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肘部管症候群

肘部管症候群 その2

肘部管症候群と診断され、12月2日に全身麻酔での手術が決定しましたが、その前に色々な検査を行いました。

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 心エコー検査
  • ホルターモニター心電図
  • 循環器診察
  • 麻酔科診察

などです。ホルターモニターは24時間の心電図です。これらがOKになって、手術ができることになります。

 

これまでの経緯は、肘部管症候群その1を参照してください。

 

今回行う手術は、神経の前方移行手術です。この手術を行うことにより、手のしびれの原因となっている、肘の内側の尺骨神経の圧迫が解放されます。神経の回復には時間がかかるとのことですが、少なくともこれ以上の病状の進行が抑えられるそうです。早い段階で手術をすると術後の回復が良好とのことです。

 

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手術室まで歩いて行って、「これから眠くなりますよ」と言われたまでは覚えているのですが、全身麻酔でしたので、気が付いたときにはもう手術は終わっていました。痛み止めが効いているせいでしょうが、どこも痛くありません。拍子抜けするほど楽ちんでした。

 

手術直後こそこんな感じでしたが、ギブスが取れてからの入院生活は快適そのものでした。三食付だし、ベッドをリクライニングにして、好きなだけ読書に集中することができました。そういえば、お酒を1週間も飲まないで過ごしたのは10年ほど前のイラン旅行以来だったかもしれません。

 

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手術の前は小指の第一関節までと、薬指の第一関節の小指側側面が常時しびれていて、触っても薄い皮を一枚被せたように感覚が鈍い状態でした。

 

手術5日後、退院時には、感覚の鈍さの範囲は手術前と変化は無いものの、小指の先端がときどきしびれる程度にまで変わりました。先生のお話では、一般的に、神経が圧迫されていた期間が長かったり、強く圧迫されていた場合ほど手術後の回復は良くないそうです。手術をしてもなかなか良くならない人もいれば、完治する人もいて、ケースバイケースだそうです。

 

私は、変化が現れるのは手術後数か月してからだろうと思っていました。感覚の鈍さは残っているものの、手術後たった5日で、しびれがほとんど感じられなくなったので驚いています。神経が回復し、感覚の鈍さが改善するにはこれから長い時間がかかるかもしれませんが、手術前のように、指が常時しびれる不快感がなくなっただけでも嬉しいです。

 

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退院して一週間ぶりの帰宅、すき焼き&会津ほまれで一杯やってます。たまらん!

手の神経がこれからどんどん回復していくことに期待しています。右の鎖骨骨折はまだ完治していないものの、左手のしびれが軽減されたことで、今後、メキシコ以降の中南米ツーリングも今まで以上に前向きに楽しめそうな気がしてきました。一時帰国のちょうど良いタイミングで手術ができて良かったと思います。

 

 

肘部管症候群 その1

半年前、つまり2014年の4月ころから左小指の第2関節から上と左薬指の第1関節から上の小指側面がしびれるようになりました。矢吹町の整形外科へ受診しましたが、原因を突き止めようとする気配はなく、神経再生に効果があるかも?と言われているメチコバールというビタミン剤を処方するだけ、治療する気がない病院に通院する意味もないしと、以降通院も止めてしまっていました。

しびれは眠っている時以外は常にあるわけです、旅の間常に。絶景の中バイクで走っている時も、北米最北端へ到達したときも、念願のサーモンを釣り上げたときも、いつも左小指と薬指がしびれていました。

命に別状のある病ではなさそうだし、世の中には常時痛みに耐えている人や眠ることさえできないほど辛い毎日を過ごしている人々がもっともっといらっしゃる、それに比べれば何のこれしきとずっとがまんしていました。

常にしびれがあることで何となく気分が上がらないものです。できることならば、通常、身体のどこにも痛みやしびれの無い身体を取り戻したい。じっとしていて、身体のどこも不快でない身体ってどんなに良いだろう、そんなことを望むようになりました。

自分で自分の症状をインターネット等で調べた結果、肘部管症候群かもしれない?と思うようになりました。それで、肘部管症候群に詳しい医師は手の外科の専門医ということを知り、日本手外科学会の先生の診察を受け、自分のしびれの原因を探ってもらおうと思いました。思い立って病院へ行った日には予約でいっぱいで診察をしてもらえず、予約だけしてきました。先週初めて診察をして、肘部管症候群の疑いがあるということで、神経伝達速度検査をすることになりました。

 

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今日はせっかく、村から出て大都会の郡山市の病院まで行くので、昼食は郡山の中央市場食堂で海鮮丼を食べることにしました。790円の値段の割に、ボリュームもあるし、市場だから鮮度も抜群で美味しいんですよ!

海鮮丼を食べた後、病院で神経伝達速度検査を受けてきました。通常、神経は1秒間に60メートルというスピードで信号を伝達するそうですが、神経がある部分で圧迫されていたりすると、信号の伝達スピードが遅れるそうです。この試験をすることによって、どこで神経が圧迫されているか、どの程度神経が圧迫されているかが解り、病気の原因と進み具合が解るそうです。結果、やはり、肘部管症候群でした。

肘部管症候群には、自然治癒はほとんど無いようです。放置すると症状はこの後進み、しびれの範囲が広がり、手の筋肉が痩せて行き、握力が低下し、小指が変形していくそうです。いずれは、バイクのクラッチが握れなくなり、ケーナが吹けなくなり、スキーのストックが持てなくなるということです。

迷わず、手術を選択しました。手術は圧迫されている神経を前方へ移行する手術になるそうです。来週から全身麻酔のための検査等も始まりちょっと忙しくなるかもしれません。入院は12月1日、手術は12月2日の予定です。

ところで手術費ですが、3割負担とはいえかなりの出費を覚悟していたのいですが、「高額療養費制度」というのがあるということを病院で説明していただきました。「限度額適用認定証」というのを提出することによって、その月にかかる医療費を限度額以上分は国が負担してくれる制度のようです。被保険者の収入額によって限度額が違うようですが、私の場合、旅の途上なので当然収入はゼロなので、どんなに医療費がかかっても1か月35400円、4回目以降は24600円以上払う必要がないらしいのです。何だか申し訳ないですが、制度を利用させていただくことにします。

手術が上手くいき、しびれのない身体を取り戻すことができたら嬉しいと思います。そして、なるべく早く中南米のバイクツーリングを再開したいと思います。

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