ぽこけん

ぽこ&けんいちによる、海外ツーリング、国内ツーリング、テレマークスキー、温泉のホームページです


2013年

海よさらば!内陸への旅、プレイクへ 2013年12月30日

青空の元、コバルトブルーの海で海水浴、日焼けし過ぎないように、気を付けなきゃね、なんて思って海辺の町まで来てみたものの、毎日曇り空、裏切られた気分です。快晴の日もそのうち訪れるでしょうが、もう、待ってはいられません。華やかな海旅がダメなら、渋めの山旅に切り替えます。本来、ぽこけんはこっちが得意分野、それじゃあ、行って見ましょう!

 

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チェックアウトして、泊まってた宿のすぐ隣のフォー屋で朝食。店の張り紙に、dac biet 30000ドン、 to lon 25000ドン、 to nho 20000ドンと書かれていました。具の種類?なんて思って一番安いのでいいやと、20000ドンのを注文しました。何の意味なのかな?と思って持っていた本でその場で調べてみると、特盛、大盛り、小盛りの意味とわかりました。小盛りとわかっていれば注文しなかったのに、と思いましたが、これでひとつベトナム語を覚えました。

 

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トゥイホアからチュセまでは約180キロ、国道25号線を進みます。峠越えはなく、ソン・バ川沿いを緩やかに登って行く道です。国道1号線と違って、交通量も少なく、景色がローカルでいいですね、和みます。こういう道こそ、小さなバイクで走る甲斐があるというものです。

 

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田植え前の準備でしょう。ドロドロの中を牛に引かせています。

 

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少し標高が上がると、田んぼが少なくなった代わりに、サトウキビの収穫の真っ最中でした。どんどん運んで来てはトラックの荷台に乗せて行きます。

 

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ニワトリ業者の専用カブ。生きたまま売り歩けるよう工夫されているんですね。すごいアイディア。

 

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フトゥックという町で、たまには三脚を出して記念撮影。オンボロカブも1800キロほど走りましたが今のところ快調です。

 

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アユンパという町で昼食にします。焼肉はタレに付け込んでから焼いているところがベトナムらしく芸か細かいです、それと、タケノコとモヤシの和え物、インゲン、青菜のスープで25000ドン(125円)。田舎町の冴えない食堂でこのクオリティー、ベトナム恐るべしです。お隣のラオスではこうは行きません。

 

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ベトナムだけではありませんが、道路は弱肉強食の世界です。交通ルールは建前だけ。大きなものほど強い、野生の王国と一緒ですね。

 

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内陸部に来ると、天気も回復してきました。海辺は湿気が多いから曇りの天気が多かったのでしょうか。快適なアスファルト道路が続きます。

 

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国道25号線を走って来ましたが、ここ、チュ・セの町で国道14号線と合流します。コーヒー屋でちょっと休憩。地図で今後の旅のルートを検討中。このまま進むと、何の変哲もない場所で新年を迎えることになりそうだなぁ。。。明日は大晦日、年越しフォーでも食べることになるのかな?

 

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チュ・セから国道14号線を40キロほど走って、プレイクの町に到着。思ったより大きな町でした。町中を走って宿探しをしていると、ダンフアホテルというのが目についたのでので泊まることに決めました。1泊230000ドン(1150円)です。ベトナムのホテルは町の中心部のホテルでも、1階がバイクの駐車場兼ロビーになっていることが多く大変便利です。大きな町なのでいつもより高めの値段ですが、とても快適です。ここもインターネットの無線ランOK。ベトナムでは、フェイスブックにアクセスできない宿が多かったけど、ここはOKでした。

 

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プレイクまでのルート

 

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国道1号線を北上、トゥイホアへ走る 2013年12月29日

陽射しはあるものの、今日もやはり薄曇りの天気です。昨年、タイ、ラオス、カンボジアを同じ時期にツーリングしたときは、連日天気が良かったんですけど、ベトナムはちょっと気候が違うのでしょうか。

曇り空のビーチリゾートにいてもしょうがないので、ニャチャンを出て北上します。

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ニャチャンのビーチ付近は、物価が驚くほど割高なので、バイクで国道1号線をしばらく走ってから朝食にします。今日も、フォーです。毎日食べても飽きない美味しさです。

 

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今日の店はフォー・ボーの専門店でした。麺は細麺、太麺、丸麺の3種から選べますが、具はボー(牛肉)のみ。経験上、色々選択できる店より、うちはこれだけでやってますという専門店の方が美味しいことが多いです。この店も、その例にもれず、薄くスライスされた牛肉とさっぱり系のスープが良く合っていて美味しかったです。ニャチャンなら40000ドンはするところ、この店は25000ドン(125円)でした。朝から安くて美味しいものに出合うと、自然と元気も出てきます。

 

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更に国道1号線を北上します。AH1と書いてあるのは、ベトナムの国道1号線の意味ではなく、アジアハイウェイ1号線の意味です。アジアハイウェイの1号線は起点が日本の東京、終点がトルコのイスタンブールの先のブルガリア国境の町、カプクレです。この道はベトナムの国道1号線であると同時にアジアハイウェイの1号線でもあるんですね。

 

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今は日本では、こういう風景見られないですよね。

 

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水田の横の川を小舟で行き来する人々。

 

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まだ、海に未練があるので、ヨックレットビーチに寄り道してみることにしました。田園風景を横に見ながら海辺の方へ走ります。

 

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白い砂も、遠浅の海も、静かな雰囲気も素晴らしいんですけどね。晴れたら海の色がきれいでしょうね。来てみたら気持ちが吹っ切れました。今後のルートは、山方面へ向かって行くことにします。やっぱ、ベトナムは山でしょう!

