足かけ2年、ベトナム・カンボジア・ラオス・タイ・インドネシアと東南アジア各地をツーリングして撮りためたカブの写真をスライドショーで一挙公開します。
●バイクを借りたところ
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APA?情報センターのワヤンさんは日本語がとても上手で誠実な方です。バイクの他、いろいろな相談に応じてくれます。
住所 Jl.Sugriwa No59,Padangtegal kelod Ubud, 80571Bali – Indonesia
TEL (0361)800-1110&081-2395-7134
E-mail wayan_apa@yahoo.co.jp
営業時間 平日10.00am~6.00pm 日曜10.00am~2.00pm
定休日 ニュピ・ガルンガン・クニンガンの祭礼日
私たちが借りたのはホンダVARIOという110㏄のスクーター。1日1台50000インドネシアルピー(約500円)。
●ツーリングルート
●走行距離
バリ島 1065km
ジャワ島 891km
ロンボク島 455km
スンバワ島 261km
総走行距離 2672km
●ガソリン
1リッター6500インドネシアルピー(約65円)2013年7月現在
ガソリンスタンドがない場所でも、商店で瓶入りのガソリンが買えます。かなり僻地でも売っているのでガス欠の心配はなし。
●フェリー代金(バイクとライダー1名片道料金)
バリ島~ジャワ島 30分 16000インドネシアルピー(約160円)
バリ島~ロンボク島 約3~5時間 112000インドネシアルピー(約1120円)
ロンボク島~スンバワ島 約1時間30分 53000インドネシアルピー(約530円)
※バリ島を出るときのみ登録証の確認があった。バイクレンタルの際、登録証があるか要チェック。
●免許証
国際免許証は通用しないとの書いてあるインターネット情報もあるが、実際は2012年6月より通用するようになった。デンパサール日本領事館のホームページ参照。
4週間運転していたが免許証の提示を求められたのは、ジャワ島からバリ島へフェリーで渡ったバリ島側のフェリーターミナルを出るときの1度きり。
国際免許証が通用するようになったことを末端の警察官が知らない可能性があるから、デンパサールの警察署で旅行者用の免許証を取ることを勧めるインターネット情報もあるが、私たちは実際に走ってみて、その必要はなく国際免許証で十分と感じた。話のネタとしては、インドネシアの旅行者用免許所得も面白いと思う。
●交通事情
日本と同じ左側通行。ドライバーの運転マナーは、バイクの逆走などもあるが概ね良好。ヘルメットの装着率もタイ、ラオス、カンボジアよりは高いように感じた。しかし、走ってみた4島のうち、特にバリ島、ロンボク島は人口密度も高く、車やバイクの数も多く、都市部では交通渋滞気味。景色を眺めながらゆったりとしたツーリングを楽しみたいなら都市部は避けた方が良いと思う。
●宿事情
宿さがしはそれほど苦労しなかった。500円~1800円程度のところへ泊まった。安いのはロスメンと呼ばれる商人宿またはホームステイと呼ばれる民宿。ホームステイ形式の場合はトイレとマンディー(水浴び)が共同のことが多い。ホテルは1000円くらいからあり、朝食こみのことが多い。コーヒー農園が経営するホテルのエコノミールームが1500円、公共のバンガローが1800円だった。エアコンやホットシャワー付きの部屋となると2000円以上となることが多いようだ。WIFIが使える宿も多くなってきている。
●食事事情
全般にとても美味しかった。種類も豊富。ナシゴレン、サテなど、日本で知られているインドネシア料理の他に、一般的なのはナシチャンプルというご飯の上に数種類のおかずを乗せたものがある、迷ったときはこれが間違いがない。軽食では、バッソというスープにメンとつみれが入ったものや、ソトアヤムというチキンスープ、ミークワというラーメンがある。これらは50円~150円くらいで気軽に食べることができる。その他、ちょっと贅沢したいときは、アヤム・ベトゥートゥという辛い鶏肉料理や、スープ・ケパライカンという魚スープ、ルルーサテという魚のつくね、イカンバカールという魚の炭焼き料理が美味しかったのでぜひ試してほしい。これらは、1人前300円前後だった。
