わりにくかった理由が明らかです。

最初の予定では今回のツーリングは3月10日までの予定でしたが、3月25日までに延長しました。
東南アジアは魅力的な国が多く、思った以上に旅行に時間が掛かかることがわかりました。マレーシアは次回。今回の東南アジアツーリングはこのままラオスを北上し、チェンダオをゴールとします。
●出入国データ
<カンボジア側>
立派な国境事務所を建設中だが、2013年3月現在機能していない。200メートル程先左側の小さな小屋がイミグレーションオフィス。ここまでバイクで来て出国スタンプを押してもらう。ひとり2ドル請求される。何のお金か不明。バイクについて特に何の手続きもなし。
<ラオス側>
カンボジアを出国すると100メートルくらい先の右側、電車を改造した青い建物がラオス側のイミグレーション。(さらに300メートルほど先に立派な国境事務所が出来ているが、こちらは寄る必要なし)入国手続きにひとり2ドル請求される。15日滞在有効のスタンプをもらって審査終了。
1キロほど進むと、右側に白い建物、税関がある。カンボジア出国時のバイクの書類を要求されるが、作ってもらってないので、タイ出国時のバイクの書類と、タイでのバイクの登録証を提出。1か月有効のラオスへの車両一時輸入許可証を作ってくれる。1台につき10ドル。