 

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また、国道1号線に戻って、バンギアという町で昼食にします。COM(ご飯)の文字を頼りにお店に入ってみました。たくさん並べられたおかずの中から、好きなものを指さして注文します。いつものことですが、どれも美味しそうで迷ってしまいます。

 

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迷ったあげく、今日は鶏のから揚げ、インゲンと豚の炒め物、目玉焼き、ゴーヤのひき肉詰めスープにしました。全部美味しかったです。天気がパッとしなくても、食に救われるベトナムです。この内容なので30000ドン(150円)は仕方ないかな。満足です。

 

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ダイランの海岸です。日本のような港があるわけではないので、漁船は砂浜から少し離れたある程度水深がある場所に碇を下して停泊しています。

 

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沖で停泊する姿は世界中であちこち見るので別に珍しくはないのですが、ベトナム初めて見たのが、一寸法師が乗るようなお椀型の小舟です。この、お椀で海岸から漁船に移動したり、魚を陸揚げしたりしているようでした。

 

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1号線は海沿いを進みます。晴れたら絶景かも、という景色が続きます。

 

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アヒルの大群に遭遇。この群れの最後尾に羊飼いならぬ、アヒル飼いのおじさんがいました。食用に飼って育てているんですね。ベトナムの町を歩くとアヒル料理の店もけっこうあります。

 

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川には水牛。

 

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トゥイホアという町に到着。もう3時なので、時間的にもこの町に泊まることにします。町の中心部の小高い丘に、タップ・ナーンという遺跡があったので行ってみました。昨日見学したタップバーンの遺跡と似ているから、チャンパ王国の遺跡かもしれません。昨日と違って、入場料はかかりませんでした。

 

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トゥイホアの町で宿探し。町の中心部のロータリー近くに手頃な宿がありました。Nhu Y HOTEL、日本語にすると、ニュイかな?ニュワイかな?ま、そんな名前のホテルです。設備の整った広くて清潔な部屋、インターネットの無線ランもつなげて1泊150000ドン(750円)です。いまのところ、ベトナムの宿事情にはかなり満足しています。

さて、明日は内陸部へ走って行きますよ。

 

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ツーリングルート
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タップバー温泉訪問記 2013年12月28日

朝起きて空を見上げると、真っ白な曇り空。

白い砂浜とコバルトブルーの海、輝く太陽に抜けるような青い空、をイメージして山を越えて来たのに。。。

気を取りなおして、温泉にでも行くことにしますか。
 

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ニャチャンのビーチリゾートをバイクで出発。海岸通りには高級ホテルが並んでいますが、私たちの宿は道路を一本入った裏通りにあります。私たちの宿だって、海は見えませんが、部屋は広いし、冷蔵庫もクーラーもTVも付いていて180000ドン(900円)、これで充分です。

 

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空もパッとしないので、ビーチも今一つ活気がありません。皆さん寒くないのでしょうか?私たちとは体の出来が違うのか、それとも、せっかくの休暇で来たので意地で泳いでいるのか。気温は20度くらいだと思います。

 

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ニャチャンのビーチから数キロ走って、タップバー温泉に到着しました。

料金体系が何種類かあって、私たちは、共同のドロ風呂&温泉&スイミングプールコースにしてみました。このコースだと、ひとり、120000ドン(600円)です。共同ドロ風呂でなく、プライベートのドロ風呂にすると、2人で2500円。スイミングプールだけだと300円でした。チケットを買って中に入って見ます。南国風でなかなか雰囲気がいいです。

 

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まずは、水着に着替えて泥風呂体験。係りの人が蛇口をひねるとドーっと泥湯が湯船に満たされます。2人で行けば共同といってもプライベートみたいなものですが、このドロ水温かくはないんです。正直、今日の気温ではちょっと辛い。2人で2500円のプライーベートコースのドロ風呂は39度くらいに温めた泥湯が体験できるということです。

 

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シャワーでドロを洗い流して、次は、透明の温泉に入ります。お湯を口に含んでみます。ドロ風呂も塩分が含まれていましたが、この温泉も塩分が強いです。温度は39度くらいでした。ここで30分くらいまったりしました。

 

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温泉の滝もあります。これも、かけ流しの塩化物泉。

 

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こちらはスイミングプール。湯量が豊富なんですね、これも全て温泉です。39度くらいと長湯にちょうど良い温度でした。

温泉に来ているお客さんのほとんどは外国人でした。設備も整っていて清潔で、値段も600円なら許せる範囲。なかなか良かったです。

 

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温泉の帰りに、温泉の名前の元にもなっているタップバー遺跡へいきました。ここで、昨日のライダー、ジョン&ポールに再会。彼らは明日、北上するということです。私たちも、ニャチャンはもういいかな、という気持ちです。どこまで走るかは未定ですが、明日はこの町を出ようと思います。

 

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小高い丘に建つ、タップバー遺跡から眺めたニャチャンの町並みです。

 