●酒事情
インドネシアは酒税が高い。ビールの大瓶が250円、小瓶150円。店で飲むと少し高くなる。地酒では、ブレムと呼ばれる米から作った醸造酒が買えることがある。600mlで100円ほど。ヤシの実から作るアラックも地酒で手に入ることもあるらしいが、残念ながら見つけることができなかった。酒屋では、酒造会社製のアラックが売っているが、1瓶1000円ほどと高い。
●かかったお金
バリ島往復航空券 1人約4万円
インドネシアで使ったお金 1か月2人で約16万円
●まとめ
今回インドネシアのバリ島、ジャワ島西部、ロンボク島、スンバワ島を巡りました。バイクで走って一番楽しかったのはジャワ島西部のブロモ山です。近郊の山々のツーリングも楽しいけれど、圧巻はブロモ山の外輪山の中のツーリング。砂地のオフロードを快走できます。南国ですが、ブロモ山は標高も高いので、行く人は寒さ対策もお忘れなく。私たちは長袖シャツに雨合羽で代用しました。
ジャワ島でもバイクをレンタルできるところはあるのかもしれませんが、バリ島やロンボク島の方がレンタルしやすいです。
レンタルバイクなら、誰でも気軽に海外でツーリングが楽しめます。ぽこけんを読んで面白そうだな、自分も行ってみようかな、という方がひとりでも多くなってくれれば幸いです。
クタという町に来ています。ここは、バリ島のなかでも最も騒がしく猥雑でしかも活気のある町です。
もともと、良い波を求めて世界中からやってくるサーファーと共に発展してきた町です。今は、安宿から高級ホテルまでよりどりみどり。安い食堂、レストラン、ブランドもののブティック、コンビニ、お土産物屋、日本の居酒屋、パブなど、なんでもかんでも所狭しと店が並ぶ大観光エリアになっています。原宿と歌舞伎町と湘南を足して3で割るとイメージに少し近づくかもしれません。
世界中から観光客が訪れるクタの中心部。数年前爆弾テロ事件が起きた場所でもあります。
雑踏の中の犬。犬たちはこの町をどんな風に見ているんでしょう?
土産物屋さんも客の目に止まろうと必死に個性を競っています。これは店先の水瓶に浮かべられた花びらのアート。
きのこいかがですか?なんて日本語で話しかけられたりもします。
海岸へ出ました。サーファーもいますがほとんどが初心者のようです。地元サーファーにレクチャー受けながらの体験コースが人気でした。いくらか聞いてみたら、レンタル代込みで50000IDR(約500円)だそうです。
これくらい波に乗れるようになるまでにどれくらいかかるんでしょうか?でも、サーフィンってボードさえあればタダだからお金がかからなくて良いスポーツですよね。そこは、登った分だけ滑るテレマークスキーと共通しています。
海岸ではフルーツ売りのおばちゃんがいっぱい。近づいてこられるとうるさいんだけど、遠くから見ている分にはなかなか風情があり良いものです。
そして、バイクを借りた町、ウブドまで走って、インドネシアツーリング終了!
事故もトラブルもなく安全に走りきれて良かったです。
インドネシアの面白いところは、島ごとにそれぞれ個性がはっきりしていて、まるで別の国を旅行しているような気分になれること。それでいて、共通語のインドネシア語はどこででも通じるので、覚えると楽しいだろうな、と思いました。今回時間切れで行けなかったスンバワ島の東の島々へも行ってみたいし、パプア島、スラウェシ島、カリマンタン島、スマトラ島もツーリングしてみたい、インドネシアは広くて奥が深くて1年旅行しても見切れないかもしれないですね。
私たちもいつかまた、インドネシアを再訪します、次ももちろんバイクで。
これを読んで興味を持った方がいたら、ぜひ、インドネシアツーリングへ行ってみてください。
インドネシアツーリングの詳細な情報はこちらをどうぞ。
この後、ぽこはツーリングマップルの仕事があるため帰国。
けんいちは、マレーシアで3日過ごしたあとスリランカへ飛んで1か月間の予定でツーリングです。
スリランカツーリングのレポートも随時ホームページぽこけんにアップしていきますので、お楽しみに!
