ぽこけん

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ギニア 2003年2月28日~3月7日

ギニア 2003年2月28日~3月7日


■ポリスステーションに泊まる(2月28日)

セネガル南部から深いダストのダートを通って、ギニアへ入国。ミシラというローカルな国境に着いたのはもう夕方だった。税関の係官はランプの灯りのもと、慣れないカルネの書類を一生懸命に書いてくれた。それでいて賄賂の請求などなく、いたって親切だった。
もう暗くなっているし、ダートの道を進むのも危険なので、今日はどこかそのあたりでキャンプしようと思ってポリスに聞いたら、なんとポリスの建物の横にある、萱ぶきの小屋に泊まっていい、という。
日中、暑い時間帯にみんなが休憩する場所のようで、マットレスまで貸してくれた。村には電気がなく、暗くなるとランプが灯りがあちこちに点る。夜でも国境を越えてくる車が少ないながらもいるので、露店もポリスもちゃんと働いている。逆に朝も早くから起きだして仕事を始めるのには感心した。
萱ぶき小屋から村の様子を見ていたので、村の人たちの1日がよくわかった。ポリスも、イミグレも、両替屋も、露店の人々も、みんな同じ村の人々。職住接近、というかみんなで一緒に働いているのだった。

 

 

 

■健ちゃん、ギニアの悪路で転倒(3月1日)

国境からまたまた幅の広い赤土のダートが続く。走りやすいけれど、ときどき深いダストが溜まっている。これが砂より細かくて、対向車が来ようものなら、すごい土ホコリを巻き上げ、しばらく何も見えなくなってしまう。今は乾季だからいいけれど、雨季にはひどいぬかるみになりそうな道だ。そんなダートを調子よく走っていると、先頭を行く健ちゃんがいきなり転倒! 一見何ともない転倒だったのに、なんと、ギアチェンジができなくなってしまった。どうなっちゃったの? 仕方なく5速に入ったままで走り続ける。アップダウンが少ないので、それでも何とか走れるのでよかった。
しばらく行くと川渡りの短い渡し船があった。ただの板にエンジンを付けた簡単なシロモノ。たったの50mくらい。それでバイク1台5000GF要求される。この物価の安いギニアで、5000GF(300円)は高すぎるよ。こんな値段、地元の人は絶対払っていない。ツーリストから高いお金を取ってやろうという魂胆に違いない! せっかく良かったギニアの印象が、これで一気にダウン。ギニアよ、やっぱりおまえもか、という感じ。
がっかりしながらも、粘って1台1000GFで交渉成立しかけたところへ、日本人計4名を乗せたピカピカのトヨタ・ハイラックスが3台やってくる。こんなところで日本人に会うなんてびっくりしたけれど、
井戸を掘るNGO関係の人たちで、調査のためにギニア国内をまわっているそうだ。こちらは遊びで旅しているのに、頭が下がるなあ。井戸は、アフリカでは命をつなぐ大切なもの。私たちもあちこちの村で井戸の水をもらいながら旅しているので、その重要さは身に染みて感じる。
でも、NGOの人達はエアコンの効いた車で移動しているので、みんな服がきれいなまま。こっちは赤土のホコリにまみれて汚い格好。しかも、彼らが1台5000GF払ったために、「じゃあ、バイクは2台で5000GF」となってしまった。やぶへび!

■何でも直すギニアのメカニック(ラベ/3月2日)

5速のまま高原の街、ラベを目指す。幅の広いダートであまりアップダウンもなかったので、何とか無事に街に到着した。街に入る手前にタチの悪いポリスチェックがあり、ここでギニアの保険がない、と何クセを付けられ罰金を払え、と言われる。途中の村でもポリスチェックは多かったけれど、特に悪質ではなかったのに、街に近づくといきなり賄賂が始まるのだ。
こういうときは持久戦が一番。AIUの保険証書を見せて「日本でワールドワイドの保険に入ってきている」と頑張る。相手はとにかくギニアの保険会社のものじゃないとダメだ、と言い張るので、こっちも
同様に言い張っているうちにあきらめたのか、なんとか粘り勝ちした。さっきフェリーで一緒だった日本のNGOの車が先行していたので、「先に車で行っている日本人の友達が待っている」とウソを言ったのも効果があったのかもしれない。
それでも1時間ほどロスをしてしまい、暗くなってからラベに到着した。ラベのホテルはとてもシンプルで、ツーリストは他に誰もいない。この日は一応水も出たし電気もついたが、翌日は水も電気も一日中でなかった(乾季は電気、水事情が悪いそうだ)。
翌日、ホテルのスタッフがモトブティック(バイク修理屋)に連れて行ってくれた。ギニアでは日本製の小さなバイクがたくさん走っているし、中には日本の販売店のステッカーが貼られたままの中古も見かける。日本でお払い箱になったバイクが、アフリカのこんなところで頑張っていると思うと、感慨深いものがあるなあ。バイクだけでなく、日本製1BOXのバンも、こっちではバス代りに使われている。私が以前乗っていた4WDのライトエースも、もしかしたら世界のどこかで走っているのかも。
ところで、ジェベルはギアチェンジのシャフトが曲がっていたのが原因だったが、メカニックはそれをまっすぐに直してくれ、あっという間に修理完了。代金はオイル代を含めて30ドル程度。先進国の場合ならパーツを新品に交換し、工賃もかなり取られるだろう。アフリカは意外に修理事情はいいかもしれない。

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