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帰りに、市場でザボンとマンゴーを買いました。ザボンもマンゴーも1個10000ドン(50円)。ビーチリゾートのフルーツ屋の3分の1の値段でした。

 

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今日の夕食は屋台でブン・ズィエウ。カニのすり身のつくねと麺がカニのだしで取ったスープに入っていて美味しかったです。1杯25000ドン(125円)。

 

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ビーチリゾートのナイトマーケット前でタバコをふかしながら客待ちをしていたシクロのおっちゃん。

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ジョンとポールはニャチャンへ走る 2013年12月27日

2泊したダラットを出発。高原の避暑地は私たちにとって特に魅力的な町ではなかったけれど、どんな場所でも、まずは行ってみないとわからないことが多いと思います。

インドにイギリス人が植民地時代に作ったダージリンという町があります。紅茶でも有名な町ですが、標高の高い丘陵地にへばりつくように町ができています。坂の多い町歩きは上り下りが大変ですが、歩いていると角を曲がるたびに美しい風景に出会える、とっても魅力的な町です。

フランス人がベトナムに作った高原の町は、いったいどんな町なのだろう、と期待していましたが、ちょっとあてが外れてしまったようです。あくまでも、私たちの偏見に満ちた主観では、ということですよ、ダラットはベトナムを代表する優れた観光地であることに違いありません。

たとえ、来てみてその町が好きにならなくても、そう感じることができたことが、来てみた甲斐があったということだと思います。そう思って町を出発します。

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物価高のダラットで昨日目を付けて置いた、朝だけ営業のフォー屋さん。坂道の階段を上手く利用したオープン屋台です。

 

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具に大根が入ってるのが、高原の地ならではなのかも。具は鶏肉を焼いて細く裂いたもの、チャーシューのスライス、これで充分。朝から肉のかたまりとかいらないし、値段も20000ドン(100円)とダラット中心部では相場の3分の2程度。ベトナムですでに何十杯もフォーを食べてますが、味もかなりのイケ麺。

 

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ダラットの町を出てしばらくしたところで、私たちと同じようにベトナムでバイクを買って旅している2人にい会いました。イギリス人のジョンとポールです。ジョージとリンゴも後から来るのかと思ったけど、今回は2人だけだということです。6週間の休暇でベトナムツーリングを楽しむのだとか。

海外ツーリングをしていると、6週間の休暇で旅行に来たというヨーロッパ人によく会います。一般的な休暇の基準なのかもしれませんね。自分に置き換えてみると、1年間に毎年6週間の休暇などもらったことはありません。一番長かったのが新婚旅行の特別休暇で2週間くらいだったかな。それでもあっという間でした。6週間と聞くと、いいなぁ、と思います。

 

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ビートルズと別れてしばらくすると、更に霧が濃くなり、寒くなってきました。カッパその他、持っている衣類をすべて着込んで対処します。う~、ブルブル、寒いっす。

 

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この後、道を間違えてることに気付きます。ファンラン方面に進む予定が、ニャチャン方面に来ている。地図を見ると標高2000mの峠越えになってました。どうりで寒いわけだ。

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ニャチャンに到着.道を間違えたら間違えたで、それもいいよね、ということになって、軌道修正案とか一斉無し。けんいち、地図をチラチラ見てる割には頼りになりません。あー、寒かった。やっと平地にたどり着きました。海では泳げるくらいの気候じゃなかったの?と思いながらまだ、厚着でブルブル震えてます。

 

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国道1号線に出ました。さすがに交通量が多いです。道を間違えずにファンランンへ出たならば、静かなビーチでのんびりと、といきたいところでしたが、ニャチャン(ベトナム屈指のビーチリゾート)に出てきてしまったので、もうニャチャンのど真ん中に突っ込む以外ありません。国道1号線は競争も激しいのでしょう、食堂もうちは15000(75円)だよ、みたいに値段を前面に出してお客にアピールしています。揚げ豆腐に目玉焼き、キュウリ、スープが付いて20000ドン(100円)でした。

 

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買うつもりはないんですが、明るい光に誘われて、ナイトマーケットで賑やかな界隈へもくりだして みました。圧倒的にロシア人が多いです。店の看板も「ジーマの旅行代理店」「ユーラのレストラン」などキリル文字で書かれていました。ロシアの人はロシア語で書かれていると安心するのかもしれませんね

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フルーツもメコンデルタの値段の3倍くらいするので買うのがばかばかしくなってやめました。。ロシア人が高くても買うので物価が高くなっているようです。夕食はあちこち彷徨ったあげく、春雨のカレースープの店に落ち着きました。30000ドン(150円)。

うしろを振り返ってもしかたありませんが、メコンデルタな日々が懐かしい。

今後のベトナム旅行の作戦を練る。

●海がどれほどのものなのか、ニャチャン近郊で見極めたい。それによってルートの変更の余地あり。今日の気温では寒くて海水浴する気にならない、明日以降に期待。

●基本、カンボジアやラオス国境に近い山を旅した方が、良い出会いや風景が待っていような気がする。だからこそ、海が気になる。山道だけでは偏り過ぎたベトナム旅行になりそうな気がして。

●温泉は押さえておきたい。が、金持ちご用達のスパばかりだとつまらない。庶民に愛される温泉がベトナムにないものか?