インドネシアの旅もあとわずか。見残した観光地、ブサキ寺院を見学し、デンパサールでお土産を買って、空港へも近いクタビーチへ進みます。
パダンバイの海岸を朝、散歩中に見かけた犬。この犬も夜遊びすぎたのでしょうか、まだ寝ています。バリ島の犬はほとんど皆、首輪をしています。人間に餌をもらってかわいがられています。
午前中天気が良く、午後は下り坂というパターンが多いので、朝から有名観光地であり、バリヒンドゥー教の総本山、ブサキ寺院へ行きました。後ろに見えているのはバリ島最高峰のアグン山(3142m)です。山がくっきり見れてやはり、朝来て正解でした。天気も良く最高なのですが、うるさく付きまとう約10人ほどいた自称ガイド、には閉口してしまいました。ガイドはいらないと言っているのに、勝手に値段を下げて、いったいいくらならいいんだ!と怒り出すガイドや、ガイドを雇わない客は寺院に近づくなという者までいるしまつ、君らみたいのは初めてだ、と捨て台詞まで吐かれてしまいました。回りの観光客を見ると、確かに皆ガイドを雇っているようです。入場料はきちんと払っているのに、なぜ、さらにガイドを雇わねばならないのか不思議でなりませんでした。
デンパサールへ向かう途中、急にスコールのような雨が降ってきました。すぐ横に食堂があったので、ちょうどお昼時なので入って雨をやり過ごすことにします。こちらとしては、ナシゴレンでもナシチャンプルでもバッソでも何でも良かったのですが、そのどれもこの食堂では出していないようなのです。
ある料理は「スープケパライカン」と「ルルーサテ」のみとのこと。インドネシアへ来て1か月弱になりますが、どちらも聞いたことがない料理です。しかも、その料理しか出さない専門店のようです。
専門店というと、バリ島西部でアヤムバトゥートゥの専門店で感動的に美味しい料理にありつけた経験があるので今回も期待できるかなと思い、その、「スープケパライカン」と「ルルーサテ」を注文してみました。
結果は大当たりでした。スープケパライカンというのは魚のスープでした。スープがただ辛いだけではなく、何種類ものスパイスを使った深みのある味、魚も白身でコリコリとしていて美味しかったです。
ご飯と魚スープだけでも十分満足なのですが、このルルーサテがまた絶品です。魚のつくねを炭火で焼いたものにオリジナルのサンバルを付けて食べます。インドネシアうまいもの第1位の座にあったスンバワ島のイカンバカールが軽く抜かれてしまいました。明日から3日間3食これでも文句は言いません。実に美味いです。2人で50000IDR(約500円)。
偶然出会った美味いものに感謝。いや元をたどればスコールのような雨に感謝です。
その後、デンパサールのアートセンター近くにある「クリシュナ」というお土産屋さんで買い物。この店はバリ舞踊を習うため、ウブドに5年間住んでいる方から教えてもらったお店。バリ島お土産界の超穴場店です。
広い店内にはありとあらゆるバリ島土産が所せましと並んでいてそのどれもが定価、しかも格安で売られています。いちいち値段交渉する手間もなく、欲しいものを買い物かごに入れて最後にレジで支払えばOKです。まるで、お土産品のスーパーマーケット。なぜ、そんなに安くて定額なのかといえば、お客さんの多くは、大型バスで乗り付ける、インドネシア各地からの修学旅行の学生さん。お店としては、このようなシステムの方が都合が良いのでしょう。
私たちも、あれやこれやと両手に持ちきれないほど買ってしまいましたが、そのひとつを紹介します。これ、いったいなんでしょう?
