ぽこけん

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ブルガリア 2002年5月11日~5月19日

ブルガリア 2002年5月11日~5月19日

 

 

 

 

 

 

 

 

■ソフィアは近代化の途中<ソフィア/5月11日~16日>

ユーゴスラビア側のホテルで「ブルガリアにはマフィアがいっぱいいる。危ない」などと言っていたが、ユーゴスラビアよりずっと近代的だった。だいたいにおいて、みんな隣の国のことを悪く言う傾向がある。  12年ぶりの首都ソフィアはすっかり様変わりしていた。1990年当時はガソリンがなくて、ガソリンスタンドはいつも長蛇の列。そのせいでリラの僧院にも行けなかったし、とにかく無事にブルガリアを抜けるだけで精いっぱいだったのだ。  ところが、今は近代的なガソリンスタンドがいっぱいあるし、ツム百貨店もすっかりオシャレになり、地下にはスーパーマーケットもあって、ロシアのそれとはまったく違うし、マクドナルドやケンタッキーもある。24時間のコンビニ風ミニスーパーもあった。車も外車が増えて、ロシア製や東欧製の車はもう時代遅れ的な感じ。  でも、まだまだバイクは珍しい。ツーリストもあまり目につかないので、ジェベル&セローの日本人ライダーはかなり目立つ。やっぱりここは東欧なのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

■ソフィアの安宿「ホテル・ビキ」<ソフィア/5月11日~16日>

ソフィアでは日本人旅行者の情報ノートに載っていたホテルに泊まった。1泊1人5ユーロ(575円)と、たぶんソフィアでも一番安い。ギシギシいう階段を登って2階の受付へ行くと、女主人のビキ(ビクトリア)さんが大喜びで出迎えてくれた。他にも日本人がいるらしい。他の国のツーリストはまったくいないが、なぜか日本人ばかり4人も集まった。先客の三重県・名張市出身の直さんは日本酒造りをしているそうで、12月~3月の4ヶ月間は休みなく働くけど、その他は自由なので、去年、今年と絵を描きながら旅している。まだ23歳。若い!  もう一人は3月中に帰りそびれた大学生、長井くん。サラエボの民宿で、そこの女主人にいい寄られて危なかった話をしてくれた。  2人ともハンガリー・ブダペストの「ヘレナハウス」という宿に泊まっていたとか。そこはいわゆる日本人宿で、ブダペストには他に2つあるという。物価も安く、居心地もいいブダペストは、エジプトのカイロ、トルコのイスタンブールと同様、長期旅行者の沈没地になっているようだ。

■中華料理もオペラも安いのだ!<ソフィア/5月12日>

ところで、ソフィアでは久しぶりに中華料理を満喫できた。ここにはいくつかチャイニーズレストランがあって、1品1.5ユーロ程度と安くて味もまあまあ。5日間の滞在中、毎日のように食べに行ってしまった。日本料理店はあるようだが、高級すぎて問題外。やっぱり世界に散らばるチャイニーズ・パワーはすごい。ブルガリア人にも人気があっていつも流行っていた。  ついでにオペラも安かったので、「ホテル・ビキ」の日本人4人で見に行った。日本なら高くて観劇できないけど、この値段なら興味はなくても話のタネに観てみるか、という気にもなるというもの。どうせ安いからいい席を買おう、と意見が一致し、10レヴァ(500円)の席を申し込んだら、受付のおねえさんは我々の格好を見てから「正装じゃないとその席はダメ」と一言。8レヴァの2階席を買わされる。  でも、ブルガリア語でストーリーがよくわからず、結局半分くらい眠ってしまった。おねえさんはこうなることを予想してたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

■健ちゃん、散髪する<ソフィア/5月15日>

やっと物価が安くて落ち着ける国に来たので、旅に出て以来10ヶ月伸ばしっぱなしだった健ちゃんの髪の毛を切ることにした。適当に入ったのだけど、美容雑誌に広告を出している、ソフィアでも有名な美容室だったらしい。コンピューターを使って髪型をシュミレーションしてくれるサービスまである。美人オーナーのビリーさんはコーヒーまでサービスしてくれた。スタッフはみんな若い女性でお客も次々にやってくる。ブルガリア美人のお姉さんは健ちゃんの髪をそれはそれは丁寧に時間をかけてカットしてくれた。それでたったの360円。ソフィアはいいところなのだ。

■リラの僧院へ<リラ村/5月16日>

ソフィアをあとに、リラの僧院へ向かう。メインルートからはずれ、いくつかの小さな村を通り過ぎながら山道を進んでいくと、深い山中に突然現われる大きな僧院だ。  こんな山の中で交通の便も悪いためか、世界遺産で有名な場所だというのに、訪れる人は多くない。僧院の前に土産物屋が数軒と小さなホテルがあるだけ。麓のリラ村にも何もなく、まったくそこらへんの村と変わらない。  僧院へ入ると、横縞模様と独特の曲線が特徴的な聖母誕生教会とフレリョの塔が正面に見える。塔だけは中世から残っているもので、あとは火災で焼けて再建されたものだ、と他のグループのガイドさんが英語で教えてくれた。イスラムの影響も感じられるが、ここはブルガリア正教の総本山。教会の壁や天井にはびっしりとフレスコ画(壁画)が描かれ、内部にはイコンが飾られている。  その教会を囲むように4階建ての建物があり、黒い服に身を包んだ修行僧たちが生活している。中庭にはちょうどリラ(ライラック)の薄紫の花が咲いていて、彩りを添えている。  静かでおごそかな時間が流れる、不思議な空間だった。

■フォークロア・フェスティバルに遭遇<ヴェリコ・タルノヴォ/5月18~19日>

ブルガリア中央部、ヴェリコ・タルノヴォという町へ向かう。それまで2泊も野宿したので、奮発してプライベートルーム(民宿)に泊まった。1人9ユーロ(約1000円)で、キッチン付きの快適なアパートメント。ベランダからは町が一望できる。快適、快適。  また、町の中心の公園では、ちょうどフォークロア・フェスティバルが行われていて、華やかな民族衣装を着た人たちがたくさん集まっていた。あちこちで踊りや歌の練習をしていたので、写真を撮らせてもらった。みんな気軽に応じてくれる。逆に珍しい日本人とあってか、若い子たちに声をかけられ囲まれるが、残念ながらブルガリア語がよくわからない。もっと言葉が通じたら楽しいのに。でもブルガリア最後の夜に、いいものを見られてよかった。  さあ、いよいよルーマニア。国境近くの道路では、なぜか化粧ばっちりのおネエ様方が道端に立って、おいでおいでをしていた。大丈夫だろうか、ルーマニア。

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