 

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ニャチャンまでのルート

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ダラットぶらぶら歩き 2013年12月26日

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ダラット中心部にある宿の3階の部屋に泊まってます。ベランダから見える朝の風景です。朝食がてら、町を散策して見ようと思います。

 

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宿の前は、ダラットの中心地にしては庶民的なエリアです。ここを通ってすぐ近くのダラット市場まで行ってみます。

 

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ここがダラット市場。ドライフルーツの店が並んでいました。名物のようです。まだ、朝早いのでお客さんはまばらです。

 

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市場で朝食のフォーを食べました。ダラットの中心部は他の町より物価が少し高めです。ここの店のフォーも30000ドン(150円)。うどんを更に平たくしたような麺でした。時々、丸い麺の店もありますが、私たちはこっちの平たい麺の方が好みです。

 

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寒い地方なので、ベトナムには珍しくイチゴが売られていました。

 

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市場の前のロータリーです。

 

その後は、気の向くままに町を歩いてみます。10時を過ぎると日差しも強くなりました。日差しがあれば、標高1500mの高原といっても長袖シャツ1枚でも過ごせるくらいの気温になりますが、地元の人もベトナム人の観光客も、皮ジャン姿やコートにマフラー、毛糸の帽子をかぶっている人もいます。朝晩は確かに冷えるのですが、日中もそういう格好をしているのは、あえてそうしたい、それがオシャレ、みたいな雰囲気があるのかな、と感じました。

 

面白いワン公2匹がいたので4コマ漫画風にしてみました。


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おい!おいってば!遊ぼうよ!


 

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いやだって?そんなこと言わないでさぁー、ねえ、遊ぼうよ!


 

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じゃぁ、いつものやつやっちゃおうかなー。頭カミカミ攻撃、どうだっ!参ったか!


 

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いてててぇ~、参ったよ~、助けてぇ~、でもきもちい~


 

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ダラットは、フランス植民地時代に開発された歴史のある避暑地。今ではベトナム人にとっての人気の観光地です。オシャレなレストランもたくさんあるけど、庶民的な店まで値段が高めなのがちょっと辛い。30000ドン(150)ぽっきりだよ!みたいに、値段を全面に出してアピールしている店があったので入ってみました。今までの経験では別に安くはないんですが、ダラット価格のようです。

 

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看板犬が4匹もいる商店。フルーツを行商するおばさんには慣れていたワン公でしたが、写真を撮っていた私たちは吠えられてしまいました。

 

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ダラット駅へ行ってみました。鉄道はベトナム戦争以降、廃止されたそうですが、今は観光用として電車が走っていました。

 

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ダラット駅にいたニャン公2匹。人間に慣れていて、全然逃げません。

 

明日は海の方へ行って見たいと思います。

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ベトナム的軽井沢、ダラット 2013年12月25日

2泊お世話になった宿をチェックアウト。今日は高原の避暑地ダラットを目指します。距離が200キロあるので、早めに出発します。でも、まずは、朝食。

 

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バイクでぐるっと回りながら店を物色。昨日、豚足で失敗したので、今日は慎重に店を選びます。麺だけでなく、ガラスケースの中の具材もチェック。麺は細麺、具はチャーシューを指定して麺が来るの待ちます。今日の店は当たりでした。揚げ玉ねぎ、揚げにんにく、刻みネギがたっぷり入っていて美味しかったです。1杯25000ドン(125円)。味も値段も満足。

 

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ダラット方面への道は交通量も少なく快適です。空もからっと晴れ渡り気持ちいいです。

 

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辺り一面、田んぼの風景。農作業にくっ付いて行くワン公がいました。かわいいですね。

 

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また、別の場所でも同じような光景がみられました。この辺のワン公たちはご主人様と一緒に田んぼに出勤するもののようです。後ろに見えるのはエデ族の高床式長屋。ワン公ご一行さまの行方を目で追うと、この長屋に入っていきました。

 

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ダムロンという町で昼食にします。人気のありそうなこの食堂に入ることにします。

 

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奥のガラスケースからぽこゆうこが選んだのが、さつま揚げ、揚げ豆腐、高菜。

 

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けんいちが選んだのが、豚の生姜焼き、煮玉子、空芯菜炒め。ベトナム料理というより、かなり日本食に近い味、違いをしいて上げれば、しょう油じゃなくてニョクマム(魚醬)を使っていることくらい。美味しかったです。2人で70000ドン(350円)。

 

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河原の横で小学生くらいの子供たちが裸になって遊んでいました。お~~い!と手を振ってみたら、子供たちも手を振り返してくれました。日本では、こういうの見かけなくなったなぁ。

 

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道を遮るように牛の群れがゆっくりと歩いていきます。のどかですね。

 

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道はどんどん標高が上がっていきます。1000mを越えると田んぼの代わりに、コーヒー畑が多くなり始めました。家々の庭では収穫されたコーヒー豆を広げて乾燥させていました。このワン公、大事なコーヒー豆の番犬の役目をしているのかな?