竹でできた風鈴です。竹の長さがそれぞれ違うので風が吹くとガムラン音楽のような和める竹の響きが聞こえます。これが、定価たったの11000IDR(約110円)です。普通のお土産屋さんでは同じ商品を何時間粘ってもこの値段では売ってもらえないと思います。
たくさんのお土産をたずさえ、空港へも近い、クタビーチへやってきました。明後日のフライトが朝6時と早いので、クタからタクシーを拾うのが都合が良いのです。あとは、ギャップを感じるのも旅の醍醐味、クタを一度見てみたいという気持ちもありました。インドネシア入国以来、もっともインドネシアらしくないと感じた町がここクタです。世界中から観光客がやってくる24時間眠らない町です。タイのパタヤもすごかったけど、クタも負けてないと思いますよ。
明日は4週間お世話になったバイクをウブドへ戻しに行きます。
昨日、ロンボク島のクタビーチ沿いの道を歩いていると、商店の一角にビニール袋に入った液体が売られているのを見かけました。店の人に尋ねると何とライスワインと言うではありませんか!こちらの言葉で「ブレム」というそうです。
これがそのブレムです。日本のどぶろくというよりは韓国のマッコリに近い味でした。アルコール度数はビールよりは強いけど日本酒やワインよりは弱く、7~8%くらいに感じました。1袋600mlで10000IDR(約100円)。あくまでも作るのも販売するのも違法でしょうけど、ビールの大瓶が250円くらいと、酒税の高いインドネシアではありがたい存在です。
朝、クタビーチを散歩しているときにいたワン達。あまり人懐っこくはなくて、一定以上近づくと逃げてしまいます。
朝まだ早い時間なので人間より犬の方が多いクタビーチ。朝から寝ているワンもたくさんいました。というより、涼しい夜の間遊びまわって、暑くなるこれからの時間に寝るのかも。
3泊したクタビーチを出て、今日はバリ島へ戻ります。ビーチはのんびりするには良いし、どこへ行っても英語が通じて便利だけど、3日もいると退屈してしまいます。料理が高いのに不味い(無理に外国人が好むようアレンジされてしまっている)のも、こういう場所があまり好きになれない理由でもあります。
港へ向かう途中、市が立っていたので見物。なんと、ここにもあのライスワイン、ブレムが売っているではありませんか!イスラム教なのに、お酒飲むんですね。中東やアラブよりお酒に対して規制が緩いようです。そういえば、トルコは周辺の国に比べてお酒が買いやすかったなぁ。
フェリーでバリ島へ着きました。行きは3時間だったのに帰りは5時間かかりました。潮の流れの関係でしょうね。
バリ島へ来ると雰囲気がガラリと変わります。お寺からガムラン音楽が聞こえてきて、路地をバイクで走り抜ければお香の匂いが漂ってきます。女性で髪を隠している人が少なくなり、サロンを巻いた男性が多くなります。
パダンバイという港町、行きに泊まったのと同じ宿パラタインに80000IDR(約800円)朝食付きで泊まることにします。
夕食です。パダンバイの海沿いのレストランは高いし味も期待できなそうなので、フェリーターミナルを挟んで反対側のイスラム人居住区まで歩いて行って食堂でナシ・チャンプルを食べることにしました。フライドチキンと野菜料理が3品とテンペが付いて10000IDR(約100円)。作り置きしてあるやつを乗せるので冷めているのが残念ですが、味は良かったです。久しぶりにたっぷりと野菜を食べれて満足。
例のブレム(ライスワイン)が残っているので、夕食の帰り道、おつまみにサテアヤム(焼き鳥)を買って帰ります。10本で10000IDR(約100円)。
クタビーチからバイクで10分、ササッ人の伝統家屋が残るという村へ行ってきました。伝統集落といっても、観光バスが乗り付けて見学するような、民族村のようなところです。入場料は寄付になっていましたので、ひとり10000IDR (約100円)ずつ払って中へ入りました。
さすがに、伝統的な作りのかやぶき屋根の建物は見応えがありました。バリ、ジャワ、スンバワでも見たことのない形の屋根です。村の中は迷路のように入り組んでいて、茅葺屋根の家で普通に人が生活しています。覗いて見て回るのが何となく悪い気もしてきますが、寄付金が村の収入にもなっているのでしょう。
また、織物を織って売っていたり、お土産を売って収入にしていました。
午後、クタビーチに戻ってから、引き潮の海岸を歩いていると、このような樹木を発見。そういえば、海の中に生えている木があって珍しいなと思っていたのですが、今までは満ち潮の状態でしか見たことがありませんでした。樹木の回りの根っこが針のように地面から突き出ている不思議な形にびっくりです。
今日と明日は連泊の予定、きれいな海の横のバンガローで旅の疲れを癒しながら、写真や記事の整理などをし、のんびりくつろごうではないか!という魂胆であります。
クタビーチのメインストリート。泊まっているアンダバンガロー前です。午前中いっぱいパソコン作業だったので、昼食を兼ねて通りに出てみます。
定番のバッソ屋で昼食。こちらは毎日バッソばかりで、バッソのプロフェッショナルになるんじゃないか、と心配するくらいなのに、店のお兄さん、サンバルを指さしてこれ辛いから気を付けてね、なんて注意してくれます。そんな当然のことを忠告してくれる心使いが嬉しい、おお、観光地に来ているんだな、と実感できます。昼食後、海を散歩、国内からの観光客が海を見学にきています。クタビーチは、ちょと他にはないくらいの遠浅の海岸、そのため、薄いブルーの色がずっと遠くまで続いていてとてもきれいなんです。ここの海は外国人だけじゃなく、インドネシア人が見てもとてもきれいと感じるそうです。
一旦、宿に戻ってから今度はクタビーチの2つ隣にあるタンジュンアンビーチへ向かいます。途中、水牛の群れとすれ違いました。
タンジュンアンビーチへ行く途中にあった魚のモニュメント。
タンジュンアンビーチはお店などもなく、ゴミも少なく、クタより砂浜の色が白いので、より海の色がきれいな海岸でした。
スンバワ島の東には、コモド島、フローレス島、スンバ島、ティモール島、さらに東にはパプア島が連なっています。
あの先には、どんな人たちが暮らしていて何があるんだろう?自分が当たり前と思っていた常識とは違う、何かびっくりするようなものがあるんじゃないか?行ってみたい、見てみたい、触れてみたい、というのが自分の旅の原動力になっています。このままバイクとフェリーを乗り継いで、スンバワ島の東へ、どこまでも、どこまでも行ってしまいたい気分です。
バリ島の魅力は、独自の宗教感、維持してきた芸術文化の高さ、工芸品や織物の美しさ等々、上げればきりがありませんが、ジャワやスンバワの魅力はごく普通の人たちが当たり前に暮らしているインドネシアの島、ということにあります。その普通が、島が変わると、民族、家の作り、食べ物、音楽などの文化がちょっとずつ違います。島から島へ渡ってそれぞれの人の暮らしを見ながら旅を続けられたら、どんなにいいかと思いますが、帰る日の問題があり、そうもできません。
スンバワを折り返し、バリに戻らなければ。東に浮かぶ島々はいつか必ず訪れたいと思います。
スンバワ島のラブアンタノから、ロンボク島のラブアンロンボクへ戻るフェリーです。
ガソリンスタンドのトイレに入ろうとすると、サンダルを脱ぐよう注意されてしまいました。なるほど、イスラム教の礼拝所とトイレが一緒になっているから脱がなければいけないわけですね。
ロンボク島の田舎道をトコトコ走っていると、後輪の空気が抜けてしまいました。実は今日2回目、数日前に交換したチューブのムシ部分がどうも不良品だったようで、パンクではないのに空気が少しずつ抜けてしまいます。修理屋さんで、新しいチューブと交換してもらいました。50000IDR(約500円)。
ロンボク島南部にあるクタビーチというところへ来ました。思っていたほどツーリストも多くなく、静かな環境で海もきれいです。
1軒目にのぞいた、アンダバンガローというところで不足もないのでそこに決めます。1泊2人で12500IDR(約1250円)、WIFIと朝食付き。
海岸には犬がたくさんいます。ジュースのコップのようなものを喜んでガジガジしています。
首輪はしていませんが、何となく皆で餌をあげて飼っている感じです。
海岸にはお土産物売りがたくさんいますが、インドネシア人観光客の方へばかり売りに行って、私たちの方には来ません。外国人は財布の紐が固いことを知っているのでしょう。わずらわしくなくて良いですが、全く来ないのも寂しいものです。来ても買いませんけど。
宿のレストランで夕食。ナシゴレンです。30000IDR(約300円)。宿のレストランでビールを飲みながらWIFIに接続して、3日分書き溜めたブログ記事を一気にアップ!いやぁ、快適快適。スンバワとは大違いだなぁ。もう、スンバワが懐かしくなってきた。絶対またいくぞー!