 

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ダラットに到着しました。標高1500m、寒いくらいです。フランス植民地時代からの避暑地としての高原都市で、オシャレな雰囲気のようです。朝早く出発したのに4時半になってしまいました。日が暮れるのも早いから、急いで宿さがし。町の雰囲気がオシャレすぎて今までのベトナムのイメージと違いました。

何とか日が暮れる前に、町の中心部の便利な地区にある安宿を見つけて落ち着くことができました。

 

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今日までのツーリングルート

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バンメトート周辺ツーリング 2013年12月24日

今日は、高原都市バンメトートに連泊することにして、周辺をあちこちバイクで回ってみることにします。ホーチミンを出てから連泊はまだ2回目、意気込んでベトナムに乗り込んだので飛ばし過ぎました、ちょっと反省。体調を壊したり、事故を起こしてもつまらないですもんね。

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まずは朝食。ちょっと空振りでした。まいった、まいった。フォーを注文したあと、〇〇〇〇とか言ってたのはこの豚の足のことだったのか~!ただでさえメタボを気にしているのにこんなの食べられません、いったいこの肉、何キロカロリーあるんだろう?肉はほとんど残してしまいました。お値段もびっくりの1杯35000ドン(175円)。高い~!料金の半分はこの肉かな、もったいなかった。

 

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次は食後のコーヒー。コーヒーの産地とあってコーヒー屋が多いです。他の国で飲んだことのないドロッとした舌触りで濃い目の味。ちょっとやみつきになりそうなコーヒーです。1杯12000ドン(60円)。コーヒー屋のお姉さんがとっても美人だったので写真を撮らせてもらいました。赤いアオザイを着ているんだけど、寒いのでジャージを着ているのがちょっと残念。

 

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今日はクリスマスイヴですね。サンタクロースの衣装、こんなの売れるのかな?と思うんですが、けっこう着ている子供がたくさんいました、売れてるみたいです。

 

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さーて、バンメトート周辺の田舎へ行くぞ~とバイクで走っていたら、あれれ~、左足のステップがポトリと落ちてしまいました。ヒビでも入ってたのかな、すぐに、修理店へ。東南アジアの町中は、1ブロックに1店くらいの割合でバイクの修理店があるので、こんなときも安心です。

 

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ちゃちゃっと溶接してもらって修理完了。50000ドン(250円)でした。カムオン!ってありがとうのベトナム語です。

 

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バンメトートの郊外へ行くと、少数民族エベ族の集落が点在していました。民族衣装を着ているわけではありませんが、家は独自の高床式の長屋に住んでいるようです。

 

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エベ族の長屋。

 

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おばあさんが、長屋のテラスでくつろいでいました。

 

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犬もテラスでくつろいでいました。

 

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写真を撮っていると、子供たちが窓から顔を出したので、シンチャオ(こんにちは)、とあいさつすると手を振ってくれました。

 

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集落では子供たちも、もちろん無免許でバイクに乗ってます。

 

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周りの風景、田んぼが広がっています。メコンデルタと違ってここは寒いから二毛作くらいかもしれないですね。

 

このあとガイドブックにも載っている、ブオンドンという村にも行ってみましたが、あまりパッとしない観光地、という感じになっていました。

 

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道端の広場で大量のタロイモを砕いて乾燥させる作業を見かけました。同じような光景をカンボジアでも見たのを思い出しました。

 

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バンメトートへ帰る途中、家路に着く牛たちが道路を占領していました。

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傾いてるんですけど、大丈夫ですか?もう、曲芸の域ですね。さすがのベトナム人にも注目の的でした。

 

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ランカフェ・チュングエン・コーヒー・ビレッジという施設。コーヒーに関するいろいろなものが展示されていて、直営店で豆を買うこともできるし、淹れたてのコーヒーを飲むこともできます。

 

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コーヒーこを注文すると、このようなアルミのドリップ器と一緒に出てきます。香りも良く、かなり濃くてドロッとしたコーヒーです。そのまま飲んでも良いし、氷の入ったグラスに入れればアイスコーヒーになります。ベトナムの氷は真ん中が空洞になっていて、溶けやすいよう工夫されています。1杯22000ドンと聞いて、町の相場の倍の値段なので一瞬引いてしまいましたが、日本円に換算すると110円、私たちも、もうすっかり、ベトナムの金銭感覚になってしまっているようです。

 

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町に戻ってから、ホンダの店を訪ねました。カブの新車の値段を調べるためです。

ドリーム100が18500000ドン(9万2500円)100ccのカブ

ウェーブ100が16500000ドン(8万2500円)100ccのカブ、エンジンがドリームと根本的に違ってコストを下げているようです

WRSX110が20000000ドン(10万円)110ccのカブですが、ライトやカウルがちょっとカッコいいやつです

Future125F1が30000000ドン(15万円)125ccのパワーもあり、デザインにも凝った高級カブ

タイホンダより、クオリティーを下げてその分値段も下げているという印象でした。タイの場合、ホンダでも大きなバイクを扱っているし、町中ではBMWやハレーも走っているけど、ベトナムでは見かけません。戦争で時代に乗り遅れたのは事実ですけど、見たところ、ベトナムはインドシナ半島の大国としてタイと肩を並べてもいいような気がします。10日間旅行した印象としては、タイよりかなり遅れを取っています。共産党の一党支配が経済発展にブレーキを掛けているのかな、なんて思います。きっと、今は党に文句も言えないよう、国民は抑えつけられているんじゃないでしょうか、近い将来、国民の鬱憤が爆発するような気がしますが。。。

 

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今日、ツーリングでの撮影中、カメラを落としてしまいました。幸い、機能的には何の問題はなかったのですが、ちょうどフラッシュ部分に釘でひっかいたような大きな傷が2本もできてしまいました。妻のぽこゆうこは、こういうの全く気にしないたちなんですね、傷が付こうが、汚れていようが、欠けていようが気にしません、ホント、男らしいというか、ご立派なもんです。ところが、けんいちはこういうのダメなんです、女々しいというか、ちょっとでも傷がつくと気にするたちなんです。みなさんはどっちタイプでしょうか?