今日はスンバワベサールを起点に日帰りツーリングに行ってきます。
でもその前に、今の宿があまりに汚すぎるし、窓もなく閉塞感があるのでできれば引っ越ししたいなと思い、朝食がてら町を歩いて宿を物色します。ホテルではなく「ロスメン」と小さな看板しか出していないところも何軒か見つけました。そのうちの一軒がここ。「サウダラロスメン」昨日の「ディアンホテル」より随分きれいだし、部屋に窓もあってしかも安い。50000IDR(約500円)。今日はここに泊まることにします。もちろんWIFIはありません。
海の方角へ走っていくと、アスファルトから土の道に変わり、どんずまりのラブアンイジュコという村に着きました。
何だか村の奥から楽しそうな音楽が聞こえてきます。そして、着飾った人たちが乗ったトラックが何台も村の奥の方へ進んでいきます。
おいでおいでと、手招きされ私たちもバイクで村の奥へ入ってみると、楽しそうな音楽の会場は結婚式でした。ご飯でも食べてってと言われましたが、丁寧にお断りして帰ってきました。
この先、道はどこへも通じてないので、一旦スンバワベサールへ戻ります。
今日はちょっとおしゃれなファストフード店ぽい、バッソとフルーツジュースの店。メニューも写真で選べるし、値段も書いてあるので安心です。ミーアヤム8000IDR(約80円)とパイナップルジュース6000IDR(約60円)を注文しました。
午後はサリパーアテ海岸方面へ行ってみました。海岸で釣りをしている兄弟がいました。砂浜で1センチくらいの小さなカニを捕まえ、エサにして、サヨリをたくさん釣り上げています。仕掛けはペットボトルに釣り糸を巻いてその先におもりと針があるだけのシンプルなものですが、上手いものです。
わたしも釣り道具を持ってきたのでやってみることにしました。お兄さんの方は釣りで忙しそうなので、裸の少年に弟子入りして、まずは、カニの捕り方から教えてもらいます。カニはすばしっこくてなかなか捕まりませんが、追いかけて砂浜の穴に逃げ込んだときがチャンスです。10センチも掘り返すと捕まえられます。
ようやく、カニの捕まえ方のコツをつかんできましたが、今度はさっぱりサヨリが掛かってくれません。裸の師匠に気の毒がられるので、何とか1匹だけでも、と焦りますがダメでした。お兄さんはさすがに上手です。60センチくらいはあるのでは、という大物も釣り上げました。
坊主だったのは残念ですが、子供たちと楽しいひとときを味わうことができて満足です。
海岸沿いにある商店で休憩。今回初めてヤシの実を注文してみました。氷やシロップも加えて飲みやすくしてくれます。6000IDR(約60円)。せっかく南国へ来ているんだからたまには飲んでみるのもいいなと思いました。
町には車が通れないような路地がたくさんあり、夕方散歩に行ってみました。自転車で遊んでいた女の子たち。写真を撮ってと付いてきました。