大事なカメラの傷があまりに痛々しいので、アロンアルファーを塗って継当ての布(元は布団の生地)を貼ってみました。何とか、かわいそうなカメラの傷を隠すことができて一安心。妻は、何でそんなの気にすんのとあきれていましたが、案外いいじゃんと褒めてくれました。

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高原都市バンメトートへ向かう 2013年12月23日

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ザーギアの町を出発。ついに、ジャンパーの下にフリースを着こむことになりました。寒いです。ベトナム南部でこうなるとは予想していませんでした。

 

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排気ガスで空気が霞んでいたホーチミンとは大違い。済んだ快晴の中、高原の一本道を走って行きます。交通量も少なく、舗装路が続きます。やっとツーリングらしくなってきました。

 

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まっすぐな道もいいけれど、ワインディングロードもいいね!といっても車体を倒すほどではなく、スピードはせいぜい50~60キロくらいでのんびり走ってますけど。

 

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のんびりと、こんな景色をよそ見しながらトコトコ走ります。

 

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失礼、大地に放尿中です。いろんな意味でたまらん

 

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ベトナムの犬にカメラを向けると、まず、第一反応は逃げるか吠えるかが多いのですが、この犬はタイの犬のようにマイペースで動じません。性格もあるのでしょうが、相当可愛がられて人間を信用しきっているのでしょう。

 

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カラフルな洗濯ものが風にはためいている家がありました。昨日まで天気良くなかったから、洗濯日和なんだなぁ。庭にはコーヒー豆?を広げて乾かしています、なんか、いい感じだなぁ。

 

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明日はクリスマスイヴ、街道沿いのあちこちに大きなクリスマスのデコレーションが飾ってありました。どれも手作りで、手が込んでいます。この辺りの高原地帯は少数民族のエデ族の土地ですが、クリスチャンが多いのでしょうか。

 

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ガソリンスタンドに居た猫。名前はメウル・オス・3か月。

 

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昼食はイートゥリンという町の食堂に入りました。この後向かうドライサップの滝への分岐点となる町です。

 

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ドライサップの滝は、雨季に見れば水量も多くもっと見応えがあったのでしょうが、乾季のこの時期はイマイチでした。

 

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滝はイマイチでしたが、エデ族の伝統民家である高床式の長屋が見れたのは良かったです。残念なことに、ベトナム南部の少数民族は普段は民族衣装を着ていないそうです。カンボジアもそうでした。ラオス北部にはきれいな民族衣装を着て生活している人がいたので、ベトナムも北部へ行けばそんな人たちに出会えるかな?と期待しています。

 

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宿にチェックインした後、夕食がてら町をぶらぶら歩いて見ます。町の一等地に構えるフルーツ屋さん、路上で売ってるのと違って立派なフルーツがズラリと並んでいます。高いんだろうな。

 

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高原で寒いのであったかいものが食べたいなと、ヌードルスープの屋台を探して歩きました。黄色の麺を置いてある屋台があったので注文して食べてみると、ど真ん中の大当たり!激ウマのチャーシューワンタンメンの屋台でした。メニューは1品だけ、チャーシューワンタンメンだけしかありません。そのこだわりがまたステキじゃありませんか!極上の1杯は30000ドン(150円)とベトナムの屋台ではちょっと高めの値段ですが、お客さんはたくさん入ってました。まさか、ベトナムでこんなに美味いチャーシューワンタンメンに出会えるとは思ってなかったです。感覚が繊細で工夫と努力を惜しまない、ベトナムに対してそんな印象をもち始めています。この国はまだまだ発展し続けるに違いない、そんなことを考えながら、1杯のチャーシューワンタンメンを頂きました。ごっつぁんです!

 

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町の中心部の教会へ行くと大勢の人で賑わい、クリスマスイベントが行われていました。

 

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エデ族の人の民族音楽も聞けて良かったです。楽器はほとんど全て竹製でしたが、管楽器、打楽器、大小それぞれが素朴だけど迫力のある音色を出していて感動しました。民族衣装も見れて良かったです。

 

バンメトート2旅のルート

 

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ベトナム南部の高原地帯を行く 2013年12月22日

ベトナムの地方都市はホテルの数が少ないのかな、ツーザウモットは割と大きな町なんですが、宿が2軒しか見当たらず、昨日は仕方なくちょっと高めのホテル・バッチダンに泊まりました。

 

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朝食も付いていて、部屋は広々、エアコン、冷蔵庫、ホットシャワーにバスタブ付きインターネットの無線ランも使えて、ベランダからはサイゴン川が眺められるロケーションで至れり尽くせり。ベトナム入国以来一番高い宿でした。2人で350000ドン(1750円)私たちには予算オーバーですが、考えてみれば安いものですね。たまにはこういう宿も良いかも。

 

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宿の前の様子です。目の前のサイゴン川はホーチミン市まで流れています。今日は天気が良さそうです。

 

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路上でパイナップルを購入。手頃な大きさのが2個で15000ドン(75円)でした。

 

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お菓子を満載したカブ。日本での軽トラやワゴン車の役割までカブが担ってるんですね。カブってすごいなぁ。

 

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今日は日曜日、結婚式日和のようです。街道沿いで何組かの結婚披露宴パーティーを見ました。このように、路上にテントを張って行うものなんですね。披露宴会場へ呼ばれたお客さんも、皆カブで乗り付けていました。ベトナム、いや、東南アジアでは、生きるための三要素に衣食住+カブが入ってきそな感じです。

 

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こちらが、新郎新婦。日本人にそっくりです。

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今日はカンボジア寄りの内陸部を北上していきます。道は高原地帯に入って行きました。交通量もベトナムで未だかつてないくらい少ないです。

 

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ドックホンという町で昼食にします。今日も町をぐるっと見て一番繁盛している店に入ります。この「COM」がご飯を表すベトナム語です。

 

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これだけおかずの種類が多いと迷いますね。

 

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 上げ豆腐の肉詰め、ウズラの玉子と牛肉の煮込み、野菜とひき肉のオムレツ、空芯菜炒め、ゴーヤの肉詰めスープ。全部が美味しかったです。2人で71000ドン(350円)。

 

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今日の道、国道14号線はまだ舗装されていないところが多かったです。都会では排気ガス、田舎では土埃、苦労も多いけど、毎日新しい風景や人に出会える楽しいツーリングです。

 

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街道沿いのナーンコという小さな町の市場。

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魚売りのおばさん。

 

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魚を捌くおばさん。 どういわけか、野菜売りのおばさんは皆シャイで顔をカメラに向けてくれないのに魚売りの人はにっこり笑ってくれます。生きものを扱うくらいだから、威勢が良くて度胸の良いおばさん、ってことなのかな、なんて思いました。

 

ダックノン省の省都、ザーギアという町に着き、泊まることにします。社会主義国の町らしく、だだっ広い町ですが、どこが町の中心なのか分かりにくく、ホテルも3軒しか見当たりません。一番安そうな宿に15000ドン(750円)払ってチェックイン。無線ランもあっていいじゃないの、と思っていたら、午後6時ころ停電。そのうち復旧すると思っていたのに、結局ずっと復旧しないままでした。

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部屋も真っ暗、町も真っ暗、何か食べなきゃと懐中電灯を付けて町に出ると、宿のすぐ近くに発電機を回して営業している店がありました。いつも、私たちが入るような店と違って高級店のようですが、まあ、たまには良いでしょう。訳も分からず注文すると、鍋と自分で巻く、手巻き生春巻きがでてきました。今までも、ベトナムの皆さんが鍋を囲んでお酒を飲んで盛り上がっているのを何度か見ましたが、こういうのを食べてたのか、と分かって満足。ビールも飲んで290000ドン(1450円)でした。

 

ホーチミン 3

今日までのツーリングルート

翌朝、停電が復旧し、このブログをアップしました。

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クチ地下トンネル見学 2013年12月21日

今日はクチの地下トンネル見学に行ってきました。

以下、ベトナム戦争がなぜ始まったのか、クチの地下トンネルはなぜできたのか、どんな特徴があったのかを書いておきます。興味のない方は、ここは飛ばして読んでもかまいません。

 

 ベトナムは1940年までフランスの植民地でしたが、第二次大戦初期ドイツがフランスを占領したので、同盟国である日本がベトナムに進駐しました。日本の進駐政策で米の生産は最小限にし、戦争に役に立つ麻を作らせていましたが、1944年の大干ばつで200万人のベトナム人が餓死した、というようなこともあり抗日運動も盛んに行われました。

 1945年に日本の降伏で第二次大戦が終結し、ベトナムは独立を宣言します。ところが、よせばいいのにフランスが独立はさせぬと軍を率いて再支配を試みます。これに反発したホーチミン率いるベトナム独立同盟会が衝突して1946 年、インドシナ戦争が勃発します。

 1954年にジュネーブ協定が結ばれ、ベトナムは北緯17度で分断されます。北はホーチミン率いる社会主義政府南はフランスが撤退する代わりにアメリカが後押しするゴ・ジン・ジェム政権が誕生しました。なぜ、アメリカが介入してきたかというと、ベトナムの共産化、しいては東南アジア全体の共産化を恐れたからです。

 ゴ・ジン・ジェム政権は独裁政権で大量に流れ込むアメリカからの経済援助を一手に握り、官僚組織は腐敗し、カトリック教徒の一部の役人や軍人に富みが集まり、一般の人々は困窮していました。

 そんな中、1960年、 ゴ・ジン・ジェム政権に不満を持っていた、学生・労働者・知識人・共産主義者の混合団体、南ベトナム民族解放戦線が誕生しました。ベトナムからのアメリカ軍の撤退、ベトナムの独立を目標として、ゴ・ジン・ジェム政権へのテロ活動や農民への教育を行いました。後に、ソ連・中国の支援を受ける北ベトナム政府軍と協力して戦うことになって行きます。

ベトナム戦争はどちらが宣戦布告したわけでもないのですが、このあたりから、本格的戦争になっていきます。

南ベトナム民族解放戦線は日中は普通に農作業をしていて夜になるとテロ活動をします。アメリカ軍は攻撃すべき南ベトナム民族解放戦線が誰なのか、どこにいるのかわかりません。それで、怪しいと思われる村を全滅させるなどの攻撃を行います。

クチ地下トンネルは、南ベトナム民族解放戦線の最重要拠点でした。というのも、ソ連や中国からの支援物資がラオス、カンボジアを経由する、ホーチミンルートを通って入ってきます。そのカンボジアまでの距離が70キロメートル、攻撃すべきアメリカの支援する南ベトナム政府の首都サイゴンまで65キロメートル、ちょうど中間地点という距離が拠点に最適でした。日中は地下で隠れて過ごし、夜間地上に出て活動を行いました。アメリカ軍に勝つためには地下に拠点を置くことが防衛面でも攻撃面でも、最も有効な手段だったのです。もし、地下でなく地上に拠点を作っていたら、アメリカ軍の空爆に屈してあっというまに戦争に負けていたでしょう。

 トンネルには何千もの人が暮らしていました。中には、病院、学校、会議室、武器や食料の貯蔵庫もあり、トンネルは上下何層にもなってアリの巣のように地下に張り巡らされ、カンボジア国境付近までも伸びていて、総延長は250kmにもなるそうです。クチ周辺の7つの村の人口は戦争前2万人でしたが、戦死やけが、病気のため死亡し、戦争終結時には8千人に減っていたということです。

 アメリカはトンネルの存在を探し当て、何とか攻略しようとしましたが、上手くいきませんでした。どこにいるのかわからないから、ジャングルを枯らしてしまえ、と枯葉剤を散布しましたが、それでも、トンネルを攻略できませんでした。軍事力では何倍も上回っていたアメリカですが、粘り強い南ベトナム解放戦線と北ベトナム軍部隊に敗れて行くことになります。

 

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さて、入場料90000ドン(450円)を支払ってクチの地下トンネル見学です。クチには2か所トンネルがあり、ベンユオックという方へ行きました。テーマは重いんですが、この際、テーマパーク感覚で楽しんじゃいましょう!南ベトナム解放戦線の実物大人形が迎えてくれます。アメリカ軍と違って解放戦線は戦争の素人の集まり、何と村人の20%が兵士だったそうですよ。

 

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アメリカ軍の落とした爆弾もたくさん見られます。爆弾に関しては、アメリカはラオスにもカンボジアにも落としたので両国をツーリングした時もたくさん見かけました。鉄なので売れるということでだいぶ少なくなったそうですが、家の前にゴロンと置いてあったりするところもありました。

 

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ガイドさんが付いて説明してくれました。地下トンネルの断面図です。食堂、リビング、会議室、病院、学校、井戸、炊事場、ありとあらゆるものが地下にあったそうです。炊事は夜中にのみ行い、煙は何層ものフィルターを通し、屋外へ出る煙を最小限にする工夫がされていたそうです。トンネルの総距離が250kmというのにも驚かされます。

 

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ガイドさんの後について、地下トンネルに入ってみます。

 

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これは、観光用に穴を広げたもので、実際の穴は人ひとりかがんで通るのがやっとの大きさだったそうです。

 

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こちらの穴が実際の入り口だったところ。けんいちなど体がデカいので、肩をすぼめても入ることが難しいです。アメリカ兵なら尚更入れなかったことでしょう。そのため、アメリカ軍は協力軍のタイ、フィリピン、韓国などの東洋人部隊を潜入させるトンネルラット作戦を行いましたが、トンネル内の構造を理解していない部隊に勝ち目はなく、入っても入っても殺されるだけだったということです。

 

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これはブービートラップというもの。地面を踏み抜くと穴に落ちて串刺しになってしまう仕掛け。アメリカ軍の兵士がトンネル周辺を歩くと、このような穴に落ちて負傷したということです。殺してしまうと兵力がマイナス1でしかないが、1人負傷させれば、ケガの手当てや助けるためにさらに2人必要になり、マイナス3の効果があるからだそうです。

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実物大人形が、アメリカ軍の落とした不発弾から火薬を採取し、加工して地雷を作っている様子。

 

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ここは、地下の会議室

 

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地下トンネル周辺に残されたアメリカ軍のヘリコプターの残骸。その他戦車やジープの残骸も多数ありました。

 

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南べトナム民族解放戦線の面々。

 

ということで、4時間くらい見学し、出てきたらもう130分、近くのローカル食堂に入って昼食にします。

 

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今日はベトナム風チキンカレーと魚のココナッツ&ニョクマム煮込みでした。2人で40000ドン(200円)。ちょっと、不潔な店でしたが、だいぶベトナムモードになってきたので何とかOK。セルフの野菜がしなびてるところを見るとあまり流行ってない店みたいです。

 

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クチの地下トンネルから田舎道を南下していると、巨大な墓地がありました。墓地の入り口にはアメリカ軍と戦っているレリーフがありました。

 

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中に入って見ると無数の墓石が並んでいます。死亡年月日も1968年1975年くらいのものが多く、1960年代前半のものもありました。。

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さらに中へ進むと、ベトナム戦争の戦死者を祭った慰霊塔がありました。

 

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ツーザウモットの町に泊まることにします。ホーチミンからも近い中都市、関東で言うと大宮みたいなものでしょうか。町はクリスマスムードで盛り上がっていました。教会のイルミネーションに見入るカップルがいました。

 

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